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9/18【DDT】秋山&鼓太郎が大仁田組との電流爆破戦制してアジアタッグ奪取 10・7三条でヨシ・タツ&大森?男とのV1戦が決定

 『DRAMATIC EXPLOSION 2023』が18日、愛知・名古屋国際会議場イベントホールで行われ、秋山準&鈴木鼓太郎組が電流爆破デスマッチで大仁田厚&ヨシ・タツ組を破り、アジアタッグ王座を奪取。ジャイアント馬場さんの故郷の新潟・三条(10月7日)でヨシ・タツ&大森隆男との初防衛戦が決まった。

 9年ぶりとなるDDTマットでのアジアタッグ王座戦で王者・大仁田&ヨシ・タツに秋山&鼓太郎の師弟タッグが挑戦した。試合形式は「電流爆破バット&ボードタッグデスマッチ」。王者組の奇襲を合図に大仁田と秋山、ヨシ・タツと鼓太郎が場外で大乱闘を展開し、リングに戻ると秋山がフロント・ネックロックで大仁田を絞め上げた。

 ヨシ・タツに救出された大仁田は鼓太郎に毒霧を噴射。ダブルアームスープレックスで攻め立てた。さらに大仁田がコブラツイストを決めると、逃げ場のない鼓太郎にヨシ・タツが爆破バットを一閃。好機と見た大仁田とヨシ・タツは電流爆破ボードを設置し、ダブルブレーンバスターを狙ったものの秋山が阻止。鼓太郎とのダブルブレーンバスターで大仁田をボード上に叩きつけた。

 起爆スイッチを押していなかったため爆破できなかったものの、秋山は大仁田の毒霧をヨシタツに誤爆させて流れをつかんだ。視界を奪われたヨシ・タツをエクスプロイダーでぶん投げると、鼓太郎とともに爆破バットサンドイッチ攻撃をさく裂。秋山がカバーに入って3カウントが叩かれた。

 この瞬間、7ヵ月以上続いた大仁田&ヨシ・タツ政権に幕。秋山&鼓太郎が第120代アジアタッグ王者となった。鼓太郎は3度目、秋山は4度目の戴冠。2014年に第94代王者となった入江茂弘&石井慧介以来、9年ぶりにDDT所属選手が日本最古のベルトを手にした。

 潔く負けを認めた大仁田は秋山&鼓太郎と握手。マイクを持った秋山は「大仁田さん、いい経験させてもらいました。ありがとう」と感謝し、「全日本、俺らが獲ったから、もう電流爆破じゃない。バリバリのプロレスをやりに来い。しっかりやりに来いよ」とアジアタッグの正常化を宣言し、全日本勢からの挑戦者を募った。

 バックステージでも秋山は「全日本、お前らができないことを俺らがやったんだ。しっかりプロレスやろうぜ。この格好じゃない。シューズ、タイツ、それで来い。いつでも受けて立ってやる」と豪語。一方で「全日本じゃない、このDDTの中でもやりたいヤツ言えばいい」と団体内からの挑戦も歓迎した。

 そこへヨシ・タツがやってきて「秋山さん、勝手なこと言うんじゃないって。全日本のベルトだって」と主張。秋山が「電流爆破は電流爆破で認めてる。だけどアジアは違う。これは今から上に行こうって人間がしのぎを削るベルトだよ」と言い切ると、ヨシ・タツは「俺はまだ上を目指してるんだよ。電流爆破をアジアでやらないって言うなら、普通の試合形式でいいよ。俺が絶対取り戻す」と宣言。秋山も受けて立つ構えで「誰か連れてこい!」と要求した。

 大会終了後、ヨシ・タツがパートナーに秋山の同期で元同王者でもある大森を指名し、10・7三条でのアジアタッグ王座戦が緊急決定。秋山は師匠・ジャイアント馬場さんのお膝元で初防衛戦を迎えることになった。

 一方、今年2月の戴冠以来、7ヵ月半にわたってアジアタッグをかけた電流爆破戦を7度も行ってきた大仁田は「負けは負けとして認めるけど、貸しておくだけ。利子つけて返してもらう」と奪回を見据えた。

 そして小嶋斗偉が負傷欠場中の勝俣瞬馬とともに大仁田の前に現れ、「電流爆破を大将とタッグを組んでやりたいです」と熱望。大仁田は「若いヤツらに電流爆破を継いでもらいたい。だから、この3人で頑張っていこう」と快諾し、DDO(ドラマチック・ドリーム・オーニタ)での共闘継続を誓い合った。


☆10/7(土)新潟・三条市厚生福祉会館『God Bless DDT 2023 TOUR in SANJO』16:30開場、17:00開始

▼アジアタッグ選手権試合
[挑戦者]
ヨシ・タツ
大森隆男
vs鈴木鼓太郎
秋山準
[第120代王者]
※秋山&鼓太郎初防衛戦
※PWFルールを適用

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