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9/24【新日本】辻及ばずオスプレイが激闘制してUS王座V1 ザック表明で英国対決浮上

『DESTRUCTION in KOBE』神戸ワールド記念ホール(2023年9月24日)
IWGP US(UK)ヘビー級選手権試合 ○ウィル・オスプレイvs辻陽太×

 オスプレイが激闘の末に辻を退け、US王座初防衛に成功。試合後、ザック・セイバーJr.が挑戦を表明し、英国対決によるV2戦が浮上した。

 6・26トロント大会でケニー・オメガを破ってUS王者となったオスプレイはUK王座化を宣言。戴冠から3ヵ月、この日初防衛戦を迎えた。挑戦者は辻。8・13両国大会でオスプレイに直接勝利して挑戦を表明。6・4大阪城大会でIWGP世界ヘビー級王者・SANADAに挑んで以来のシングル王座挑戦となった。

 トペスイシーダで先制した辻はオスプレイがフェンスからのピッピーチェリオで反撃しても、フォスベリーフロップで応戦。タイム・イズ・オーバーを敢行した。オスプレイもハンドスプリングレッグラリアット、ピッピーチェリオで応戦するものの、辻はカーブストンプでやり返した。

 その後もブレーンバスターボムを決めた辻の攻勢が続いたが、ジーンブラスターはオスプレイが食い止めた。スパニッシュフライ、サイレントウィスパーをさく裂。スーパーオスカッターで一気に巻き返した。

 引かない辻はオスカッターを阻止して再びカーブストンプを敢行。オスプレイがスパニッシュフライ、オスカッターで押し返そうとしても、ストームブレイカーは辻が決めさせず。ジーンブラスターを放った。ニアロープで3カウントを奪えなかったものの、辻は止まらず。掟破りの逆ストームブレイカーを敢行し、再びジーンブラスターを発射した。

 するとオスプレイはヒドゥンブレードで迎撃。掟破りの逆ジーンブラスターを決めた。ストームドライバー93で追い討ちをかけると、辻が足をふらつかせながらも不敵な笑みで立ち向かってきたが、オスプレイはヒドゥンブレードを顔面にグサリ。すかさずストームブレイカーを爆発させて3カウントを奪った。

 オスプレイが27分51秒の激闘の末、辻を破ってUS王座初防衛を果たした。試合後、大の字のままの辻に向かって拍手を送ったオスプレイはグータッチを交わすと「辻、お前は素晴らしい。新日本の未来は安泰だ。アリガトウゴザイマシタ」と称えた。

 そこへやってきたのがザック。「オスプレイちゃん、お前の次の挑戦者は俺」と日本語で宣言すると、「俺とお前が最も優れたイギリス人プロレスラーであることは揺るがない事実だ。そのベルトをかけて、どちらが最高のプロレスラーか突き止めよう」と挑戦を表明した。

 UK王座への改称を主張しているだけに、ザックとの英国対決はうってつけといえ、ザックは受諾。さっそく両者はヒドゥンブレードとザックドライバーを狙い合い、タイトルマッチへ向けてけん制し合った。「俺は世界で最高のプロレスラーで、俺の名前はウィル・オスプレイ。俺はレベルが違うんだ!」と豪語して神戸大会を締めたオスプレイは英国対決を突破してでUK王座化への道を突き進む。

プロ格 情報局