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10/29【新日本】キングストンがHENAREとの激闘制してSTRONG王座V6 小島迎撃へ

『Fighting Spirit Unleashed』アメリカ・Sam's Town Live(2023年10月28日)
STRONG無差別級選手権試合 ○エディ・キングストンvsHENARE×

 キングストンがHENAREとの激闘を制してSTRONG王座6度目の防衛に成功。この日、ナンバーワンコンテンダー戦を制した小島聡を11・10ダラス大会大会で迎え撃つことが決定的となった。

 HENAREが8・12両国大会でキングストンを襲撃し、STRONG王座挑戦を表明。この日、ラスベガスの地でタイトルマッチを迎えた。両者は7・23長野大会でキングストンが勝利したG1公式戦以来3ヵ月ぶりの再戦となった。

 悲願のシングル王座初戴冠に燃えるHENAREはフロントハイキック、キリモミ式ジャンピングハイキックで先制。場外戦でもボディブローやヘッドバットを打ち込んだ。キングストンがラリアットで応戦しても、ボディブローでお返し。サッカーボールキック、セントーンの連続攻撃を浴びせ、ミドルキック連打で蹴りまくった。

 守勢に回ったキングストンだったが、マシンガン逆水平で反撃を開始。エクスプロイダーでぶん投げる。HENAREも負けじと飛びヒザ蹴りをカウンターでさく裂。アルティマで捕らえると、フルネルソンバスターで叩きつける。マオリ伝統のハカで自らを鼓舞すると串刺しジャンピングニー、ランペイジ、ランニングローキックの猛攻に出た。

 キングストンもStreets of Rageを決めさせず。起死回生のバックフィスト・トゥ・ザ・フューチャーをぶち込んだ。HENAREもすぐさま飛びヒザ蹴りで応戦。2発目のバックフィスト・トゥ・ザ・フューチャーを食らっても、ノーモーション頭突きをぶち込んだが、キングストンはみたびバックフィスト・トゥ・ザ・フューチャーをさく裂させた。

 「エディ」コールの中、両者は逆水平とエルボーのラリーを展開。キングストンがバックフィスト・トゥ・ザ・フューチャーで競り勝つ。すかさずデンジャラスバックドロップ、ハーフネルソンスープレックスと王道殺法を連発すると、バックフィスト・トゥ・ザ・フューチャーを連発してHENAREに引導を渡した。

 キングストンが激闘の末にHENAREを下し、STRONG王座6度目の防衛に成功した。試合後、「エディ」コールの大合唱の中、次なる挑戦者が現れた。この日の第1試合でジェフ・コブ、アレックス・コグリン、フレッド・ロッサーとのナンバーワンコンテンダー4WAYマッチに勝利した小島だ。「おめでとう、ミスター・エディ・キングストン。お前はとても強い」と英語で祝福した小島は「だが、俺はパンが好きだ。テキサス州ダラスでお前をぶちのめしてやる」と宣戦布告すると、キングストンも「テキサスで会おう」と呼応。11・10ダラス大会でのタイトルマッチが決定的となった両者は握手を交わした。

【HENAREの話】「OK……正直、この試合ではエディに勝てると思っていた。G1でも、ロンドンでも同じように勝てると思っていた。でも昨夜(記者会見で)お前は俺にこう言ったな? 俺はお前を殺すことは出来ないって。そして俺はこの試合で死ぬ気で勝つと言った。でも俺は王座のためにお前に勝とうとしたのではなく、お前を殺すつもりでいた。これが俺のミスだったようだ。ここラスベガスのファンたちはそれを教えてくれた。そしてお前は俺を殺そうとした。母国NZにとっては悲しい1日だ。リーグ(ラグビーW杯決勝で南アフリカに敗退)も負けて、そしてここラスベガスでの俺がお前との対戦に負けた。だがな、エディ。お前は世界中の複数のプロレス団体に顔を出して、レベルの底上げをしている。来年のG1にも出場して欲しいし、もっと日本に来ることを願ってる。俺も力を底上げしたい。貸し借り抜きで切磋琢磨したい。結局、俺たちは、ただの二人の男だ。お前はストリート出身で、俺は植民地のクソダメ出身だ。だからアメリカのファン、日本のファン、俺たちをリスペクトしてくれるファンの前で、またシングル戦をやろう。おい! それまでにそのタイトル(STRONG無差別級王座)もしくは別のタイトルであったとしても、次回までしっかり守っておいてくれ。エディ、今日、お前は俺のマナ(マオリ語で力の意味)と共にいるよ。CHUR BRA…」

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