プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

10/29【新日本】ヒクレオ&ファンタズモがSTRONGタッグ王座V1 ネルソン&アイザックスが襲撃で挑戦表明

『Fighting Spirit Unleashed』アメリカ・Sam's Town Live(2023年10月28日)
STRONG無差別級タッグ選手権試合 ○エル・ファンタズモ&ヒクレオvsランス・アーチャー&アレックス・ゼイン×

 ヒクレオ&ファンタズモがアーチャー&ゼインを退け、STRONG無差別級タッグ王座初防衛。試合後、ジョレル・ネルソン&ロイス・アイザックスが王者組を襲撃し、挑戦を要求した。

 10・9両国大会でアレックス・コグリン&ゲイブ・キッドを破ってSTRONGタッグ王座を奪取したヒクレオ&ファンタズモ。AEWの“モンスター・ソース"アーチャー&ゼインからの挑戦状が届き、この日、初防衛戦を迎えた。

 先手を取ったのは挑戦者組。アーチャーが空中胴締め落としをヒクレオに見舞うと、ゼインをヒップトスで投げる人間爆弾攻撃を敢行。ゼインが延髄斬り、トラースキックを立て続けに見舞った。ヒクレオもショルダースルーでゼインを高々と投げ飛ばして鎮圧。ファンタズモがゼインにロープに飛び乗ってのダイビングボディアタック、アーチャーにプランチャ、ゼインにスワントーンボム→ライオンサルトと空中殺法を矢継ぎ早に繰り出して巻き返し、「ELP」コールを起こした。

 勢いづくファンタズモはロープ渡りを披露したが、これはアーチャーの十八番。トップロープ上からファンタズモを叩き落としたアーチャーはダイブ式背面アタックを敢行。ゼインがローリングフェースバスターで追い討ちをかけると、ゼインがローリングギロチン、アーチャーがラリアットを立て続けに叩き込んだ。ヒクレオがラリアットでアーチャーを場外に叩き落とし、ヒクレオのフロントハイキック、ファンタズモのスピニングバックブリーカーがゼインに決まったが、ファンタズモがコーナーに上がったところにアーチャーが飛びヒザ蹴りをグサリ。ゼインが雪崩式フランケン、アーチャーがチョークスラム、ゼインが合体ムーンサルトと波状攻撃に出た。

 ならばとヒクレオが高速パワースラム、ゴッドセンドでアーチャーを排除。ファンタズモがサドンデス、ヒクレオがゴッドセンドとゼインを追い込むと、最後は合体技スーパーサンダーキス'86をズバリと決めて3カウントを奪った。

 ヒクレオ&ファンタズモが苦戦の末にSTRONGタッグ王座初防衛に成功した。試合後、“ウェストコースト・レッキングクルー"ジョレル・ネルソン&ロイス・アイザックスが二人を襲撃。ローブローを同時にお見舞いすると、苦もんするヒクレオとファンタズモに向かって挑戦を迫った。バックステージで「お前らが今まさに見たもの! 俺たちは本物のタッグマッチを制したぞ!」と勝ち誇ったファンタズモは「次にまた俺たちのことを背後から襲うなら、殴って血まみれで(リングに)置き去るくらいにしろよ! 俺たちからこのブルーボーイズ(ベルト)を奪いたいなら、2人のエリートレスラーがとんでもないエリートタックチームを組むことになるぞ!」とネルソン&アイザックスへの報復を宣言した。

 ヒクレオファンタズモが見据えるのは2024年1・4東京ドーム大会。その前に次期シリーズで開催される『WORLD TAG LEAGUE』を制覇するつもりで、「『WRESTLE KINGDOM』に行き、IWGPヘビー級タッグ王座も一緒に獲得したい!」とドームの大舞台でタッグ2冠王に君臨する青写真を描いた。

【試合後のヒクレオ&ファンタズモ】
▼ファンタズモ「ケツをやりやがった。後ろからジャンプしてきて。俺たちが本物のタッグチームじゃないなんて言うが、お前らが今まさに見たもの! 俺たちは本物のタッグマッチを制したぞ! このクソ野郎が。まあ実際のところ、お前らは正しいよ。俺たちは正式なタッグチームじゃないが、そんなのは関係ない。俺たちはファミリーなんだから。今年この大変なことを俺たちはやってきた。ファミリーは何をするのか? 互いに励まし合い、助け合う。俺たちの宝石が輝き続けていることを確認するのさ。次にまた俺たちのことを背後から襲うなら、殴って血まみれで(リングに)置き去るくらいにしろよ! 俺たちからこのブルーボーイズ(ベルト)を奪いたいなら、2人のエリートレスラーがとんでもないエリートタックチームを組むことになるぞ! このクソ野郎が!」

▼ヒクレオ「お前らはムカついてるんだろ?」

▼ファンタズモ「クソ酷くな!」

▼ヒクレオ「それにしても、お前らは誰なんだ? (ファンタズモに向かって)あいつらの名前は?」

▼ファンタズモ「WCWC 40」

▼ヒクレオ「東、南海岸、北のこと? ま、どうでもいいよ」

▼ファンタズモ「西海岸。俺は西海岸。ヤツは東海岸だ。誰も俺たちが西海岸から来たなんて気にしないな。スヌープ・ドッグ以外は。お前はスヌープ・ドッグじゃないし、俺も違う! だが、ランスよ、タコベルよ」

▼ヒクレオ「モンスター・ソースのヤツらか」

▼ファンタズモ「モンスター・ソース。あいつらは面白かったな。ああ、またやるぜ。オー・マイ・ゴッド。もう一度やってやる! 『WORLD TAG LEAGUE』がやってくる。俺たちが参加するかはまだわからない。あいつらが参加しているかもわからない。2ブロック制なのか、3ブロック制なのか、1ブロック制なのかも知らん。新日本プロレスがツイートするまではわからんのだ! お前たちと同じなんだよ! 俺たちは同じタイミングで知ることになる。だが! ファミリーのタッグチームとして『WRESTLE KINGDOM』に行き、IWGPヘビー級タッグ王座も一緒に獲得したい! モンスター・ソース、タッグリーグに行きたいか? 俺たちは行きたいぞ。日本でぜひもう一度やりたいもんだ」

▼ヒクレオ「そうだな」

▼ファンタズモ「なぜなら、お前たちは俺たちのボールを傷つけなかったからな」

▼ヒクレオ「だが、お前たちはバートとアーニーを傷つけた」

▼ファンタズモ「バートとアーニーをだ。クソっ。バートとアーニーをだよ! なんだ、ハロウィンの週末は何をするつもりだ? バートとアーニーを攻撃するのか?」

▼ヒクレオ「それは恥ずべきことだな」

▼ファンタズモ「恥ずかしいぜ。自分が何をしたか考える必要があるな。神がそれを許すかどうかはわからないぜ、ランス。祈った方が良いな。そうしたら神は許してくれるだろう。バートとアーニーをぶちのめすとは」

▼ヒクレオ「それまではな、次はダラスか?」

▼ファンタズモ「そうだ、ダラスだ! だが今はセサミストリートに行くぞ!」

▼ヒクレオ「イエイ! 俺のボールが……」

▼ファンタズモ「俺のボールは大丈夫だ。お前のは表面積が大きいからな」


【試合後のアーチャー&ゼイン】
▼アーチャー「聞いてくれ。自分のキャリアの多くを、特にここ数年は、この“ケツキック・モンスター"としてやってきた。これはこれからも変えるつもりはない。だが今はアレックスとここで“モンスター・ソース"として一緒にやっている。俺はただ楽しい時間を過ごしたいだけなんだ。ケツを蹴って、名を受け継ぎ、王座を獲得して、ただ楽しくやりたいだけだ。とてもシンプルな公式だろう? 誰もが次に何が起きるか知りたがっている。モンスター・ソースにとっての次は何か。俺たちはNEW JAPAN STRONGタッグチームのタイトルを取れなかったからな。だがどうだ? ワールドタッグリーグが近づいてきた。知ってるか? 皆が何を望んでいるかなんて知らん。俺たちはやってくる。俺たちはワールドタッグリーグに出場するぞ。そして俺が今まで日本でやったことのないことをやるつもりだ。それはワールドタッグリーグで優勝すること。KS、ONE WORLD、IWGPタッグチームチャンピオンシップ。何度も、そう3度も優勝した。チャンピオンに次ぐチャンピオンだ。すげえケツ、すげえケツ。上手く話すことさえできん。ワールドタッグリーグとモンスター・ソースの準備がちょうどできたところで、かなり興奮しているんだ! ワールドタッグリーグで優勝したい! モンスター・ソースとして、俺にとっては4度目、こいつにとっては初めてのIWGPタッグ王座を獲得したい! そうやって最高に楽しい時を過ごそうぜ! 気分はどうだ? アレックス」

▼ゼイン「肋骨をやられた気がする」

▼アーチャー「痛いか?」

▼ゼイン「ああ、少し痛いな」

▼アーチャー「オーケー」

▼ゼイン「だが勢いを奪うことはできないぞ」

▼アーチャー「痛みは消えるさ」

▼ゼイン「ああ、なくなるよ」

▼アーチャー「一時的なものさ」

▼ゼイン「その通りだな」

▼アーチャー「体から抜けてくものだ」

▼ゼイン「まだ抜けていないけどな」

▼アーチャー「アハハ、抜けるさ」

▼ゼイン「だがな、一時的でないものがモンスター・ソースなのさ! 新日本プロレスで3度目のタッグマッチだった。まだたった3度目だ」

▼アーチャー「イチ、ニ、サン」

▼ゼイン「ランスが言った通り、誰が望んでいるか、誰が望んでいないのか、俺たちに何を見ているかはなんてものは関係ない。俺たちはわかっている。俺たちにこれから何が起きるか知っている。ワールドタッグリーグのために11月に日本にやって来るぞ。参加できるかどうかは関係ない。ドアをノックして、髪をつかんで引きずり出して、ランスがこの会社で過去に何度もしてきたことをやるまでさ。何年だ? 何年ランスは新日本プロレスでやってる?」

▼アーチャー「2011年からだ」

▼ゼイン「2011年からか」

▼アーチャー「ここいらのキッズ(レスラー)たちのキャリアよりもよほど長いぞ」

▼ゼイン「だから俺はいくつかのトーナメントに出場して、少しずつ少しだけ自分の名前を上げてきた。ソースから少し風味をもらい、新日本プロレスから少しソースをもらった。そして俺は学んできた。ここで何がどう起きるか確実に学び、その様子を見て、モンスターを捕まえに行かなくちゃいけないことが分かった。自分を高めるつもりなら、モンスターを捕まえなければいけなかったんだ。それからタコスを食べ、タコスを食べ、タコスを食べ続け……」

▼アーチャー「チーズは?」

▼ゼイン「それはしなかった。好きじゃないんだ。チョコディアスはおいしかった。チョコディアスはおいしいよ。チージーコー・ブリトーもおいしいな」

▼アーチャー「チーズをもっと入れたら?」

▼ゼイン「チーズを少し足して間違えることはないよな。それにソース少し足しても間違いはない! というわけでタッグリーグにやってくるぜ! 俺たちに会いたいかどうかなんてどうでもいい。タッグリーグで会おう。そこで、スクエアーで。そして生きたまま食べちゃうぞ! イタダキマス!」

▼アーチャー「タコスみたいに?」

▼ゼイン「その通り!」

プロ格 情報局