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11/8【DDT】ディーノが11・12両国へヨシ・タツと公開練習 所英男直伝の新技「男色幻想」を習得

 男色ディーノが8日、ヨシ・タツとともに神奈川・川崎市のリバーサルジム武蔵小杉 所プラスで公開練習。11・12両国大会へ向けて総合格闘家・所英男から新技の「男色幻想(ファンタジー)」を伝授された。

 ディーノとヨシ・タツは両国大会でヨシ・ヒコ、スーパー・ササダンゴ・マシンと組んで、高木三四郎&彰人&大石真翔&川松真一朗とスペシャル8人タッグマッチで対戦する。この日、学生時代からヨシ・タツと友人関係にある所の元を二人で訪れた。

 ヨシ・タツ、ディーノ、所は3人とも1977年生まれの46歳。同学年とあって雑談ですっかり意気投合した。練習は所の関節技指導でスタート。まず所がヨシ・ヒコを相手に腕ひしぎ逆十字固めを極めると、ディーノは腕が所の股間に当たるのが、どうにも気になる様子。自分も所に腕十字を極められると、興奮した様子で所の体を空いた右手で触り出した。

 仕切り直しで今度はヨシ・タツが四つん這いの状態になり、所が足をかけて回転させた。そこから足を極めたままコブラツイスト、股裂き、マフラーホールドの複合技を披露。所から指導されたディーノはこの技をヨシ・タツにかけようとしたが、うまくいかない。ヨシ・タツが「真剣にやれ!」と怒声を上げると、ディーノは「真剣にやってるよ!」と反論した。

 そこへ取材陣からこの日の公開練習を伝え聞いた高木、彰人、大石が乱入してきた。高木が「所選手に教わっても、こんな1日2日特訓したって、どうにもなるもんじゃねぇだろ。どうせ5分、10分しかやってないだろ」と挑発すると、ディーノは「その5分、10分の積み重ねで実績つくっていくものじゃないですか。5分、10分をおろそかにするヤツが何大きなことできるっていうんだよ」と言い返した。彰人も「今あなたはスランプ中でしょ? 今、所さんに教わっても、これで脱却できるわけない」と指摘。さらに大石が「ディーノ、テメエを両国のリングに立てないようにしてやる!」と通告し、襲いかかった。

 迎撃したディーノは先ほど決められなかった複合関節技を流れるように極めた。これには大石ももん絶し、たまらずギブアップを意思表示。劣勢と見た高木らは「覚えとけ!」と捨てゼリフを吐いて退散していった。

 所から伝授された技が極まり、両国大会を前に試し切りした形となった。その名も「男色幻想(ファンタジー)」。指導した所は「飲み込みが早くてビックリ。いきなり実戦で使えちゃうのはすごい」と舌を巻いた。

 新たな必殺技を習得したディーノは「やらなきゃいけないところに追い詰められたら力が出るってことはあるでしょ。私スランプだったの。だけど逆境に追い詰めることこそが、スランプ脱却のカギだった。これで私は男色幻想という武器を手に入れたんですから」と満足げ。「(ヨシ・タツ、所は)高いレベルで夢を叶えた。まだ我々46歳。夢を見せますから。アイツらに負けるわけにはいかない。夢の途中だから。夢はもたないと形にならないから」と“打倒”高木軍を誓った。

 これを縁に所のプロレスデビューも期待されるところ。「いやあ、練習生やらないと。さすがに…」と消極姿勢を見せたが、ディーノは「DDTって不思議な団体で、人生を乗せてさえくれれば、結構リングに上がってもいい団体なのよ。最低限の命を守ることだけできるなら、DDTに上がることができる。だから、あるよ」と後押し。また、所はヨシ・タツから「当日セコンドに就いてくれたら」と要請されると、やんわり拒んでいた。

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