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11/13【DDT】ジェリコが再来日に色気 アイアンマン王座戦を絶賛「あいつらは天才だ」

 11・12両国大会一夜明け会見が13日、都内ホテルで行われ、KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)との一騎打ちを制したクリス・ジェリコが再来日に色気を見せ、「天才的だし、アイデアも素晴らしい。100%の称賛を送りたい。あいつらは天才だ」と両国大会で行われたアイアンマン王座戦を絶賛した。

 約3年ぶりの来日となったジェリコは両国大会でDDT初参戦。激闘の末にTAKESHITAに勝利した。「TAKESHITAとのシングルは長いことやりたかったけど、日本でやりたい気持ちが強かったんで、あえてAEWにはTAKESHITAとのシングルは組まないでくれと、日本でDDTでやりたいとお願いをしていた」と明かしたジェリコは「日本でドラマティック・ドリームマッチを行うという判断は正しかったと確信してる」と満足げ。「体が痛い。TAKESHITAのエルボーを何発も食って顔も痛い。ただ試合自体は自分の今年の最高の試合だったと思うし、日本で行った試合で最も好きな試合の一つ」と振り返った。

 「TAKESHITAは今後どんどん成長して、素晴らしいレスラーになっていくので、機会があったら何度でも試合がしたいと思っているよ」と再戦にも前向き姿勢を見せたジェリコがDDT勢の中で気になる選手として名前を挙げたのが遠藤哲哉。「モニターで全部の試合を見られるだけ見た。エンドーが画面に映ったとき、体が素晴らしい。ひと目でプロレスラーって体をしていた。そこで注目して見ていたが、当たりも強いし、ハイフライヤーとしても素晴らしい」と絶賛し、「自分は常に新しい対戦相手、新しいポテンシャルをもった選手に目を光らせてるんで、将来の対戦相手候補として名を挙げさせてもらった」と対戦に色気を見せた。

 そしてジェリコは「今回DDT初参戦という体験も非常に楽しめた。DDTはほかのどことも違う団体だし、昨日もバラエティに富んだ試合があった。今まで見たことがないような試合形式、今後目にすることがないような試合も含め、いろんな経験ができて楽しかった」と話した。

 その中でジェリコが目を見張ったのは「Dramatic Dream Round“楽しもうぜ!!"何が出るかな!?お楽しみデスマッチ」の超変則ルールで行われた「高橋ヒロムvs平田一喜」のアイアンマンヘビーメタル級王座戦だった。「ヒロム選手は前回、新日本に来たときから知っていて、好きな選手なので注目して見ていた」といい、「一体これは何が起こってるんだ?って。通訳に各ラウンドのルールを説明してもらって、理解しながら見ていたが…。プロレスは何があってもいい、オープンなもの。デスマッチ、ミサワ(三沢光晴)vsカワダ(川田利明)というクラシカルな試合もある。何でもプロレスだと思っていたんだけど、試合が進むにつれ、これは何を見せられてるんだ?って」と経験豊富なジェリコですら驚かされた。「その中で『目隠し乳隠しデスマッチ』、お互い見えない中で、そばにいると思ってドロップキックを空振りしたところとか含めて面白いし、天才的だし、アイデアも素晴らしい。100%の称賛を送りたい。あいつらは天才だ」と手放しで絶賛した。

 再来日も期待されるところ。「今AEWでケニー(・オメガ)とチームを組んでる。次に来日したときにケニーとのタッグで来れれば、なかなかインパクトがある」と描いたジェリコは「日本に来ること自体は問題ない。過去、東京ドームでケニー、ナイトー(内藤哲也)、タナハシ(棚橋弘至)と試合した。今回はTAKESHITAと試合した。団体というより、どういう対戦相手とどういう試合をするか。それは私が来日するコンセプトに値するかどうか。世紀の対戦という形がつくれるなら、ぜひ来日したい。DDTでも全く問題ない」と条件付きで再来日、DDT再登場に前向きだった。

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