11/26【新日本】海野&成田戦へ大岩が「一網打尽」宣言 清宮は「G1の続き」に期待

『レック Presents WORLD TAG LEAGUE 2023』福島・ビッグパレットふくしま(郡山市)(2023年11月26日)
○清宮海斗&大岩陵平&ボルチン・オレッグvs海野翔太&成田蓮&オスカー・ロイベ×

　11・28名古屋大会の「WORLD TAG LEAGUE」Aブロック公式戦「清宮&大岩vs海野&成田」に向けて、大岩が「あいつらを一網打尽にしてやるよ」と宣言。清宮は「G1 CLIMAXの続き、楽しみにしてるよ」と呼びかけた。

　2勝1敗で並ぶ清宮&大岩と海野&成田。注目の新世代対決を前に、清宮&大岩はオレッグと、海野&成田はロイベとそれぞれ組んで、唯一の前哨戦に臨んだ。今年のG1公式戦で清宮は海野と時間切れ引き分け、成田には敗北を喫しており、因縁を引きずっての一戦を前に、両チームは真っ向からぶつかり合った。

　先に仕掛けたのは大岩。ロープに成田を追い詰めると、クリーンにブレイクせずにチョップを浴びせる。これに怒った成田はエルボー連打からスープレックスにつなげるが、清宮が割って入り、大岩とダブルアームドラッグを繰り出した。

　その後、成田がしばらく捕まったが、代わって海野が躍動。ドロップキックなどで相手チームをナデ斬りにする。大岩にはフィッシャーマンズスープレックスを決めた。負けじと大岩も俵返しで挽回すると、清宮と再び合体。連続串刺しエルボーを浴びせるが、ダブルドロップキックは海野が阻止。同士討ちを誘い、水車落としで清宮を豪快にぶん投げた。

　公式戦を前に両チームのせめぎ合いは五分と五分。だが、試合を決めたのは清宮だった。高身長のロイベに手こずりながらも、ブレーンバスターは不時着して防ぐと、飛び込んだ大岩がパワースラムで加勢。すかさず得意のダブルインパクト式ダイビングボディアタックを敢行する。成田をダブルドロップキック、海野をダブルブレーンバスターで返り討ち。オレッグを加えた3人で雄叫びを上げると、清宮が変型シャイニングウィザードでロイベを葬った。

　試合後、清宮&大岩は海野&成田と額をつけてにらみ合いを繰り広げた。

　公式戦が行われる名古屋は大岩にとって地元。しかもメインイベントで行われるだけに負けられない一戦となる。「海野翔太の言う新世代、世代交代、そいつらの名前に俺の名前が入ってねえよ。いつも口に出るのは辻、上村、成田、海野、あとグレート-O-カーン」とライバル心を燃やした大岩は、「なんで出ないのか? 眼中にないからか? それとも下の勢いが怖いのか? 次の名古屋、メインイベントで俺と海斗さんでしっかり勝って、あいつら一網打尽にしてやるよ」と予告した。

　パートナーの清宮は「海野、成田、まあいろんなことを言っているだけあって、本当に活きが良いね。俺の中で自分なりにだけどね、彼らの実力はわかっているつもりだよ」と海野&成田を評価すると、「G1 CLIMAXの続き、楽しみにしてるよ」と期待を示した。

　一方、海野&成田も清宮&大岩を強烈に意識。海野は清宮に「G1の決着をつけようぜ。お前とは引き分けたまんまで終わってたまるか」と言い放っていた。

【試合後の清宮&大岩】

▼清宮「ヨーシッ!」

▼大岩「ヨシッ!」

▼清宮&大岩「(両手でハイタッチしながら声を揃えて)ウッシャーッ!」

▼大岩「オイ、海野翔太の言う新時代、世代交代、そいつらの名前に俺の名前が入ってねぇよ。いつも口に出るのは辻、上村、成田、海野、あとグレート-O-カーン。なんで出ないのか? 眼中にないからか? それとも下の勢いが怖いのか? 次の名古屋、28日名古屋、メインイベントで俺と海斗さんでしっかり勝って、アイツら一網打尽にしてやるよ」

▼清宮「ヨーシッ! オーシッ! 海野、成田、まあいろんなこと言っているだけあって、本当に活きが良いね。俺の中で自分なりにだけどね、彼らの実力は分かってるつもりだよ。『G1 CLIMAX』の続き、楽しみにしてるよ。そして28日、場所は、(大岩のほうを向いて)陵平、名古屋だよ」

▼大岩「愛知は俺の地元なんで、しっかりメインイベント勝って」

▼清宮「ヨーシッ! 3勝目、地元に錦飾って、3勝目いただこうか! ヨシッ! ウシッ! (大岩とグータッチ)」

※オレッグはノーコメント

【成田の話】「大岩、清宮! 大岩、ノアに行って何が成長したんだか、俺には全然わかんねぇけどな、明後日、名古屋、覚えとけ。清宮、テメェにはな、俺はG1で勝ってんだ。それぐらいの余裕が俺にはあんだ。今日はちょっと優勢取られちまったけどな。大岩、清宮、よく覚えとけ。テメェらの胸、真っ赤に染めてやるよ」

【海野の話】「大岩、新日本を出て、ノアに遠征先を見つけた時、お前言ったな? 憶えてんだろ? ベルト獲るでも、新日本のトップ選手でもなく、俺らにターゲットを絞ってたな? 令和闘魂三銃士には絶対負けたくないって。かかってこいよ、この野郎。上等だよ。ノアとか新日本とか海外とか関係ねぇんだよ。結局は己自身だから。自分の道は自分で切り開くだけだから。あと清宮、G1での決着つけようぜ。お前とは引き分けたまんまで終わってたまるか、こんなところで。忘れてねぇからな、あの引き分けは。負け以上に悔しかったあの引き分け、忘れてねぇからな。ノアになんて負けてやるかよ! 新日本が一番だって、新日本プロレスが一番強いんだってところを見してやるよ!」

※ロイベはノーコメント