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12/22【新日本】上村が辻ピンフォール 1・4東京ドームでの同期シングル対決に合意

『Road to TOKYO DOME』後楽園ホール(2023年12月22日)
○上村優也&SANADA&タイチvs内藤哲也&鷹木信悟&辻陽太×

 上村が辻にピンフォール勝ちを収め、両者は1・4東京ドーム大会での同期シングル対決に合意した。

 10・9両国大会に上村が凱旋し、辻との同期ライバル関係が再び始まった。11・4大阪大会におけるタッグ対決(内藤&辻vsSANADA&上村)では辻がジーンブラスターで勝利。年内最終戦となったこの日、メインの6人タッグで両者が激突した。

 ダブルチョップを連発して攻め立てた上村は、バックドロップ、変型裏投げと大技を連発。内藤と鷹木の援護射撃を受けた辻は上村をヤングライオン扱いするように急角度の逆エビ固めでギブアップを迫った。

 タイチにカットされても辻は飛びヒザ蹴り、トラースキック、ブレーンバスターボムと一気呵成。カーブストンプもさく裂させたが、ジーンブラスターを狙ったところで大逆転劇が待っていた。アームホイップで切り返した上村が回転十字固めで丸め込むと電光石火の3カウントが入った。

 2023年最終戦のメインで上村が会心の勝利。「優也」コールの中、マイクを手にした上村は「辻! お前から直接獲ったぞ。これで終わりか? どうだ? どうなんだ?」と迫った。すると辻は「いいだろう。約束通りお前とシングルマッチやってやるよ」と受諾。「ただよ、上村。どこでやる?」と投げかけた。

 聖地が「ドーム」コールに包まれる中、上村は「東京ドームだ!」と絶叫。辻も「いいだろう。新日本プロレス、俺たちに最高の舞台用意してくれ!」とアピールした。両者が合意したことで、ヤングライオン時代以来となる同期シングル対決がドームの大舞台で実現濃厚となった。

 バックステージで「まずは年内の目標、標的を倒したということで東京ドームに行きます」と吹っ切れた表情で宣言した上村は「こればっかりは、あとは会社側が決めることで、たぶん条件はそろったんで、あとは会社に任せます」と意思表示。「俺はいつでも準備万端です」と言い切った。

【試合後のSANADA&タイチ&上村、DOUKI、TAKAみちのく】

▼SANADA「……(※一人だけ先に来て無言のままカメラ前を通り過ぎる)」

▼タイチ「SANAやんは? 帰っちゃった?」

▼TAKA「帰っちゃったよ」

▼上村「(※メンバーからの拍手を浴びて)よし、ありがとうございます。まずは年内の目標、標的を倒したということで、来年、東京ドームに行きます! まあ、こればっかりはあとは会社が決めることで、たぶん条件は揃ったんで、あとは会社に任せます。俺はいつでも準備万端です。そんなところで、ありがとうございました」

▼タイチ「また来年があるからな。これで良かったな、年内に一つ、とりあえずモヤモヤが一つ解消されて」

▼上村「そうですね。やっぱり帰ってきて、心の中のトゲというかモヤモヤがあったので。今日でそれがふっ飛んだですね。また今まで通りというかね、凱旋前通り試合で魅せて入場もできると思います。ありがとうございます」

▼タイチ「俺も優也と一緒で、(※KOPWのベルトを叩きながら)昨日で決着つけて俺もスッキリしたし、2023年やっと覇者にもなれたし。次はおそらく俺は覇者として東京ドーム…まあ『KOPWランボー』やるのか知らないけど、あるんであれば覇者として一番最後に堂々と入場して、それが本戦なのか本戦じゃないのか分からないけど、どっちにしろ俺は覇者として2024年『KOPWランボー』を…ランボーなのかどうなのか分からないけど、そっから始めようかなと思う。そして優也がおそらくシングル組まれんのかな? そうなれば、またしっかりサポートしていくし、必ずまた全員で来年の今日の今もここで。今日はなかなか雪が降らなかったけどな、雪降らして気持ちいい1年の終わりにしようぜ、来年」

▼上村「よろしくお願いします。みんなもよろしくお願いします」

▼TAKA「よろしく」

▼上村「まあ2カ月ちょっと、僕は短かったですけど、また来年もよろしくお願いします」

▼DOUKI「よろしく!」

▼タイチ「ありがとう!」

▼TAKA「ありがとう!」


【内藤の話】「SANADAは、『なんか言え』って言われると、しゃべりたくなくなっちゃうんだってさ。今週発売の(※権利証バッグから『週刊プロレス』最新号を取り出して)『週刊プロレス』インタビューで、SANADA本人がそう言ってたよ。だから俺、昨日のバックステージで『もう2度としゃべるな。絶対にしゃべるなよ』って言っといたから。ということは今日、バックステージでSANADAはメチャメチャしゃべるのかな? 今日、バックステージでSANADAが何を語るのか、メチャメチャ楽しみだぜ。今日で新日本プロレスの年内の大会が終了。次は1月3日の会見、そして1月4日の東京ドーム大会。そう、俺が東京ドームでの大合唱、叶える日。そのことについてSANADAがいろいろ語ってるからさ。ぜひ、今週発売の『週刊プロレス』を読んでくださいよ。言っとくけど、ガッカリな内容だからね(※手にしていた『週刊プロレス』を放り投げる)。俺は2024年1月4日、東京ドームに4年前の忘れ物、獲りに行くぜ。カブロン!」

【試合後の鷹木】

▼鷹木「オイSANADA、言われなくても帰ってやるよ。SANADAと内藤のバチバチ、陽太と上村のバチバチだ。オイ! 俺の相手は(日本に)来えへんのかい? ならいいぜ。タマ・トンガ! わかってるよ。なんの言い訳もできないようなベストコンディションで1・4来てくれ。俺はそれを打ち返すだけだ。そういえば今日は対戦相手、タイチがいたな。タイチはKOPWの今年の覇者だ。いいじゃねぇかオイ、去年の俺ん時はよ、トロフィー、ちっぽけなトロフィーしかなかった。まぁDIYで俺が作り直したが、今年はオイ、トロフィーとベルトがあんだろ。お前、大したもんじゃないか。昨日対戦した小島聡もそうだ、オイ。なんでも俺のパンピングボンバー、俺のクローズライン、ラリアット、パンピングボンバーを! 何発も打って何とか勝ったんだ。俺は仮にオイ、小島聡のラリアット3発食らったら返せねぇかもしれねぇからな。それからそれから! 昨日のメイン、見させてもらったよ。最後、石井とHENARE。HENARE、とんでもない選手になったな。あいつはXでなんの、なんの報酬もないって言ってたけど、バカ野郎、お前、経験がとんでもない報酬じゃねぇか。今言ったようにオイ、東スポさん、岡本っちゃんよ、聞いてるか? 今言ったように昨日の石井もそうだ。相変わらず鬼神のように強い石井。石井もそうだ、HENAREもそうだ、小島聡、そして今日の対戦相手、タイチもそうだ。俺は昨年……昨年じゃない、来年! やらなきゃいけないこと、たくさんあんだよ。この(NEVER無差別級の)ベルトを持ってな、2024年は! 辰年、そして……」

――デビュー20周年です

▼鷹木「そうだよ。鷹木信悟デビュー20周年イヤーだ。今年以上に、今年が調子悪かったわけじゃねぇからな。俺はKOPWも獲った。NEVERも獲った。調子は良かったんだよ。たまたまな、大事なとこで結果がついてこなかっただけだ。来年こそは! 20周年イヤーの来年こそは、鷹木信悟、再びてっぺんまで駆けのぼってやるからな。面白いことたくさん発表してやるからな。まあとにかく! 俺の言いたいことは、以上だ」

【辻の話】「本当はこんなこと望んじゃいない。俺が上村とドームでやる時は何かしら懸けるものだと思っていた。そう! IWGP(世界)ヘビー級のベルト。ただ、今回はしょうがねぇ。決まったなら、お前を全力で叩き潰すだけだ。上村、俺が東京ドームを面白くしてやるよ」

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