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12/22【新日本】ドームへデスペがブランク痛感 ヒロムは高揚「面白ぇわ、やっぱり」

『Road to TOKYO DOME』後楽園ホール(2023年12月22日)
○マスター・ワト&エル・デスペラードvs高橋ヒロム&BUSHI×

 IWGPジュニア最後の前哨戦はデスペラードに凱歌。ブランクを実感するデスペラードはワトに協力を要請し、王者・ヒロムは「面白ぇわ、やっぱり!」と昂る思いを口にした。

 1・4東京ドーム大会でIWGPジュニア王座挑戦を控えるデスペラードが前夜の後楽園大会で左目の手術から1ヵ月ぶりに復帰。この日はワトと組んでヒロム&BUSHIとの前哨戦に登場し、王者・ヒロムと連夜の火花を散らした。

 両者が先発で対峙すると、ヒロムが串刺しラリアット、顔面への低空ドロップキックの連続攻撃で先制。「楽しいな、デスペラード!」と叫んだ。デスペラードも当然、譲らない。2度目の激突でバックドロップ、スパインバスターからヌメロ・ドスで絞め上げてヒロムの足にダメージを与える。ヒロムもファルコンアロー、トラースキックで逆襲して王者の意地を見せた。

 最後はワトがBUSHIとの丸め込み合戦を制して3カウント。IWGPジュニア最後の前哨戦はデスペラードが制する形となった。「リングでいくら練習しても、試合してないと試合勘っつうかさ、いくら練習で息を上げても試合だとびっくりするぐらい息上がる」とブランクを痛感しているデスペラードは「ちっと1・4まで付き合ってくれよ」とワトに協力を要請。ドーム前に二人で最終調整に努めるつもりのようだ。

 一方、ヒロムは「お前へのジェラシー、そして悔しさがあったから、俺はこのジュニアの頂点、トップでいれてると思うよ。そのへんは凄く感謝してるよ」とデスペラードの存在の大きさを強調。試合後、花道を引き揚げる際には「面白ぇわ、やっぱり! 最高だよ!」と昂ぶりを隠せない様子だった。

【試合後のデスペラード&ワト】

▼デスペラード「ああ痛え。目の状況どうこうに関しては、まあ時間がなんとかしれくれるか。あとは試合勘だな。ちょっと一月半、二月もやってねえとなかなか難しいな。いやあ、外にぶっ飛ばされた時によ、こんなにキツかったっけって。凄え腕痺れてる。痺れまくり」

▼ワト「体の感覚は徐々に戻ってくるとは思います」

▼デスペラード「ああ。まあ……タッグ、楽しかった。あとはそうだな、なんかリングでいくら練習しても試合してないと試合勘っつうかさ、いくら練習で息を上げても試合だとビックリするぐらい息上がんじゃん?」

▼ワト「はい」

▼デスペラード「ちっと、1・4まで付き合ってくれよ」

▼ワト「もちろんです! お供します! (※デスペラードが先に引き上げると)東京ドームでIWGPジュニアヘビー級選手権、そこに自分の名前がないっていうのは…昨日もXで言った通り、この試合は二人の前哨戦ではあるけど、その次のチャレンジャーは俺だっていうのを証明するための試合だったと思っています。だからこそ、この勝利は次に繋がったのかなと思います。まあ、東京ドームでデスペさんが勝つのか? ヒロムさんが勝つのか? パートナーとしては勝ってほしい気持ちもありますけど、どちらが勝っても次は俺が挑戦したいと思います」


【BUSHIの話】「あぁーーーーッ! 今日の対戦相手、手術明けとはいえ、IWGPジュニア次のチャレンジャー、デスペラード。そのパートナーは今年のスーパージュニア覇者・ワト。そして俺の隣には現チャンピオン、ヒロム。こんなヤツらに挟まれて何も感じないわけないじゃない。いいよ。いいよ。でもな、俺はあきらめるつもりはまだまだ全然、思ってないぞ。このまま、悔しいまま終わるわけには、いかないんだよ」

【ヒロムの話】「もちろんさ……ああ痛っ。久しぶりに食らった。もちろん、あの時の話だけじゃない。お前へのジェラシー、そして悔しさがあったから俺はこのジュニアの頂点、トップでいれてると思うよ。そのへんはすごく感謝してるよ。あれ? これ、もしかしたらヒロムちゃん的スーパーポジティブに考えると、それはあの時のダメだった高橋ヒロムに対して、デスペラード、俺のことを鼓舞してくれてたのかな? いやあ、違うな、やっぱり……。あの時のデスペラードは俺が大嫌いだった。ただただ性格が悪かったデスペラード……そう、あいつの本音だ。でも、確かに会話はないけどさ、会話はないよ。全然ない。全然、会話なかったけどさ、変わったよね、デスペラード……」

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