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12/24【スターダム】朱里が1・4TDCへIWGP女子挑戦表明 岩谷は即受諾「相手にとって不足なし」

『JRA中山競馬場 presents STARDOM YEAREND CLIMAX 2023』後楽園ホール(2023年12月24日)
○高橋奈七永&優宇vs朱里&壮麗亜美×

 朱里が来年の1・4TDCホール大会に向けて、IWGP女子王座に挑戦表明。王者・岩谷麻優は「相手にとって不足なし」と即座に受諾し、両者の対戦が決定的となった。

 朱里はこの日、セミ前の第5試合に登場。12・29両国大会の「朱里&白川未奈&星来芽依vs奈七永&優宇&AZM」の前哨戦として、壮麗と組んで、7Uppの奈七永&優宇と対戦した。久々のタッグ結成となった奈七永&優宇のパワーに苦しみながらも、朱里は奮闘。奈七永と真っ向からやり合うと、サッカーボールキック合戦で火花を散らし、「クリスマス・パッション!」と眼前で叫んで場内を沸かせた。

 試合は接戦になったが、時間切れ1分半前にパートナーの壮麗が奈七永&優宇のナナモモダイバーに沈み、悔しい敗戦。それでも奈七永の「おい、朱里、壮麗。God's Eye、特に朱里。てめぇ気安くパッションを口にするんじゃねえぞ。おい、29日、両国も7Uppの強さを思い知らせてやる。楽しみにしとけ」というマイクアピールを受けると、朱里は「このままじゃ終わらせねえぞ、パッション!」と強気に言い返した。

 朱里はそのままリングに残ると、「ちょっと1つ言いたいことがあるので、この場を借りて言わせてください」と今の心境を赤裸々に語り始める。「私は去年凄くいい1年を過ごしたと思ってます。でも、今年はなんか動きがなかったというか、ちょっと落ち着いてしまっていたなと自分自身思っていて。来年は勝負の年、そして変化の年にしたいと思ってます」と決意を告白した。

 ワールド王者として2022年を迎えた朱里は、1年間で10度の防衛を果たしたが、年末の両国大会でジュリアに敗れて、タイトルから陥落。今年は個人としても、ユニット・God's Eyeとしても思うような結果を残せなかった。そんな状況を打破すべく、朱里が狙いを定めたのは岩谷が持つIWGP女子王座だった。「1月4日、岩谷麻優の持つIWGP女子王座に挑戦したいと思ってます。岩谷麻優、受けないなんてことはないよね?」と会場まで指定して挑戦表明をぶち上げた。

 現在、岩谷は右手小指負傷で欠場しているが、12・29両国大会での復帰が決まっている。今大会にも来場していた岩谷はリングに上がると、「1・4、IWGP、正直、相手が朱里さん、メチャクチャ不安、怖い、イヤだ。でも、嬉しいです。朱里さんに欲しいって思ってもらえるようなベルトなのは嬉しいです。自分は朱里さんから逃げない」と今の思いを告白。言葉が合っているか気にしつつ、「相手にとって不足はなし。受けます。よろしくお願いします」と即受諾した。

 岩谷にOKをもらい、挑戦が決定的となった朱里は「1・4よろしくお願いします。私がそのベルトを必ず岩谷麻優から奪って見せます。このチャンス、絶対に掴む」と岩谷の前で宣言。観客に「2024年、絶対に私がIWGPを獲るので楽しみにしててください」と約束した。


【朱里の話】「今日は7Uppとの試合に負けてしまったんですけど、両国で2人と当たるので、その時にたくさんお返ししたいと思います。そして今日、1・4、IWGP挑戦を言わせていただきました。2023年、自分自身が動きがなかったというか、たくさん悩んでいた部分があって。でも、この1年、いろいろ悩んだからこそ、自分の道が見えたというか。やっぱり私は次にIWGPを個人として獲りたい。私のこの腰にあのベルトを絶対に欲しい。そう決意しました。なので、1・4、このチャンスを必ず掴んで、この腰にあのベルトを巻きます」

【岩谷の話】「皆さん、こんばんは。スターダムのアイコン・岩谷麻優です。ダラスで怪我してから、表舞台に出るのが今日が初めてだったんですよ。約1ヵ月ぐらい休業というか、欠場してて。久しぶりの表舞台はメチャクチャ緊張しました。心臓がドキドキして、プロレスラー・岩谷麻優ってこういう感じだったんだって。なんか凄い楽しくて、今はテンションが凄く上がっているんですけど、1・4の防衛戦が朱里。まあ、メチャクチャ強いし、怖いですよ、正直。赤いベルトも朱里に挑戦して取れなかったし、5★STARも朱里に負けてしまっているし。今回負けたら、このベルトを失ってしまう。メチャクチャ怖い1ヵ月ぶりの試合。復帰は29日なので、1・4までは2試合あるんですけど、コンディションがそこまで万全に…。コンディションと言っても全然大丈夫なんですけど、1ヵ月休んでて、相手が朱里か。強すぎるけど、強すぎる相手だから燃えます。小指の怪我とか、1ヵ月ぶりの試合だとか、そういうのは抜きに、バチバチに蹴ってもらって、バチバチに殴ってもらって、バチバチに投げてもらって。そこで私がいつも通り、何度も何度も立ち上がってやり返して、最後に自分がリングに立って、このベルトをまた巻くだけなんで。必死に乗り越えたいと思います。久しぶりの試合楽しみです。1・4TDCホール、皆さんお待ちしてます」

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