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12/31【全日本】大森が所属ラストマッチで有終の美 全日本に別れも井上に「次会う時はアジア獲ろう」

『#ajpwMANIAx2023』国立代々木競技場 第二体育館(2023年12月31日)
○大森隆男&本田竜輝&井上凌vs長井満也&土肥こうじ&羆嵐×

 大森が所属ラストマッチに快勝し、全日本に別れを告げた。

 大森は1992年10月に全日本でデビュー。2000年6月に退団したが、2012年1月に再入団を果たした。以来、三冠ヘビー級、世界タッグ両王座を戴冠するなど主力選手の一人として活躍してきたが、「全日本プロレスで自分の成すべき事はやりきった」とこの日付で退団することになった。

 所属ラストマッチとなった大森は、かつて自身に全日本参戦を直訴してきた本田、自ら手ほどきしてアジアタッグに挑戦したこともある弟子的存在の井上とトリオを結成。長井&土肥&羆嵐と対戦した。

 全日本所属としての最後の試合で大森は大森コールに迎えられて奮闘。羆嵐のセントーンなどで攻め込まれたが、本田がスピアーで援護射撃すると、井上とともにダイビングエルボードロップを連発。羆嵐がラリアットを連発しても、フルネルソンバスターで鎮圧すると、最後はこん身のアックスボンバーで羆嵐を仕留めた。

 所属ラストマッチを勝利で飾り、万雷の大森コールを浴びた大森は全日本ファンとの別れを惜しむようにリングサイドを回ってハイタッチ。バックステージで「最後までよ、負けねえぞ、俺は。どいつもこいつも叩き潰して、この全日本のリングから消えていく。今日はその見本みたいなもんだよ。どいつもこいつも関係ねえんだよ。俺の目の前に立つヤツはどいつもこいつも叩き潰すから。今後も覚悟しとけよ」と衰えぬ闘争心をむき出しにした。

 気になる今後については触れなかったものの、かつて手ほどきした後輩・井上に「次やる時はアジアタッグのベルトをこの2人で巻きましょう」とメッセージ。大森は再入団から約12年間在籍した全日本に別れを告げた。

【試合後の大森&本田&井上】

▼大森「よし! おい、最後までよ、負けねえぞ、俺は。どいつもこいつも叩き潰して、この全日本のリングから消えていく。今日はその見本みたいなもんだよ。どいつもこいつも関係ねえんだよ。俺の目の前に立つヤツはどいつもこいつも叩き潰すから。今後も覚悟しとけよ」

▼本田「個人的に俺が全日本プロレスに上がるチャンスを作ってくれたのは、この大森隆男だから」

▼大森「いや、そんなことはとうの昔のことだ」

▼本田「まだこれから先、何が起こるかわからないからな。また同じリングに上がる時は戦おうぜ」

▼大森「とんでもねえことが起きるかもしんねえぞ」

▼本田「起きるぞ、これ」

▼井上「俺は去年の8月、アジアタッグに。まだデビューして半年ぐらいだったけど、こんなペーペーを大森さんが正式にタッグパートナーとして認めてくれて」

▼大森「ベルト獲れなかったな、アジアタッグな。悔いが残るな」

▼井上「だけど、負けたけど」

▼大森「負けたけど! 次やる時はアジアタッグのベルトをこの2人で巻きましょう」

▼井上「その時に教えてもらったこと、今でも忘れてません」

▼大森「なんだ、それは!」

▼井上「しっかりと」

▼大森「しっかりと!」

▼井上「ワイルドに戦う」

▼大森「ワイルドに戦う」

▼井上「感情を前面に出して戦う」

▼大森「自分の思いをぶつけりゃいいんだよ、そのまんま。押し殺す必要なんかねえんだよ、そんなものは」

▼井上「今回で大森さんは離れますけど、これでプロレスラーを引退したわけじゃないんで。絶対いつか組むなり、またタイトル戦で戦うなり、またやりましょう。ありがとうございました」

▼大森「ありがとうございました。どいつもこいつも関係ねえんだ! 叩き潰す!」

【試合後の土肥&羆嵐】

※二人で大森コールを叫ぶと

▼土肥「おい、幾度となく抗争を繰り広げてきた大森隆男が今日全日本ラストだ。俺たちやってきたな、ずっとな」

▼羆嵐「おい、大森隆男! お前、引退するわけじゃないんだから。大森隆男、いや、大森さん! まだまだよ、世界のベルト狙ってるんじゃないか。世界のベルトだよ。あんたならわかるだろ? 世界のベルトっていえば」

▼土肥「一つ確かなことを言うなら、大森隆男は土肥羆のことが大好きだったってことだ。俺たちがワイルド継承するかもしれねえぞ」

▼土肥&羆嵐「ハアー!」

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