12/31【全日本】芦野が238日ぶり復帰 黒潮に敗戦も「2024年は全日本をかき乱す」
『#ajpwMANIAx2023』国立代々木競技場 第二体育館(2023年12月31日)
○黒潮TOKYOジャパン&立花誠吾vsT-Hawk&芦野祥太郎×
芦野が238日ぶりの復帰戦で敗戦に終わったものの復調ぶりを見せつけ、「2024年は全日本プロレスをかき乱す。この緩くなった全日本プロレスをもう1回バチバチのプロレス団体に戻してやる」と宣言した。
芦野は5・7大田区大会でチャンピオン・カーニバル初優勝を飾ったものの、その試合中に左腕を負傷(左尺骨骨折)。欠場を余儀なくされたものの、この日、約8ヵ月ぶりの復帰戦を迎えた。
WRESTLE-1時代からのライバルでカーニバル優勝戦を争ったT-Hawkと組んで、黒潮&立花と対戦。ゆかりある顔ぶれの中、芦野はブランクを感じさせず。むしろ一回り太くなった腕からもわかるようにパワーアップ。立花と黒潮をジャーマンで次々に投げる大立ち回りをみせた。
黒潮に左腕を蹴りつけられてもT-Hawkの援護射撃を受けてジャーマンを敢行。立花に芦野のエルボースマッシュ、T-Hawkのウラジゴクの連続攻撃も決まると、芦野はアンクルロックで黒潮を獲らえたが、ギブアップは奪えず。黒潮が腕ひしぎ逆十字で切り返すと、左腕にミドルキックを被弾。芦野が黒潮、T-Hawkが立花のイケメン落としを同時に決められると、黒潮のレッグラリアットを顔面に浴びて3カウントを聞いた。
芦野が元盟友・黒潮に敗れ、復帰戦を勝利で飾れず。それでも年内復帰が間に合った芦野は「やっとリングに帰ってくることができました。結果はちょっとね、勝てませんでしたが、アメリカから帰ってきたイケ…いや、TOKYOジャパンと濃密な時間をこの大みそかに過ごせました。そして、今日来てくれたT-Hawkにも感謝してる」と充実感たっぷり。「2024年は全日本プロレスをかき乱す。この緩くなった全日本プロレスをもう1回バチバチのプロレス団体に戻してやる」と宣言してみせた。
【試合後の黒潮&立花】
▼黒潮「危ねえ」
▼立花「危ない。(足が)取れたかと思った。全然取れてねえぞ」
▼黒潮「久しぶりだな、なんか。アンクルロック痛いって思うの」
▼立花「当たり前のこと言ってんな」
▼黒潮「痛えだろ、アンクルロック。もうコメント出したくねえ。痛え」
▼立花「でも今日勝ったのは俺たち東京ヤンキースだからな」
▼黒潮「そうか、勝ったのか」
▼立花「お前が勝ったろ」
▼黒潮「あれ? 芦野にガッチリ勝ったの初めてかも」
▼立花「丸め込みとかじゃなく?」
▼黒潮「お前、言えよ、そういうの先によ! もっとリングで喜べたろうがよ!」
▼立花「お前の記録なんかわかるわけねえだろ、バカが!」
▼黒潮「バカが。おめえみたいなバカは来年になっても直んねえな。どけ!」
▼立花「ぶっ飛ばすぞ、てめえ」
【試合後の芦野&T-Hawk】
▼芦野「ありがとうございました」
▼T-Hawk「ありがとうございました」
▼芦野「いやあ、復帰戦、長かった。やっとリングに帰ってくることができました。結果はちょっとね、勝てませんでしたが、アメリカから帰ってきたイケ…いや、TOKYOジャパンと濃密な時間をこの大みそかに過ごせました。そして、今日来てくれたT-Hawkにも感謝してる」
▼T-Hawk「ありがとう。まあ、チャンピオンカーニバルで。アクシデントと言えばアクシデントだけど、あれがあったからこそ、こうやってタッグを組めてて。やっぱり俺が認める数少ない同世代のレスラーとして、芦野祥太郎というのは、これから先、レスラー人生で絶対要所で大事になってくると思うから。今日という日を大事にして、つなげて。でも、やっぱり芦野祥太郎とは組むんじゃなくて、俺は対角でやったほうが面白い」
▼芦野「そうだね。7ヵ月分あります、欠場期間。もう8ヵ月だ。その分の試合数、GLEAT出て、取り返させてくれよ。俺は年齢がそんな若いわけじゃないんだから。2024年、どっちでもいいよ。プロレスでもこっちでもやってやるからよ」
▼T-Hawk「これからも。お互い歳も近いんだからさ」
▼芦野「次は組むことはないな」
▼T-Hawk「ないね」
▼芦野「次はバッチバチにやり合おう」
▼T-Hawk「言っておくよ、今のうちに。(組むのは)これが最後」
▼芦野「次に組む時は引退試合だな」
▼T-Hawk「いいよ。そうしよう」
▼芦野「どっちかの引退試合だ。先に引退するのはどっちかな。まあ、それよりも2024年は芦野祥太郎が全日本プロレスをかき乱すから。この緩くなった全日本プロレスをもう1回バチバチのプロレス団体に戻してやるよ。若いヤツに負けてらんねえんだよ。腕ももう元気だよ。やってやるからな」
▼T-Hawk「ありがとうございました」
▼芦野「ありがとうございました」
