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12/31【全日本】NXTデンプシー初参戦で1・3三冠戦へ快勝 「三冠を獲ってアメリカに持ち帰る」

『#ajpwMANIAx2023』国立代々木競技場 第二体育館(2023年12月31日)
○チャーリー・デンプシー&安齊勇馬vs藤波辰爾&LEONA×

 NXTからの刺客チャーリー・デンプシーが全日本初参戦。1・3後楽園大会での三冠ヘビー級王座挑戦へ向けてヨーロピアンスタイルで快勝し、「三冠を獲ってアメリカに持ち帰りたい」と予告した。

 デンプシーはウィリアム・リーガル(ロード・スティーブン・リーガル)の息子。1・3後楽園大会での三冠挑戦(王者は中嶋勝彦vs宮原健斗の勝者)が決まり、その前にこの日の全日本初参戦が実現。安齊と組んで藤波&LEONAの親子タッグと対戦した。

 父・リーガルが「今一番勢いがあり、トップに立つであろう選手。伝統あるオールドヨーロピアン、ランカシャースタイルを継ぐ者」と太鼓判を押していたが、デンプシーはそれを実証するように実力の一端を見せつけた。

 父・リーガルも対戦経験のある藤波を相手にテクニック勝負を挑んだが、ここはドラゴンスクリューで返り討ちにあう。LEONAの足4の字固めに捕まったが、それでもねちっこいネックロックで絞め上げ、フロントスープレックスを敢行。投げを打ってからのチキンウイングアームロックでひねり上げた。安齊がジャンピングニーで援護射撃。すかさずデンプシーがお株を奪うドラゴンスクリューを決めると、父のロイヤルストレッチを改良したアコーディアンストレッチで絞め上げてギブアップを奪った。

 デンプシーが全日本初参戦でヨーロピアンスタイルを発揮して快勝。3日後の三冠挑戦へ向けて実力者ぶりをみせつけた。「藤波選手と戦えて光栄です」と藤波に敬意を表したデンプシーは「今日のメインをじっくり見させてもらう。三冠を獲ってアメリカに持ち帰りたい。チャンピオンになってこれからも全日本に何回も上がりたい」と今から三冠戴冠後の青写真を描いていた。

【試合後の安齋&デンプシー】

▼安齋「こうして全日本の未来って言われている俺と、海外の未来の2人がタッグを組んで、最高の2023の終わりなんじゃないですか。これで2024もこの調子で、1月2日3日って最高のスタートを切って、いい1年にします。ありがとうございました」

▼デンプシー「まずは藤波選手と試合できたことはとても光栄だ。とにかく今日のメインイベントを見守る。三冠を獲って、私がアメリカにベルトを持って帰るつもりだ。今回をきっかけに、チャンピオンとして全日本のリングに上がれるようにしたい。頑張ります」

【試合後の藤波&LEONA】

▼LEONA「クソ」

▼藤波「しょうがない、しょうがない。あるよ、こういうことは」

――デンプシー選手と戦ってみてどうだった?

▼藤波「久々のガイジン選手で。自分の場合、日本人だろうが、ガイジンだろうが、今までずっとやってきてるんで。久々のガイジン選手を楽しみましたけど。若くて、今はいくつ? まだ若い。バリバリだね。でも、お父さんはお父さんだから。リーガルは僕らも何度もやったことがあるけど、そういうテクニックを持ってるから。彼はこれからが楽しみだね。まだまだ体も一回りも二回りも大きくなるでしょうし、テクニックも。あれは要注意だね。ヨーロッパの選手はちょっとの時のそういう関節技とか、返しがトリッキーで面白いというか、難しいね。今までどうしても日本人対決は真っ正面からのぶつかり合いなんだけど、角度がちょっと変わってくるとね。まあ、これからLEONAも経験していくでしょう」

▼LEONA「クソ」

▼藤波「いいんだよ、それでいい、それでいい。悔しさが出るだけで十分だよ。それでいい。足首じゃないだろ? 自分で感覚で大丈夫?」

▼LEONA「今日の痛み、今日の悔しさ、絶対に忘れないんで。WWEだろうが、どこでも、またリングで巡り合うだろうから。次は必ず勝ちます」

▼藤波「WWEというところはな。反対に今度は乗り込んで」

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