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1/11【DRAGONGATE】望月連夜の奮闘もトライアングル奪取ならず M3Kは解散が決定、ジュニアは海外修行へ

『OPEN THE NEW YEAR GATE 2024』後楽園ホール(2024年1月11日)
オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合 ○KAI&ISHIN&加藤良輝vs望月マサアキ&望月ススム&神田ヤスシ×

 望月が連夜の奮闘を見せたものの、M3Kはトライアングルゲート王座奪取ならず。Z-Bratsが初防衛を果たした。試合後、ヒザの負傷で欠場中の望月ジュニアが海外武者修行に旅立つことを発表。それを受けて、M3Kも2・7後楽園大会で解散することが決定的となった。

 Z-BratsのKAI&ISHIN&加藤は昨年の12・24福岡大会でトライアングルゲート王座を奪取した。その新王者組にM3Kの望月&ススム&神田が後楽園2連戦・2日目のセミで挑戦した。望月は初日メインで自身の30周年記念試合として鷹木信悟と激闘を展開。敗北して大きなダメージを負ったが、「鷹木に比べたら、KAI、ISHIN、加藤は子供でしょう。このダメージのある体でちょうどいいと思うんで、明日はM3K大復活をお見せします」と予告していた。

 M3Kの奇襲からスタート。張り切る望月はサッカーボールキックでZ-Bratsをナデ斬りにし、「元気だぞ!!」と吠える。勢いを掴んだかに見えたM3Kだったが、Z-Bratsは場外乱闘に持ち込むと、得意の乱戦で主導権を奪取。望月を孤立させると、入れ代わり立ち代わりで暴行した。

 望月はZ-Bratsの同士討ちを誘って窮地を脱すると、ススムと神田が猛追に出る。長年磨きをかけてきた連係を駆使し、真っ向勝負でも譲らず。息を吹き返した望月も加わると、ISHINに照準。ススムの雪崩式エクスプロイダー、望月のランニングミドルキックが立て続けに決まった。

 だが、前日の激闘の影響からか、望月の動きが鈍ると、Z-Bratsが逆転。加藤はデスバレーボムを決めると、不敵な笑みを浮かべ、クレセントバックブリーカーに捕らえた。望月はスリーパーで抜け出したものの、場外からISHINがボックス攻撃で介入。加藤はそのボックスでセコンドについたジュニア、さらに望月も痛打した。

 負けじと神田がブルーボックスで殴りつけて報復。セコンドのジュニアもISHINに蹴りを入れて介入する。ここがチャンスと、ススムがジャンボの勝ち!をKAIに叩き込むと、神田もダイビングエルボードロップを落とした。だが、続く神田の琉'sは決まらない。それでもジョン・ウーをフェイントにしての首固めで勝負に出たものの、肩を上げたKAIは逆に本家公認・雁之助クラッチでクルリ。技ありの3カウントで乱戦を制した。

 望月が連夜の奮闘を見せたものの、タイトル奪取にはつなげられず。Z-Bratsがトライアングルゲート王座初防衛に成功した。

 試合後、田中が「おい、M3K。残念だったな。お前ら、この試合に懸けてたみたいだけど、見るも無惨に下馬評通りの結果だったな。俺たちはよ、ハナからM3Kなんて興味ねえんだよ。このあと、横浜武道館で控えているNATURAL VIBES! てめぇらに用があるんだよ」と1・27横浜武道館大会で挑戦が決まっているNATURAL VIBESのKzy&BIGBOSS清水&ストロングマシーン・Jを呼び出す。

 NATURAL VIBESの3人は姿を見せると、マシーン・Jが「俺たちが挑むのはZ-Bratsのお前らか。横浜は俺の地元だ。横浜出身のKAIもいるな。最高の横浜ダービーにしようぜ。もちろん、そこでチャンピオンに輝くのは俺たちNATURAL VIBESだ」と改めて宣戦布告した。

 KAIも地元凱旋に向けて気持ちは燃え上がるばかり。「J、お前がどんなに熱い夢を語ろうが、これまでプロモーションを頑張って来たかもしれねえが、俺には関係ねえ。1月27日、横浜武道館大会は俺の地元凱旋大会だ。お前には敗戦と屈辱で一生忘れられない素敵な素敵な素敵な大会にしてやるからな。楽しみにしとけよ。バイバ〜イ!」と挑発してからリングをあとに。

 マシーン・Jは「1月27日、横浜武道館、オープン・ザ・トライアングルゲートのベルトにバイバ〜イするのはお前らのほうだ」と言い返すと、「俺には夢がある。DRAGONGATEが横浜でビッグマッチを開催して成功させること、そしてこの俺がNATURAL VIBES加入後、初のベルトを手に入れること、そして俺が生まれ育った地元横浜でチャンピオンの姿を見せることです。皆さん、1月27日、横浜武道館で俺のいくつもの夢が叶います、その瞬間をぜひ見に来てください」とタイトル奪取と夢実現を誓ってみせた。

 一方、2日連続で敗れた望月は両チームのアピールを黙って聞くしかなかったが、両軍が去っていくと、改めてマイクを取る。「負けたのに残っていたのには意味がありまして……。我々M3K今日は大復活を目指してトライアングルのベルトに挑みましたけど、残念ながら負けました。俺も今年30周年、昨日、鷹木とやってね。ちょっと個人としても今年頑張りたいなって思いもあって。親バカも本格的に卒業しようかなと思っていたところなんです」と率直な思いを口にし、ジュニアにマイクを渡した。

 ジュニアは「ヒザの調子もだいぶよくなってきて。2月の中旬ぐらいから海外遠征に行かせてもらうことになりました。昨日の親父と鷹木さんの試合にも凄い刺激を受けて、自分ももっと頑張らなきゃと思ったので、必ず強くなって日本に帰ってきます。応援よろしくお願いします」と復帰&海外遠征出発を発表した。

 それを受けて望月は「M3Kはジュニアがデビューした時からできたユニットでした。もちろん今日トライアングルを獲っておけば、ジュニアの帰国を待って、M3K継続と考えてましたけど、そろそろ潮時じゃないかなと」とM3K解散を示唆。「ジュニア、ヒザの調子戻ってきたんなら、横浜武道館で試合できるか? それなら、横浜武道館は望月ジュニア復帰戦として、来月2月の後楽園ホールは望月ジュニア壮行試合、そしてM3Kラストマッチとして行いたいと思います」と宣言した。

 ススムと神田も望月の決断を支持。2022年6月、ジュニアのデビューと時を合わせて産声を上げたM3Kは、活動期間1年8ヵ月で幕を下ろすことが決定的となった。

☆1/27(土)神奈川・横浜武道館『THE GATE OF BAYSIDE 2024』13:30開場、15:00開始

▼望月ジュニア復帰戦
土井成樹
B×Bハルク
YAMATO
ウルティモ・ドラゴン
vs
望月ジュニア
神田ヤスシ
望月ススム
望月マサアキ


☆2/7(水)東京・後楽園ホール『TRUTH GATE 2024』18:30開始

▼M3Kファイナル・望月ジュニア壮行試合
神田ヤスシ
望月ススム
vs
望月ジュニア
望月マサアキ


【試合後のKAI&ISHIN&加藤】

▼KAI「年末掃除終わったな。俺たちのスポンサーはレックだよ、レック」

▼ISHIN「それのおかげでM3K掃除しちまった」

▼KAI「余裕だったな」

▼加藤「おい、DRAGONGATEの垢だよ、あいつらはよ。激落ちくんですっきり綺麗に落ちたよ。横浜武道館でトライアングルゲート、NATURAL VIBES次挑戦するみたいだけどよ」

▼KAI「マシーン・J、顔じゃねえよ。横浜の顔はな、この俺KAIだぞ。おい、ストロングマシーン・J、お前に一生分の恥かかせてやる。楽しみにしとけよ。バイバーイ!」


【試合後のススム&神田、ジュニア】

▼神田「いやあ、ごめんなさい、負けちゃった。でもM3K、来月の後楽園でラスト。そして横浜ではジュニアの復帰戦。それぞれが前向いて頑張っていきましょう」

▼ススム「今日の結果でいろいろ変わったかもしれないけど、なったものはしょうがないからな。モッさんがああいうふうに言って、この先どうなるかわからないけど、とにかく決まったことをとりあえずやる。来月後楽園で最後、ケジメをつけると。そんな感じですかね」

▼ジュニア「はい」

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