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2/7【全日本】世界タッグ戦へ青柳が斉藤ブラザーズに「負けたらあんこ&ビール1年間禁止」を要求

 2・25京都大会の世界タッグ選手権試合へ向けた会見が7日、東京・湯島の全日本事務所で行われ、王者・斉藤ジュン&斉藤レイ、挑戦者・宮原健斗&青柳優馬が出席。青柳が斉藤ブラザーズに「負けたらあんこ&ビール1年間禁止」の理不尽要求を突きつけた。

 世界タッグ王者・斉藤ブラザーズは1・27八王子大会で“New Period"本田竜輝&安齊勇馬を下し、4度目の防衛に成功。試合後、宮原&青柳が挑戦表明を受諾し、2・25京都大会でのV5戦が決まった。

 ジュン&レイが世界タッグ初戴冠を果たしたのが昨年10・9角田大会での地元凱旋興行。その時の相手が宮原&青柳だった。あれから4ヵ月。再びタッグの頂点をかけて激突する。

 ビジネスタッグにとっては返り咲きの好機が巡ってきた。この日の会見で宮原は週刊SPA!など斉藤ブラザーズの記事が掲載された紙媒体を多数持参。それら以外に『TAXIめしリターンズ』もチェックしている最高男は「相手を知れば知るほど、すっかりこの僕も斉藤ブラザーズのファンになっちゃいました」という。

 そこで宮原は会見中にも関わらず、斉藤ブラザーズに掲載誌へのサインをおねだり。斉藤ブラザーズが応じると、記念撮影にも納まった最高男は喜色満面。お礼にみたらし団子をプレゼントした。当然、額面通りには受け取れない。宮原なりの何らかの揺さぶりであるのは想像に難くない。

 そして青柳は斉藤ブラザーズに一方的な要求を突き付けた。サングラスを装着し、ジュンの声色を真似た青柳は「10月9日、角田大会で苦杯をなめさせられたことを一度も、一秒たりとも忘れたことがない。必ず斉藤ブラザーズに復讐してやる。DOOMしてやるからな」と雪辱を宣言。「もしお前たちが負けたら、お前たちが大好きなあんことビールを1年間禁止とさせてもらう」と要求し、「この俺が直接、斉藤ブラザーズから勝利した場合はDOOMという言葉を会社を通して商標登録させてもらうからな」と宣言。斉藤ブラザーズからベルトだけでなく、大好物と決め台詞を奪う構えをみせた。

 「兄の方の力の源となっているあんこを断つことによって間違いなく斉藤ジュンの力は半減されるだろう。世界タッグ勝つことができれば、二度とこいつらに苦杯をなめさせられることはないだろう。同時に弟の斉藤レイ、こいつからビールを取り上げてしまえば、人生の半分を失ったと言っても過言ではないだろう。まあ、半分は嫌がらせだ」というのが狙いだ。しかも青柳は「ノーリスクハイリターンでいく」と自分たちは何のリスクも負わない。何とも理不尽な要求だが、青柳は「こんなにビジネスタッグと斉藤ブラザーズの人気の差が激しすぎるのは明らかに不公平すぎる」と主張。斉藤ブラザーズも当初は難色を示していたが、青柳から「まさか斉藤ブラザーズとあろうものが俺たちが提示した条件、断るつもりか? チャンピオンチーム、逃げるのか?」と迫られると渋々了承した。

【会見の模様】

▼宮原「全日本プロレス、満場一致で最高の男、並びに選手会長・宮原健斗です。よろしくお願いします。2月25日、京都大会が決定しました。今、斉藤ブラザーズはプロレス界のみならず、世間で話題です。世間で話題の斉藤ブラザーズを証明するかのように(持参した雑誌を広げて)先週号の週刊プロレス表紙も飾っています。そして週刊SPA!『極悪双子レスラーに萌える人急増中』。こちら付箋もしております。そして東京スポーツ『斉藤ブラザーズDOOM』です。そして本日発売の週刊プロレス、こっちも朝、付箋してきました。斉藤レイの特集が組まれています。『斉藤レイはやべえヤツ』。このように各マスコミが斉藤ブラザーズに夢中です。今回の京都大会決定して、僕もこの記事全部熟読して、もちろん世間で話題の『TAXIめし』も拝見させていただきました。相手を知れば知るほど、すっかりこの僕も斉藤ブラザーズのファンになっちゃいました。2月25日、京都大会。斉藤ブラザーズのファンも大勢来ていただきまして大会を盛り上げていこうと思っております。よろしくお願いします」

▼青柳「(後ろを向いて髪をかき上げてから振り向くとサングラスを装着。以降、最後までジュンの声色を真似る)2月25日、京都大会で斉藤ブラザーズが持つ世界タッグのベルトに俺たちビジネスタッグが挑む。斉藤ブラザーズは本当に人気も実力も何もかもが全日本プロレス内で群を抜いている。こんなに悔しいことはハッキリ言ってないぞ。そこで俺から一つ、いや二つ斉藤ブラザーズに提案させてもらうぞ。2月25日の世界タッグ選手権、もしお前たちが負けたら、お前たちが大好きなあんことビールを1年間禁止とさせてもらう。こんなにビジネスタッグと斉藤ブラザーズの人気の差が激しすぎるのは明らかに不公平すぎる。だからこそ、斉藤ブラザーズは世界タッグとビールとあんこをかけてもらうぞ。いいな。そして今斉藤ブラザーズがよく使ってるDOOMという言葉があるだろう。あれも正直気に入らねえな。凄く面白いからな。だから世界タッグでこの俺が直接、斉藤ブラザーズから勝利した場合はDOOMという言葉を会社を通して商標登録させてもらうからな。以上だ。DOOM」

▼ジュン「斉藤ブラザーズ、兄の斉藤ジュンだ。5度目の防衛戦でビジネスタッグとやれることがメチャクチャうれしい。この世界タッグ、もともとはこのビジネスタッグから剥ぎ取って始まった防衛ロードだ。早いところ2ケタまで防衛して絶対のチャンピオンになってやる。あと最近、青柳優馬が俺の物真似をしてるな。ちょっと似てるな。DOOM」

▼レイ「何かファンになったらしいな、俺たちの。今回、今ジュンが言った通りビジネスタッグとやれることはとてもいい機会だと思っている。この二人を、実力を持つタッグチームをここでもう一回しっかりとぶっ倒して、俺たちがタッグのナンバー1だと証明してやるぜ。楽しみにしてろ! やりづれえな」

――ビジネスタッグから“負けたらあんことビール1年間禁止"を要求されたが?

▼ジュン「絶対嫌だな」

▼レイ「俺もぜってえ嫌だな。負けることはまずありえねえんだが、何言ってんだ? こいつは。負けるわけはないけど、絶対に嫌だ」

▼ジュン「俺も嫌だ」

――青柳選手は負けたらDOOMを奪って商標登録すると言っているが?

▼ジュン「それも嫌だ」

▼レイ「だいたい何の権利があって言ってるんだ? こいつは。絶対嫌だな」

――あんこ&ビール1年間禁止とDOOM商標登録の狙いは?

▼青柳「そうだな。やはり斉藤ジュン、兄の方の力の源となっているあんこを断つことによって間違いなく斉藤ジュンの力は半減されるだろう。世界タッグ勝つことができれば、二度とこいつらに苦杯をなめさせられることはないだろう。同時に弟の斉藤レイ、こいつからビールを取り上げてしまえば、人生の半分を失ったと言っても過言ではないだろう。まあ、半分は嫌がらせだ。DOOMという言葉も、そもそも権利というものはないからな。しっかりと商標登録をして、権利はこちらにあるんだということを示してやる」

――斉藤ブラザーズにジェラシーを感じている?

▼宮原「いやあジェラシーを超越しましたよ、斉藤ブラザーズは。ファンですから。すいません、サインをもらってもいいですか? ちょっとこれ、サインをいただけないでしょうか?(と週刊SPA!の掲載ページを広げる)」

▼レイ「どうする?」

▼宮原「一応、用意してきたんで。ファンなんで。一応これ二人が一面に収まってますんで、すいませんけど」

▼レイ「お前、俺たちのサインといったら、なかなか貴重だからな」

▼宮原「貴重ですよね」

▼レイ「特別にだな…」

▼宮原「いいですか?」

▼レイ「しょうがねえなあ。書いてやる(とサインを書く)」

▼宮原「ありがとうございます!」

▼ジュン「ファンというんだったらサインするか(とサインを書く)」

▼レイ「普通、俺たちのサインといったら、まずしねえからな」

▼宮原「ありがとうございます。記念写真もお願いします。ポーズもしていいですか? すいません(とDOOMポーズでスリーショット撮影) ありがとうございます。司会者、お土産持ってきたんで、お礼のお土産持ってきてもらっていいですか? すいません、ちょっとお待ちいただきます。すげえ、レアだ」

▼ジュン「ファンになったか、そうか」

▼レイ「普通にうれしい」

▼宮原「サインのお礼を持ってきましたので。京都でやるんで八つ橋は2月25日まで、いい試合をしてですね、試合後に食べていただいて。ジュンさん、和菓子がお好きと聞いたんですけど」

▼ジュン「大好き」

▼宮原「これ食べながらでも。まだ長いと思うんで(とみたらし団子をプレゼント)」

▼レイ「うまそうじゃねえか。さっそくもらうか」

▼ジュン「いや、ちょっと待て」

▼レイ「どうした?」

▼ジュン「毒が入ってるかもしれないぞ」

▼レイ「お前、それが狙いか?」

▼宮原「いやいやいや、このお礼です」

▼青柳「俺が毒見してやろうか? 俺が毒見してやるよ。俺は団子にはうるさいからな。あまりうまいとは言わないぞ」

▼宮原「TAXIめしメチャクチャ見てる」

▼青柳「うまい。毒は入ってない」

▼宮原「うわあ完璧だ」

▼レイ「大丈夫か? ちょっともらおうか。これで俺たちの機嫌取れるなんて思うんじゃねえぞ。うーん、定番の味わいだけど、やっぱうめえな」

▼ジュン「安心する味だな」

▼宮原「見たことある」

▼ジュン「これしかないのか?」

▼宮原「すいません、八つ橋は京都大会が終わってから」

▼レイ「お茶に合うな」

▼ジュン「何かやりにくいな」

――世界タッグをかけた戦いとしては雪辱戦になるが、この二人を攻略する自信は?

▼宮原「いやいや、攻略だなんてもう。ファンですから。京都大会がホントワクワクして、よろしくお願いします!」

▼青柳「そうだな。この俺は忘れもしない10月9日、角田大会で苦杯をなめさせられたことを一度も、一秒たりとも忘れたことがない。必ず斉藤ブラザーズに復讐してやる。DOOMしてやるからな。そしてパートナーであるが一つ言わせてもらう。せっかく貴重なサインをもらったんだ。あとでいらなくなったからって自分のYouTubeのプレゼント企画に回そうなんてするんじゃねえぞ」

▼宮原「うわあ、そんなことはしませんので」

▼青柳「間違いなくこの男はやるぞ。ここで俺が宣言しておこう。以上だ」

――自分たちが負けたら何かリスクはある?

▼青柳「何もない」

▼宮原「メチャクチャ浅はかだな」

▼青柳「ノーリスクハイリターンでいく」

▼宮原「うわ、カッコいい」

――王者組はその条件を了承ということで?

▼レイ「いや、了承してねえけどな。いつ了承したんだ? 俺たちが」

▼青柳「了承しないのか?」

▼ジュン「いや、しないな」

▼青柳「まさか斉藤ブラザーズとあろうものが俺たちが提示した条件、断るつもりか? チャンピオンチーム、逃げるのか?」

▼レイ「まあ、そこまで言うんだったら、俺たちが負けるっていうのはあり得ないからな。ちょっと不本意だけど、いいぜ、やってやるぜ」

▼宮原「おぉ、懐深い!」

▼ジュン「いや、負けないけど、俺は嫌だ」

▼青柳「そこは双子らしく、ちゃんとまとめてくれよ」

▼レイ「大丈夫、絶対俺たち負けないから」

▼ジュン「それは当たり前だけどさ。じゃあ、いいよ」

▼青柳「いいって。マスコミのみんなちゃんと録音したか? 書き込んだか? 次の2月25日は世界タッグと、あんこ1年分、ビール1年間禁止、そしてDOOMの商標登録をさせてもらう」

※写真撮影後

▼ジュン「やりにくいな」

▼レイ「お前、八つ橋たくさん用意しとけ」

▼宮原「京都でご用意します。よろしくお願いします! いい試合しましょう! プロレスファン、世間の皆様が喜ぶ試合を我々でしましょう。サインありがとうございました!」

▼ジュン「絶対DOOMしてやる」

※斉藤ブラザーズが先に去る

▼宮原「やったぜ。サイン、よっしゃあ!」

プロ格 情報局