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3/6【DRAGONGATE】タッグリーグ開幕戦で波乱…KAMEIがドリーム王者マンテから殊勲の勝利

『Rey de Parejas 2024』後楽園ホール(2024年3月6日)
Bブロック公式戦 ○JACKY“FUNKY”KAMEI&ジェイソン・リーvs豹&ルイス・マンテ×

 タッグリーグ戦「Rey de Parejas 2024」が開幕。ジェイソンとのコンビで出場したKAMEIが時間切れ寸前にドリームゲート王者・マンテから殊勲の3カウントを奪取。初戦から波乱を起こした。

 この日、開幕したタッグリーグ戦は2年連続開催。A、B両ブロックの上位2チームが4・10後楽園大会での決勝トーナメントを争う。この日、公式戦4試合が行われ、メインではBブロック公式戦としてNATURAL VIBESのジェイソン&KAMEIとBIG HUGのマンテ&豹が対戦した。元ツインゲート王者とドリームゲート王者・マンテ&ブレイブゲート王者・豹による好カードとなったが、気になるのはKAMEIの存在。BIG HUGは1月からユニット化を表明しており、ここまで何度もKAMEIを勧誘していた。

 ジェイソン組が先手。先制争いから同時コルバタを決めると、KAMEIがトルニージョを敢行した。豹に集中攻撃を浴びせて試合を掌握する。しかし、体格で勝るマンテが登場すると流れはBIG HUGへ。勧誘しているKAMEIを圧倒した。

 長時間捕まったKAMEIは、マンテの肩に飛び乗ると、そこから自陣にダイブして、ジェイソンとのタッチに成功する。ジェイソンはスピード感溢れる動きで豹に猛攻。エルボー合戦でも打ち勝った。だが、エプロンに追い込まれながらも豹は飛びつきダイヤモンドカッターで反撃。代わったマンテは豪快なドロップキックを放つと、豹を呼び込み、合体ボディプレスを連続して落とす。残り時間5分を切ると、マンテはみちのくドライバーIIでジェイソンを突き刺した。

 飛び込んだKAMEIは2人相手にチョップを連打。効果がないと見るや、スピードとトリッキーな動きでかく乱し、華麗に豹を丸め込んでいく。マンテはジェイソンを投げつけて強引にカット。ならばとKAMEIもヒップドロップでマンテを排除する。豹はヘッドスプリング連発で幻惑し、スタナーからサムソンドライバーにつなげるが、KAMEIも丸め込みで譲らず。ジェイソンとの連続攻撃に持ち込んだものの、ミサイルキックがジェイソンに誤爆してしまった。

 すかさず豹はKAMEIに追撃すると見せかけて、場外のジェイソンにトペコンヒーロを放ち、「いけ!」とマンテにゲキ。ここぞとばかりにマンテはスワンダイブ式ミサイルキックを狙う。避けたKAMEIはJACKYナイフで丸め込むも3カウントは奪えず。マンテは肩車からのランニングパワーボムで一気に勝機をたぐり寄せると、アルゼンチン式みちのくドライバーIIを繰り出した。

 KAMEIはギリギリでキックアウト。残り1分がコールされると、マンテはヴェルタ・フィナーレの構えに。KAMEIはウラカンラナで切り返しを狙ったものの、さらにマンテは丸め込む。が、その先を読んだKAMEIがJACKYナイフで押さえ込み、マンテから3カウントを奪った。

 時間切れ目前にKAMEIがドリームゲート王者から殊勲の3カウントを奪取。全勝優勝を宣言していたチャンピオンコンビに初戦で土をつけてみせた。試合後、潔く敗北を認めたマンテが手を差し出し、KAMEIと握手を交わす。

 ここで割って入ったジェイソンは「おかしいだろ? なんで握手するの? 大丈夫か? どうした? 敵だろ」とKAMEIに詰め寄る。KAMEIは「勝ってテンション上がっちゃって握手した。大丈夫、大丈夫。変な意味はない。ありがとうございますのヤツ」と弁明。「そんな気にしなくて大丈夫だから」と必死に弁解すると、ジェイソンも「ごめん」と受け入れた。

 「今日勝ったんだし、大丈夫。落ち着いて」とパートナーに呼びかけたKAMEIは「Rey de Parejas、BIG HUG相手にジャッキー・リーが勝利しました! 初戦いいスタートが切れたんじゃないですか? この調子でどんどん白星を獲得していきましょう!」と意気込む。大きな拍手の中、「4月10日にはRey de Parejas決勝戦、そして優勝者が決定します。4月10日後楽園は今ノリにノッているジェイソンとJACKYで必ず決勝戦の舞台に行って優勝してみせます。今の俺たちなら間違いなくいける。必ず決勝の舞台に行って優勝しましょう」と予告した。

 ドリームゲート王者から3カウントを奪う最高のスタートを切ったKAMEIだったが、気になるのはジェイソンとの関係。一応仲直りはしたものの、バックステージでもジェイソンは「ダメだよ。だってその二人さ、KAMEIのこと好きじゃん。握手したら、もう二人が何考えるかわからない」と苦言を呈した。

 KAMEIは「気にしなくて大丈夫。切り替えて次の試合に向けて頑張りましょう」と笑顔で強調。マンテを破った勢いは際立ったものの、今後のリーグ戦に向けて一抹の不安が残る形となった。


【試合後のKAMEI&ジェイソン】

▼KAMEI「勝ちましたね。Rey de Parejas初戦、相手BIG HUGでしたけど、相手ドリームゲートチャンピオンとブレイブゲートチャンピオン…」

▼ジェイソン「そう、ドリームゲートチャンピオンから獲った」

▼KAMEI「勝ちました、ジェイソン」

▼ジェイソン「最後マジで、最後、何?」

▼KAMEI「何かありました?」

▼ジェイソン「何で握手するの?」

▼KAMEI「いやいや、あれはわからない。勝ってうれしすぎて。わからない」

▼ジェイソン「それおかしい。ダメ。ダメだよ。だってその二人さ、KAMEIのこと好きじゃん。握手したら、もう二人が何考えるかわからない」

▼KAMEI「大丈夫。気にしなくて大丈夫です」

▼ジェイソン「気にするよ」

▼KAMEI「気にしなくて大丈夫。切り替えて次の試合に向けて頑張りましょう」

▼ジェイソン「次頑張りましょう」

▼KAMEI「この調子で白星いっぱい獲って4月10日の後楽園、決勝いって必ず優勝してみせましょう」

▼ジェイソン「でもさ、もし次対戦する時さ、また握手するダメ」

▼KAMEI「大丈夫です」

▼ジェイソン「プロミスするよ、プロミス。おかしいよ。おかしいでしょ」

▼KAMEI「怒ったの?」

▼ジェイソン「今大丈夫」

▼KAMEI「必ずジャッキー・リーで次、どこだっけ?」

▼ジェイソン「どっか」

▼KAMEI「でも次も必ず勝って決勝いってみせます。そして優勝してみせますので、応援よろしくお願いします! ポン!」

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