プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/14【DDT】MAOが正田を一刀両断も期待「何を残してくれるのか楽しみ」 UNIVERSAL王座戦会見

 3・17後楽園大会『Judgement2024〜旗揚げ27周年記念大会5時間スペシャル〜』へ向けた公開会見が14日、都内で行われ、DDT UNIVERSAL王座戦で対決する王者・MAO、挑戦者・正田壮史が出席。MAOが正田を一刀両断にする一方で「何を残してくれるのか、ホントにベルト獲っちゃうのか? 直前になって楽しみになってきました」と期待を込めた。

 2・25後楽園大会で町田光を破って5度目の防衛を果たしたMAOに正田が挑戦表明。受諾はしたもののMAOは3・6新宿大会での前哨戦後に「正田にはDDTにもプロレスにも愛がない」と辛らつな発言を残していた。

 正田は「前哨戦の3・6新宿大会の後、MAOさんに僕がプロレス、DDTを好きじゃないんじゃないかと言われて。そのとき言い返せなくて。すごい悔しい思いをした」と言い、「でも、そのなかでDDT、プロレスをどう好きかを言葉だけじゃ説明できないんで。だからこそ、後楽園で絶対にUNIVERSALのベルトを獲って、僕がDDTの未来であるということを、そしてDDTをプロレスを大好きだというのを皆さんに伝えます」と意気込んだ。が、この日の会見でもMAOの評価は手厳しいものだった。

 「いろんな言葉を投げかけて、何かいいのが返ってくるかなと思ったら、まだ返ってこなかったな。言葉で説明できないなら行動なんだろうけど、俺からしたら、お前はDDTにもプロレスにも愛がない。プロレス好きだと思うけど、愛が足りないよ」と言い放ったMAOは「シャーデンフロイデ(インターナショナル)やってるけど、俺のほうがクリス(ブルックス)にも、(アントーニオ)本多さんにも、マサさん(高梨将弘)にも愛があると思う。(高木)三四郎をどうこうしようというのも、俺が何年も前からやってたこと。でもそれは高木さんに愛があって、俺が夢見た高木三四郎を取り戻してほしくて、愛をもってやってる。だけどお前はそうやったらおいしくなるだろうなって思ってやってる。そこに愛はない」と一刀両断に斬り捨てた。

 「俺は自分がやってきたUNIVERSALの防衛戦、DDTにもウソはない」と断言したMAOは「UNIVERSALのベルトに愛がない証明が、そもそも俺に挑戦してきたこと。挑戦受けると決めた以上、正田壮史にも愛をもってやってる。挑戦してきたことはありがとう。愛をもって防衛戦をやる。いい未来をつくっていけたら面白いんじゃないかな」と宣言。「ただ容赦はしません。今は俺に勝てる見込みはないだろう」と通告しつつ、「そこで何を残してくれるのか、ホントにベルト獲っちゃうのか? 直前になって楽しみになってきました」と期待を込めた。

 MAOはV6に成功したあかつきに、海外での防衛戦を見据えている。4月4日(現地時間)にはペンシルベニア州フィラデルフィアでDDTのアメリカ大会を控え、「DDTの米国大会でUNIVERSALの防衛戦をやらないというのは考えてない」とV7戦を行う構え。「DDTの大会じゃなくても、単身で米国に飛んでやってるんで。UNIVERSALの意味考えたとき、いろんな壁を超えていくベルトでありたい。国も性別も関係ないし、相手が生き物かもわからないし、そういうベルトにしていくだけ。米国でも自由にやりたい」と積極姿勢を見せた。

 一方、舌戦では完敗した正田は3日後のタイトルマッチで覆すしかない。「ベルトを獲ったら、今は僕がDDTの未来として今まで負けて来た先輩方を指名して、防衛を重ねて。見てくださってる皆さんがこれからのDDTは大丈夫だと、これからもっとすごくなるという安心を与えたい」と力を込めて誓ってみせた。

プロ格 情報局