プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/17【NOAH】拳王が場外PFS&「受けの強さ」でプロレスの洗礼 憂流迦「受けたことない衝撃でした」

『GREAT VOYAGE 2024 in YOKOHAMA』横浜武道館(2024年3月17日)
○拳王vs佐々木憂流迦×

 元UFCファイター・憂流迦と拳王によるシングル初対決が実現。拳王がプロレスならではの動きを駆使して最後は場外PFSからのリングアウト勝ちをおさめ、急成長中の元UFCファイターに予告通り“プロレスの洗礼"を浴びせた。

 憂流迦はプロレスデビューから3ヶ月が経過。首都圏・地方問わず全大会に参戦し、試合前の“小川教室"にも参加しながら謙虚かつどん欲にプロレスの基礎を固めてきた。同時にVCタッグリーグ戦で初のリーグ戦も体験。3勝4敗に終わったものの随所で進化を見せつけ、褐色の肉厚ボディも相まって、MMA時代とはもはや“別人"となっている。

 さらにここに来て拳王、丸藤正道とのシングルマッチも決定。この日の横浜武道館大会では拳王とのシングル初対決に臨んだ。

 「プロレスの洗礼」を予告していた拳王から早々に“コーナー宙吊り刑"を受け、プロレスならではの動きで翻ろうされた憂流迦。打撃で反撃しても、拳王は「受けてやる!」と自ら胸板を突き出し、プロレスならではの“受け"を強調した。

 ならばと憂流迦もスクールボーイの要領で拳王を転がすや、巧みにアキレス腱固めへ。さらには回転しながらクロス式の変型ヒザ固めで絞め上げ、またも新兵器を繰り出して拳王はたちまち悲鳴を上げた。

 さらには打撃戦もスリーパーで絡みついて切り返すと、胴締めスリーパーでガッチリ。そのまま場外に転がり落ちても絞め続けたものの、場外で切り抜けた拳王も右ハイキックをズバリ。立て続けにコーナー最上段から場外へのPFSで急降下し、進んでいた場外カウントを逆利用してそのままリングアウト勝ちを奪ってみせた。

 最後もプロレスならではの場外ダイブ、そしてリングアウトで勝利。予告通りに“プロレスの洗礼"を浴びせた拳王は「これがプロレスラーの受けの強さだ。おい! 佐々木憂流迦。どうだ? プロレスは。どうだ? プロレスラーは。RIZINファイター? UFCファイター? てめえらにこれだけ受け身を獲ることができんのか?」と胸を張った。

 一方の憂流迦は「場外へのフットスタンプはちょっと効いたな。今まで受けたことのない衝撃だった」と面食らったものの「まだ1敗。まだ1回。拳王、何回でも。次は絶対に俺が決める」と不屈。続く3・31後楽園大会では丸藤とのシングル初対決に臨む。

【拳王の話】「おい、おい、おい。これがプロレスラーの受けの強さだ。おい! 佐々木憂流迦。どうだ? プロレスは。どうだ? プロレスラーは。RIZINファイター? UFCファイター? てめえらにこれだけ受け身を獲ることができんのか? 3メートル、4メートル、5メートル、その上から落ちてくる人間を耐えられることができるのか? それが! プロレスラーの受けの強さだ」

【憂流迦の話】「効いた。クソ。作戦も立てて、足攻めで、新しい技も出して、新技もやったけど、強かった。チョークしっかりガッチリ入ってたんだけど。肩つかれて、あんなかわし方もあるんですね。いや、場外へのフットスタンプはちょっと効いたな。今まで受けたことのない衝撃だったっす。いやでも、まだ1敗。まだ1回。拳王、何回でも。次は絶対に俺が決める。クソ」

プロ格 情報局