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4/3【新日本】唯一の前哨戦で内藤と火花 辻IWGP戦へ豪語「両国で笑うのは俺だ」

『プロ野球カードゲーム ドリームオーダー Presents Road to SAKURA GENESIS 2024』後楽園ホール(2024年4月3日)
○BUSHI&辻陽太vs内藤哲也&高橋ヒロム×

 辻がIWGP世界ヘビー唯一の前哨戦で王者・内藤と真っ向火花。3日後のタイトルマッチへ向けて「両国で笑うのはこの俺だ」と予告した。

 IWGP世界王者・内藤とNEW JAPAN CUP覇者・辻の頂上対決が実現する4・6両国大会は3日後。この日は王者がヒロム、挑戦者がBUSHIとそれぞれ組んでのL・I・J対決による前哨戦で激突した。

 いきなり内藤と辻が先発で飛び出した。と同時に辻は不発に終わったものの早くもジーンブラスターの構え。内藤コールと陽太コールが交錯する中、スピードを駆使した先手争いを展開し、辻のフロントハイキックをかいくぐった内藤はマットに寝そべって拳を突き上げた。その後、内藤が変型ネックロックでBUSHIを捕らえると、辻が飛び込んで何度も顔面を蹴りつける。即座に立ち上がった内藤も近距離でにらみつけた。

 BUSHIがバッククラッカーで内藤に反撃して突破口を開くと、辻がエルボーを連発し、フロントハイキックで内藤を吹き飛ばす。串刺しボディアタック、ショルダータックルの波状攻撃を浴びせたが、内藤もマンハッタンドロップで止め、ツバを吐きかけるとコーナーミサイルで逆襲。辻がスタンプ攻撃に出ても、内藤はスイングネックブリーカードロップで叩きつけて応戦した。

 終盤には両軍が入り乱れる混戦模様の中、辻が二段式フロントハイキックを内藤にさく裂。ならばと内藤はBUSHI劣性に飛び込んだ辻をスイングDDTで返り討ち。ヒロムに託したが、BUSHIがブシロールで丸め込んで電光石火の3カウントを奪った。

 試合後、内藤と辻はエプロンでIWGP世界ヘビーのベルトを挟んでにらみ合い。ともに不敵な笑みを浮かべた。マイクを手にしたBUSHIは「ヒロム、次の両国が終わって、どんたくが終わったらスーパージュニアだよ。ヒロム、もう勝負は始まってんだよ」と通告。「あと3日後、両国国技館大会。ということは…」と辻にマイクを渡した。

 陽太コールの中、辻は「今日はBUSHIさんのおかげで勝利することができました。ありがとうございます」とBUSHIに感謝すると、「内藤哲也。2年8ヵ月ぶりの辻陽太とのプロレス、楽しんでいただけましたか?」と問いかける。辻は社会人時代、内藤に憧れたことがきっかけで新日本入り。「8年前、俺はテレビの前でベルトを投げる内藤哲也の姿に奮起した。それから時は経ってヤングライオンになり、ここ後楽園ホールで戦った。でも、その時、歯が立たなかった」と当時のことと壮行試合での対戦を回想。「ただな、今は違うぞ。目標は達成するためにあり、憧れは超えるためにある。これは内藤哲也との戦いでもあり、過去の俺との戦いでもある」と言い切った辻は「なあ内藤さん、過去と戦って何が悪いんだ? 俺はなりたい自分になる。内藤哲也、覚悟はいいんだろ? 両国で笑うのはこの俺だ」と通告してみせた。

【辻の話】「(NEW JAPAN CUPの優勝トロフィーを抱えて現れると、床に置いて座る)なぁ、内藤哲也。今のお前の心の声を教えてやるよ。『辻陽太の壮行試合の相手が俺でよかったな』と思ってんだろ? 俺もそう思うよ。内藤哲也、俺は“5.5万いいね"達成できなかったけれども、お前と壮行試合で戦えたことが悔しかったんだ。でも、今となれば、その“点"がこうやって“線"となってつながった4・6両国が楽しみで仕方がない。でもさ、こんな時こそ“あの言葉"を思い出さなきゃいけないんだろ?(※ニヤリと笑って立ち去る)」

【BUSHIの話】「両国まであと3日。そして明日は龍ヶ崎で試合。そして次の日、4月5日は俺のバースデーだよ。今年41歳か。このリングで同い年って言ったらKUSHIDA、デスペラード、タンガ・ロアか。俺自身まだまだやり残したことがたくさんあるよ。今日闘ったヒロムと一緒にIWGPジュニアタッグのベルトも巻きたいし、俺自身、シングルのベルト、IWGPジュニアのベルトを諦めたわけじゃないから。俺が諦めない限りは、まだまだ頑張るよ」

【内藤の話】「2021年8月1日、辻陽太(海外)壮行試合以来、約2年8ヵ月ぶりに辻陽太と対戦したわけで……辻陽太が今年のNEW JAPAN CUPで優勝したことが、偶然じゃなく必然だったって、対戦してみて改めて感じましたよ。3日後の4月6日、両国国技館にてLOS INGOBERNABLES de JAPON同士のIWGP世界ヘビー級王座戦が開催されるわけですが、ここで陽太の勢いを止めてこそ、我々LOS INGOBERNABLES de JAPON、そして内藤哲也、そして辻陽太のためになると思うんでね。全力で今の辻陽太の勢いを止めてみせますよ。次戦は明日、龍ヶ崎総合体育館。聞くところによると、東京スポーツ岡本エキスパートの地元に近いらしいじゃないですか。ね、近所なんでしょ? もしかしてTシャツいっぱい持ってきて、サイン会しようとか思ってんの!? まあぜひ、地元凱旋ということで、岡本エキスパート、サイン会やってくださいよ。どうせ誰も並ばないから。じゃ、そんな東京スポーツ岡本エキスパートの地元凱旋大会である明日の龍ヶ崎総合体育館で、またお会いしましょう。アディオス」

【ヒロムの話】「(※BUSHIが辻にマイクを渡した時点で早々に引き揚げてきて、フロアに片ヒザを着いて)クソッ……。不調に見えるか? 俺がスランプなように見えるか? 悪いけどな、クソ絶好調なんだよ……。(※立ち上がり、控室に向かいながらボソッとつぶやくように)チキショー……」

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