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4/18【ブラッドスポーツ】船木、桜庭、シュレック参戦 6・22両国で豪華カード決定

 ブラッドスポーツ初の日本大会となる6・22両国大会の対戦カード発表会見が18日、東京・帝国ホテルで行われた。

 ジョシュ・バーネットが主宰するノーロープのリングで戦うブラッドスポーツ。初の日本大会となる6・22両国のカードがこの日、決まり、「ジョシュ・バーネットvsジョン・モクスリー」を筆頭に豪華カードが並んだ。

 船木誠勝はデイビーボーイ・スミスJr.と対決する。スミスJr.とは2019年のストロングスタイル3・15後楽園大会におけるタッグマッチ(船木&KENSOvsスミスJr.&スーパー・タイガー)で一度だけ対戦。「あの体で空中回転とかできちゃうんで、身体能力が異常」というように体格差と身体能力の高さが脅威となるが、船木は「それをどう埋めていくか。彼にないもの、自分にあるものをぶつけていきたい」と攻略に自信を垣間見せた。

 桜庭和志は元WWEのサンティーノ・マレラとの異次元対決が決まった。マレラは柔道をバックボーンに持ち、かつてバトラーツで技術研さんに励んだ過去もある。「桜庭はレジェンド。PRIDE時代は桜庭を応援していた。桜庭に敬意を示す最善の方法はぶん殴って投げ飛ばすことだ」と予告してきたマレラに対し、桜庭は「僕もおじいちゃんなんで勘弁してほしいんですが、頑張ります」と苦笑しながらも意気込んだ。

 関根“シュレック"秀樹はPRIDE、UFCで活躍したクイントン“ランペイジ"ジャクソンと対決する。PRIDE時代のジャクソンのファンだったというシュレックだが、「ランペイジは凄いパワーの持ち主だし、パンチが凄いのも分かってるけど、俺も現役のMMAファイター。パンチでもキックでも負けねえ」と言い切った。ジャクソンはMMAの試合でもパワーボムを決めたことがあるが、「あいつがパワーボムをやってくるんだったら、俺が返してジャーマンを決めてやります」と予告してみせた。

 また、4人参加のワンデートーナメントも行われる。1回戦は「佐藤光留vs鈴木秀樹」、「野村卓矢vsトッド・ダフィー」で、勝者が決勝戦を争う。唯一の女子の試合として「小波vs福田茉耶」のワンマッチが組まれた。

【会見の模様】

▼バーネット「キョウハホントウニアリガトウゴザイマシタ。本日は『ブラッドスポーツ武士道』のカードを発表させていただきます。この大会に向けて心も体も強い選手を集めてきました。何としてもこの最高のマッチアップを皆様に早くお伝えしたいと思っています。過去に対戦したことのある選手がマッチアップにいますけども、それとはまた別のブラッドスポーツでしかできないスペシャルなものを見せたいと強く思っています。すべての選手の熱いハートが光るこの大会を皆さん、楽しみにしていてください」

――トーナメントについて

▼バーネット「このトーナメントにおきまして、テクニックだけではなく、一日2試合を戦い抜ける熱いハート、ガッツのある選手を選びました。まず第1試合の鈴木秀樹vs佐藤光留ですけど、両選手とも同じようなバックグラウンドがあると思います。経験値が非常に高くてテクニシャンですね。ビル・ロビンソンvsカール・ゴッチのような試合になるのではないかと思います。第2試合の野村卓矢vsトッド・ダフィーですが、野村選手はついこの間ブラッドスポーツ10に出場したばかりですが、彼のネバーギブアップ精神は本当に素晴らしい。ケガでの欠場となったダビド選手、彼は野獣のような選手なんですが、そのダビドの代わりにふさわしいアメリカンモンスターと言っていいほどのサイズ、パワー、ダビッドと並ぶぐらいの素晴らしいものを持っているトッド・ダフィーを当てようと思いました。これは野村選手にとってテストになるんじゃないかと思っています」

▼野村のコメント「ブラッドスポーツ武士道、かますしかないでしょう。バチバチの情念精神を見せつけて、見ている人の心を奪い取ってやろうと思います」

▼ダフィーのコメント「世界中を飛び回り、スモーアリーナで開催されるジョシュ・バーネットのブラッドスポーツに出場できることに興奮しています。相手がどんな格闘技を学んでいたとしても、俺が苦しみや敗北が何かを叩き込んでやる」

▼鈴木「鈴木秀樹です。さっきジョシュがビルロビンソン、カールゴッチという名前を出したんですけど、鈴木秀樹と佐藤光留はその二人の一歩も二歩も三歩も先をいった戦いを今いっています。それをブラッドスポーツ武士道、両国で見せます」

▼光留「パンクラスMISSIONの佐藤光留です。今回トーナメントというのは聞いてたんですが、誰が出るか、自分がどんな選手と試合をするかを全く聞かずに今日ここに来たら、会見に女子選手がいたので、男女混合トーナメントだと一瞬、喜んだんですけども。反対側が野村と野獣という言葉が飛び交っていて、今怒りに震えております。この怒りを盟友・鈴木秀樹にぶつけて、必ず優勝して。僕、向こうの国に出たことないので本戦に出場するつもりで頑張ります。控室は一緒にしてください」

――女子ワンマッチについて

▼バーネット「世界には強い女子選手というのはたくさんいます。ブラッドスポーツ10では女子の4人トーナメントを開催しましたが、これは本当に厳しいトーナメントだったと思います。今回、女子選手、同じぐらい強い選手を選びました。これは空手vsMMA。一人は藤井恵選手、私の弟子でもあるレジェンドの総合格闘家・藤井恵の生徒でもあります。そんな空手家vsMMAの若くて強いものを見せてもらえたらと思います」

▼福田「GLEATから来ました福田茉耶です。今大会では田村潔司エグゼクティブの元LIDET UWF、GLEAT MMAで育った私の戦いをして小波選手から勝ちを獲りにいきたいと思っています。よろしくお願いします」

▼小波「スターダムの小波です。今回、女子ワンマッチということで、とりあえず、この変態トーナメントに組み込まれてなくて安心しました。女子ワンマッチの中に私が選ばれたことをとても光栄に思っております。ジョシュさんとは私の格闘技の師匠である藤井恵さんのご紹介で私がデビュー前に一度お会いしたことがあるんですけど、こうやってデビューして、ジョシュさんの興行に読んでもらえるという日が来るとは思ってもいなかったので、本当に感慨深いなと思っております。福田選手に関しては私、個人的に好きで、試合とか動画で見てたりしたんですよ。なので凄く気になってたし、いつか対戦したいなと思ってたんですけど、この場でシングルマッチできる日が来たことが、凄くうれしいです。両国の大きい会場でバチバチやり合えることをとても今から楽しみにしております。日本の女子も面白いということをしっかり世界にアピールできたらなと思っております。そしてメグさんにはジョシュさんに足関節をいっぱい学んだと聞いてますので、私もメグさんに広島の道場に帰って足関節を教えてもらって、ジョシュさんから伝わってきた足関節でギブアップ勝ち、この興行でしたいと思います。よろしくお願いします」

――どんな勝ち方をしたい?

▼福田「いつもだったら逃げて逃げて打撃でKOするというふうに言うと思うんですけど、自分自身、今後の課題として強くなるために寝技にチャレンジしていきたいというのを昨日の試合でも深く思ったので、チャレンジ精神でいって、最後は得意のキックでKOしていきたいと思います」

――今、UNタッグを保持し、過去に対戦してきた中で、このルールで戦うことにどんな思いがある?

▼鈴木「場所も全然違う場所でやってるし、今回もまたやったことない場所でやるので、同じ対戦相手だけど、違う気持ちで、新しい気持ちでというのが僕の感覚ですね。あとは僕もさっきトーナメントというのを直前に聞いて、勝ったらジョシュと思っていたので、今ドキドキしています」

▼光留「秀樹さんとたぶんシングルマッチでこれが3回目で、タッグマッチだと数限りなくやってるはずなんですよ。両国で確か馬場さんの没後20周年の時に有刺鉄線ボードの上に投げられたんですよ。その時も結局どんなルールでも僕と鈴木秀樹が向き合うと二人が持ってるものはプロレスの真ん中の部分なので、あまり実は特別なことはルールによって変わることはないですね。それより自分と鈴木秀樹さんは24時間LINEをしているので、常にLINEで女子会をしてるような状態なんです。ホントに大げさじゃなくてアメリカに秀樹さんがいる時、時差があるんで本当に24時間LINEしてたんです。ようやくLINEが終わったなと思ったら、今度ツイッターでリプライが飛んでくるんですよ。そういう関係なんで、これはもう日本で一番めんどくさくてLINEが好きなプロレスラーの一番を決めるトーナメントに今からなります。勝った方がジョシュ選手とやるということで、よろしくお願いします」

――危険なルールに挑戦することについては?

▼福田「自分は今までLIDET UWFルール、格闘プロレスしかやってきてないんですけど、その中でこの過酷なルールというのは自分自身を高められる場所だと思ったので、ぜひ挑戦したいと思いました。なので、お話をいただいた時はうれしかったです」

▼小波「自分はまだあんまりルールをちゃんと確認できてないんですけど、いつも私がやってるプロレスルールとは全然異なってくると思うので、そこに関しては福田さんが凄く有利であると思うんですけど、新しいことができるっていうのはとても新鮮ですし、私のスタイルにも向いてると思うので、そこは自分が求めてたバチバチやり合える女子の試合ができるなと楽しみにしているところでもあり、当日までにはルールをしっかり把握して覚えてバチバチやり合いたいと思います」

▼バーネット「エリック・ハマーvsマイク・オハーンなんですけど、エリックはブラッドスポーツで非常に経験があります。レジェンドですね。私のトレーニングパートナーでありまして、本当にフィジカルもテクニックも強いです。対するオハーンはフィジークなどでとても有名ですが、柔道黒帯ですし、テクニックも素晴らしいものがあります。二人は紛れもないパワー対決と言っていいと思います。これをリングの上で爆発させてもらえたらなと思います」

▼ハマーのコメント「IGFで試合をして以来、日本のリングを見ることがなく時間が過ぎていたが、また日本で戦えることができて燃えている。俺はマイク・オハーンの顔を蹴り飛ばして試合を楽しむから、同じぐらい皆さんにも試合を楽しんでほしい」

▼オハーンのコメント「私はボディビルとフィットネスにおける象徴的な存在であり、アメリカングラディエーターでもタイタン役を務めた。6月22日、私はブラッドスポーツ武士道のリングでタイタンになる。このスポーツで自分より強くてパワフルなヤツはいない。それを日本のファン、そしてエリック・ハマーも知ることになるだろう」

――船木vsスミスについて

▼バーネット「この夢のような対戦カードは経験値が物凄くある二人の対戦というもの以上に、サイズvsテクニックという対戦になると思います。皆さんもご存じの通り、デイビーボーイ・スミスJr.はとにかくでかいです。かなり船木選手とサイズの違いがあると思います。ここはお互いの作戦がどのように作用するかというのがかなり出てくるんじゃないかと思ってます」

▼スミスのコメント「私はブラッドスポーツの初期から試合をしていて、プロレス人生で学んだこと、キャッチ・アズ・キャッチ・キャンを見せてきた。今まで最高の戦いをし、最高の相手を倒してきたが、今回は最高の一人でもある船木さんと対戦する。若いころから船木さんを尊敬したが、今は称賛する時ではなく攻撃する時だと感じている。リングの上で船木さんと向かい合い、目と目、拳と拳で会話することが待ちきれない」

▼船木「デイビーボーイ・スミスJr.選手、一回だけタッグで試合したことがあるんですけども、体が大きいですね。それは凄く有効です。今回はロープがないということで、ちょっとこれは戦い方がいつもと変わってくるなと思いました。去年の9月、横のジョシュさんとNOAHのリングで試合したのを思い出しながら。あれも確かロープ使ってなかったと思うんで、あんな感じですね。サイズはジョシュさんを思い出しながら、リングの外に落とされないように気をつけて挑みたいと思います」

――桜庭vsマレラについて

▼バーネット「桜庭選手は皆様ご存じの通りPRIDEなどのMMA、プロレスなどで試合してきて長い歴史がありますので、皆さんよくご存じだと思います。それに対してサンティーノ・マレラという選手。皆さんご存じだと思いますけど、今回のマッチアップで彼の新たな面を見ることになると思います。彼は国際的な柔道家でありますので、そういったテクニックも見せてくれると思います。この試合は最初の一手、動きをみれば、どれだけ凄いものなのかというのを皆さん観れると思いますので、楽しみにしていてください」

▼マレラのコメント「俺のことをWWEで知っている人が多いと思うが、もともと俺はバトラーツで格闘技を学んだ格闘家だ。桜庭がレジェンドであることは誰もが知っているし、俺もPRIDE時代は桜庭を応援していた。しかし6月22日、桜庭に敬意を示す最善の方法は桜庭をぶん殴って投げ飛ばすことだ。試合開始のゴングが待ちきれない」

▼桜庭「コメントを聞いてると怖いんですが、僕もおじいちゃんなんでお手柔らかにお願いします。殴り合うって言ってたんですけど、グーパンチありなんですか?」

▼バーネット「イエス」

▼桜庭「ロープなしでグーパンチあり?」

▼バーネット「ヒジ、ヒザ、ズツキOK」

▼桜庭「僕もおじいちゃんなんで勘弁してほしいんですが、頑張ります」

――シュレックvsランペイジについて

▼バーネット「ランペイジと話をしていたんですけど、かなり興奮した声で絶対に参戦したいと話していました。彼は日本での印象、ベラトールでの印象を塗り替えたいという思いがあって、かなりハードな練習を日々重ねています。ボクシングなどにも取り組んで頑張っていると。自分のリミットを超える相手を用意してくれということで、関根“シュレック"秀樹選手が対戦相手になったんですが、これはかなりいいマッチメイクだと思っています。ランペイジ選手が関根選手を少し甘く見ていたのであれば、ランペイジ選手にとってやばいことになると思います」

▼ランペイジのコメント「日本で戦う機会をずっと待っていた。ジョシュとブラッドスポーツが俺に世界最高のファンを楽しませる機会を与えてくれたことを光栄に思う。試合になったら俺がシュレックのケツを踏みつけてやるよ。ランペイジが日本に帰ってくるぜ。日本のファンは準備しておいてくれ」

▼シュレック「まずね、ランペイジ。自分はPRIDEで見ていてメチャメチャファンでした。UFCも見てましたし。ただね、自分も警察官をやめて7年、やっとここまでたどり着いて、もうこの間にはいろんなところで戦い、負けて勝って負けて勝って、たどり着いた自分を誇りに思うことも確かです。今回、ランペイジっていうのは凄いパワーの持ち主だし、パンチが凄いのも知っている。だけど、俺は今、現役のMMAファイターでもあり、キックボクシングでもシュートボクシングのランキング2位でもある。パンチでもキックでも負けねえし、パワーでも負けねえ。あいつがパワーボムをやってくるんだったら、俺が返してジャーマンで決めてやります。押忍」

――鈴木vsサッチャーについて

▼バーネット「両選手とも私は本当によく知っている二人で、練習も試合もしてきました。二人はキャッチ・アズ・キャッチ・キャンのマスターです。この対決はキャッチ・アズ・キャッチ・キャンの見本になるような試合になると思います。非常に楽しみです」

▼サッチャーのコメント「私は口数の少ない人間だ。鈴木みのるは間違いなくレジェンドであり、かつて私に勝ったこともある。この試合は二人の勝敗をイーブンにするチャンスだ。全力を尽くし、自分のレスリングを全うする」

▼鈴木「このブラッドスポーツ、実は第1回大会がアメリカで開催された時から参加してまして、何ならジョシュ・バーネットより出てるんじゃないかという状態です。だからキャッチ何たらとか、パンチが何とかっていうことよりも、ロープのないリングでいかに自分らしさを表現できるかっていうことの方がメインかなと。あとはもう会場全部使って試合したいと思いまーす。ダメなんだっけ? ダメって言われてもやるんで」

――スミス選手とタッグで対戦した時、どこに凄さを感じた?

▼船木「体ですね。倍ぐらい体があるような感じがしましたね。さっきも桜庭選手と話したんですけど、あの体で空中回転とか全然できちゃうんで、身体能力が異常だなと。しかも190超えてるんで、体だけだと絶対かなわないと思います。それをどう埋めていくか。彼がないもの、こっちがあるものをぶつけていきたいと思います」

――サッチャー選手の印象は?

▼鈴木「印象? 何年前か忘れたけど、確かアイルランドで対戦してるんだよね、彼とは。印象? 地味。地味だね。逆に言うと派手な冒険する技をやってこないっていう。あんまり賭けをしてこない感じかな。それは前に対戦した時に感じて、一つずつ確実に攻めてくる感じ。すっげえ真面目に答えてるけど、関係ないよ。何やってこようが。何ならイスでひっぱたいてやるよ」

――このルールで初めて戦うことについて?

▼シュレック「ロープがないということなんで、自分としてはノーギ。道着を着ない巌流島、INOKI BOM-BA-YEかなと思ってます」

▼鈴木「分かりづらい」

▼シュレック「分かりづらいですか? 分かりやすく言ったつもりですけど」

▼鈴木「マニアックだよ」

▼桜庭「ロープがないのは怖いんですけど、頑張ります」

▼船木「ロープないとフットワーク使って動いてると、いきなり足踏み外して外に落ちちゃう。それが一番心配。だから戦い方変えなきゃダメだなと思いました」

――鈴木選手が会場中を使う、イスを使うと発言したが、ルール上認められる?

▼バーネット「鈴木選手はいつでもそういうことをしてきて、押さえるのが非常に大変なんですけど、この試合はルールがあるし、レフェリーもいますので、何とか皆さんが安全なようにしたいとは思いますが、本人をコントロールできるのは本人しかいませんので。もちろんイスは使ってはいけません。ルールの中でいいものを見せてくれることを期待しています」

――マレラの印象は?

▼桜庭「まだ特にはっきりと動画とかまだ見てないんですけど、さっき言ってた柔道出身とか、柔道出身の選手って一発入ってくるのが早いんで、そこらへんを気をつけながらできればいいかなと。寝技に引き込めればいいかなと思いますけどね。寝技ももしかしたら強いかもしれないし、そこはやってみないとわからないです」

▼モクスリーのコメント「私は過去の敗北に苦しむことはない。私は常に人通りの少ない道を求め、その道で待ち受けているかもしれない投石を恐れることはなかった。すべてはいつの日か私が生きるに値する人生を送ったと言えるようにするためだ。両国でジョシュ・バーネットと戦い、もし死ぬことになったとしても、それはいい死に方だ」

▼バーネット「ブラッドスポーツ6で対戦した時はレフェリーストップで僕が勝ちました。なので、これはリマッチになるんですけど、彼がくれたコメントを聞いて分かる通り、彼はギブアップをしない心の強さがあります。それを知っていたので、彼がギブアップしないと思って頭を踏みつけてやりました。それでレフェリーストップで前回の試合はお互い血みどろになった血闘だったんですけど、そのリマッチとなります。彼を本当にリスペクトしていますし、すべてのリスペクトを込めて自分も持ってるもの全部出し尽くそうと思います。前回、対戦した当時、彼はIWGP USチャンピオンでした。現在、彼はIWGPヘビー級のチャンピオンです。私は新日本無冠の帝王がIWGPチャンピオンを倒す。こう決めております。そう簡単にはさせてくれないと思いますが、ブラッドスポーツ武士道のメインにふさわしいものを見せたいと思います」

――プロレス初挑戦となった東京ドームでIWGP王者・永田と対戦したが、時を経て現役のIWGP王者と対戦することをどのように感じている?

▼バーネット「ベルトはただ持っている形ではなくて、本当に絶対に逃げない精神を持っていないと王者はいけないと思います。今回はIWGPというベルトはかかっているわけではないですが、それを獲りに行く心づもりで対戦したいと思っています。今後もいろんなチャンピオンと対戦して、ベルトがかかっていなくてもタイトルマッチのつもりでいいものを見せていきたいと思っています」

――大会当日、モクスリー選手がIWGP王者であるかわからないが、ブラッドスポーツのノーロープのリングにIWGP王者が上がる意義は?

▼バーネット「確かに当日まで何があるかわかりません。大会当日にチャンピオンであるかどうかもわからないですけども、ベルトの有無にかかわらずチャレンジしてくるモクスリー選手をいつも尊敬しています。信頼があるからこうやって別の団体のリングに上がってくれますし、彼はIWGP王者はどこにいっても王者になれるということを証明しなければいけないと思っています。同じようにWWE、AEW、新日本、TNA、いろんな団体の王者がそうやってどこにいっても王者は王者であるということを証明していかないといけないと思っています。それと全く同じことをモクスリーはこの日にブラッドスポーツ武士道で見せてくれると思います。私が彼に勝つのはそう簡単なことではないかもしれないですけど、絶対にやっつけます」

――オープニングファイトについて

▼バーネット「どんな大会でも初めてやる一番最初の大会に必要なのものは、正しい心、マインドを持っているかということです。それをまずスタート、一番の切り出しとしてふさわしい阿部選手と飯塚選手の対戦をオープニングファイトとしました。必ずや彼らはいい切り出しをしてくれるはずです。オープニングファイトというのは大会を成功させるためのスタートとして非常に大切なものだと思っています。本日の全カードを見て、私たちが何を作ろうとしているのか、だいぶアイデアが見えてきたと思います。大会というのは場所だったり、ルールだったり、そういうことで全てが決まるわけではありません。両国国技館でいろんな大会が開催されてきました。大会に必要なのは選手の心、熱いスピリットがどれだけあるか。これは始まればきっと皆さんに伝わると思います。6月22日、他では見れない特別なものをぜひ見てください。絶対にこれはすべての感情を動かしてくれる熱いものになると思います。この特別なスタートに皆さん携わってくれて、見てくれて大変感謝します。ありがとうございます」

――ダビト・モジマナシャビリ欠場について

▼バーネット「すでに発表されていたダビト・モジマナシャビリ選手なんですけど、彼はケガによって今回、試合を欠場することになってしまいました。彼の早い回復を祈っております」

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