4/29【全日本】スミスがダイナマイト・キッドばりダイビングヘッドで4勝目、綾部は無念の脱落

『チャンピオン・カーニバル2024』黒部市総合体育センター メインアリーナ(2024年4月29日)
Aブロック公式縁 ○デイビーボーイ・スミスJr.vs綾部蓮×

　スミスが綾部を破って4勝目。綾部は無念の脱落となった。

　チャンピオン・カーニバル初出場を果たしたスミスはここまで3勝1敗。初戦で青柳に苦杯をなめたものの、3連勝で巻き返してきた。6戦目となったこの日、綾部との初出場対決に臨んだ。

　190超の大型対決ともなったが、スミスはキャリアの差を見せつけるようにSTF、マフラーホールドなど執ような足攻めで主導権を握った。綾部がランニングネックブリーカードロップやドロップキックで反撃しても雪崩式ブレーンバスターを敢行。すかさず父のパートナーだったダイナマイト・キッドばりのダイビングヘッドバットを投下して3カウントを奪った。

　スミスが綾部に完勝して4勝目。この日のメインで首位の宮原が5勝目を挙げたため、2点差は依然として変わらないが、5・6後楽園大会での最終公式戦で宮原との直接対決を控える。次戦の5・3仙台大会のサイラス戦に勝利すれば、事実上の決勝進出決定戦に持ち込めるとあって、「AブロックだろうがBブロックだろうが、ZブロックだろうがWブロックだろうが関係ねえ。この俺、デイビーボーイ・スミスJr.がトップだ」と吠えまくった。

　一方、綾部は初戦で宮原を破る大番狂わせから一転4連敗。初カーニバルは最終公式戦を待たずして終戦となってしまった。それでも「4敗目、ふがいない…なんて思ってないんだよね。確かに応援してくれてる人からすれば『何やってんだよ』って思うかもしれないけど、このチャンピオン・カーニバル、めちゃくちゃ楽しんでるよ」という綾部は「まだまだ終わってねえんだ、チャンピオン・カーニバルは。あと2戦あるんだ、チャンピオン・カーニバルは。青柳優馬、黒潮TOKYOジャパンか。このチャンピオンカーニバルで一戦一戦、成長してるからな。綾部蓮をナメんなよ」と言い切ってみせた。

【スミスの話】「よりデカくて、よりハードだったらこうなる。今日はデカいジャバニーズとやったが、2メートルの男がコーナーの上から4メートル飛び上がって仕留めてやった。とはいえ今日のビッグマンはなかなかだった。足をへし折ってやろうと思ったが決してあきらめなかった。でも結局は俺に負けた。とはいえ俺の犠牲者になった。トップロープからのダイビングヘッドバットのな。AブロックだろうがBブロックだろうが、ZブロックだろうがWブロックだろうが関係ねえ。この俺、デイビーボーイ・スミスJr.がトップだ」

【綾部の話】「これでチャンピオンカーニバル4敗目か。公式戦7試合あるうちで4敗目。もう脱落か。デイビーボーイ・スミスJr.、めちゃくちゃ強い。あのクラスの体格は数は多くないけど、やっぱりデカいヤツとのぶつかり合いはめちゃくちゃ楽しい。でも今日はまだ自分の未熟な部分が出てしまったかな。4敗目、ふがいない…なんて思ってないんだよね。確かに応援してくれてる人からすれば『何やってんだよ』って思うかもしれないけど、このチャンピオン・カーニバル、めちゃくちゃ楽しんでるよ。最初に言った通り、失うものなんて何もないからな。どんな結果だって一試合一試合、得るものしかないんだよ。応援してくれる人には申し訳ない結果になったけど、まだまだ終わってねえんだ、チャンピオン・カーニバルは。あと2戦あるんだ、チャンピオンカーニバルは。青柳優馬、黒潮TOKYOジャパンか。このチャンピオン・カーニバルで一戦一戦、成長してるからな。綾部蓮をナメんなよ」