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5/8【全日本】CC優勝戦へ会見 宮原「宮原健斗一色で優勝する」、ジュン「優勝後のリング上で甘いもの食べたい」

 「チャンピオン・カーニバル2024」優勝決定戦「宮原健斗vs斉藤ジュン」へ向けた会見が8日、東京・浅草ビューホテルで行われ、両者が出席。宮原が「宮原健斗一色で優勝する」と5年ぶりV2を誓えば、ジュンは「俺が優勝したらそのまま宮原健斗に甘いものを買いに行かせて、目の前でリングの上で食べたい」と優勝後のスイーツ解禁を描いた。

 全日本春の祭典チャンピオン・カーニバルは5・12横浜BUNTAI大会で最終戦を迎える。優勝戦を争うのはAブロックを首位通過した2019年覇者・宮原と、Bブロックを突破した世界タッグ王者・ジュン。4日後に春の祭典覇者が決まる。

 宮原は5年ぶり2度目の優勝に王手をかけた。開幕前、「新時代を叩き潰す」をテーマに設定し、安齊勇馬、斉藤ブラザーズに決勝進出を厳命した。その中の一人であるジュンが決勝戦の相手に決まり、最高男にとって最高のシチュエーションが出来上がった。「脅威だと認めざるを得ない。なぜなら彼らを応戦するファンがたくさんいるから」、「僕の今までのプロレスの常識とか概念は通用しないんだなと。彼らは彼らの世界観がある」とジュンら新時代勢を評価している。

 だが、そう簡単に譲るつもりはない。「宮原健斗はプロレスファンから常に求められ続けている」と自負する宮原は「間違いなく横浜BUNTAIは宮原健斗一色になるでしょうね」と確信し、人気、存在感ともにジュンを凌駕するつもり。そのためにも「日本全国のプロレスファンは必ずこのチャンピオン・カーニバル優勝戦の舞台で宮原健斗の応援に来てくれ」と呼びかけ、「2019年以来、僕はこのチャンピオン・カーニバル優勝というものを手にしてないわけで。今回、優勝する姿を見せたい」と5年ぶりV2でファンの期待に応える構えをみせた。

 対するジュンは2度目の出場にして、初の優勝戦進出となった。「勢いしかないな。決勝戦が宮原健斗、最高じゃねえか」とたかぶる気持ちを押さえられない様子で、「宮原健斗を叩き潰し、ひねり潰した時、胸を張ってチャンピオン・カーニバル優勝したと言えるだろう」と春の祭典初制覇を見据えた。

 5・3仙台大会で弟・斉藤レイとの斉藤ブラザーズ対決に敗れ、スイーツ禁止を余儀なくされた。「今日で甘いものが食べられなくなって5日目、6日目ぐらいだから。今まで生きてきて長い間甘いものを食べられることはなかったから、甘いものが食べられない憎しみパワーがどんどん体の奥にたまって今にも爆発しそう」とストレスは相当なもの。それでも優勝すれば解禁をレイに認めさせ、優勝を目指す理由が一つ増えた。「優勝しないと大福や饅頭がいつまでたっても食べられない。それは困る。宮原健斗をグッチャグチャだ。DOOM」と予告したジュンは「俺が優勝したらそのまま宮原健斗に甘いものを買いに行かせて、目の前でリングの上で食べたい」と優勝後のリング上でのスイーツ解禁を描いた。


【会見の模様】

▼宮原「いよいよチャンピオン・カーニバル優勝戦、5月12日、横浜BUNTAIが近づいてきました。Bブロック代表は斉藤ジュン。斉藤ブラザーズは今プロレス界で最も流行っているのは認めよう。そしてキャリアだとか、今までのプロレス界の常識は彼らには通用しない。ただ、宮原健斗はプロレスファンから常に求められ続けている。だからこそ、求め続けられているからこそ、俺は今日この舞台に立っている。先日のチャンピオン・カーニバル宮城大会では斉藤ブラザーズの地元・宮城県で彼らの人気っぷりはすさまじいものがあった。それは俺も会場にいて、この目で見させてもらった。ただ、今回の舞台は横浜BUNTAIだ。果たして斉藤ブラザーズの地元・宮城県からお前の応援に来る人たちはいるんだろうか? この俺、宮原健斗は日本全国のプロレスファンが横浜BUNTAIに応援に駆けつけるだろう。いや、日本全国のプロレスファンは必ずこのチャンピオン・カーニバル優勝決定戦の舞台で宮原健斗の応援に来てくれ。5月12日、横浜BUNTAI、チャンピオン・カーニバル2024優勝するのはこの俺、宮原健斗だ」

▼ジュン「斉藤ブラザーズ兄の斉藤ジュンだ。今年のチャンピオン・カーニバルが始まってから、俺はAブロックからいったい誰が勝ち上がってくるかずっと楽しみだった。Bブロックからはこの俺、斉藤ジュンが勝ち上がるのは当たり前のことだったが。先日の後楽園ホール、宮原健斗がデイビーボーイ・スミスJr.を下した時、俺はしびれた。あの時からずっとワクワクしている。その宮原健斗を叩き潰し、ひねり潰した時に胸を張ってチャンピオン・カーニバル優勝したと言えるだろう。DOOM。あ、あとそれから、俺は今、甘いものが食べれなくてな。チャンピオン・カーニバル優勝しないと大福やお饅頭がいつまでたっても食べられない。それはとても困る。だから宮原健斗をグッチャグチャだ。DOOM」

――開幕前の会見で「新時代をぶっ潰す」とテーマを設定し、安齊選手、斉藤ブラザーズに「決勝に上がってこい」と迫っていたが、言った通りの状況で優勝戦を迎えることになったが?

▼宮原「チャンピオン・カーニバルに向けた記者会見で安齊勇馬と斉藤ブラザーズにあのように言ったことがそのまま、その3人の中の一人、斉藤ジュンが勝ち上がってきたのは想像通りかなと。なぜこの二人になったのか。それは俺はいつも思ってることがあって、ファンが求めた形。それがおそらくこの二人だったんじゃないかと俺は思ってるんですけど、負けられませんからね」

――新時代を潰すということはそれだけ宮原選手を脅かす存在になってきている?

▼宮原「うん、脅威だと認めざるを得ないのはおそらくマスコミの皆さんもプロレスファンの皆様も感じてるところではあるんじゃないかなと。それはなぜかというと彼らを応戦するファンがたくさんいるから。ただ、今回は斉藤ブラザーズの地元じゃないから、宮原健斗一色になって彼はビビっちゃうんじゃないですかね」

――決勝進出を果たしたジュン選手のリーグ戦における戦いに感じたことは?

▼宮原「斉藤ブラザーズというのはタッグ屋の印象が今までメチャクチャ強かったし、正直、個々に分かれたところでファンが求めるような、今の日本プロレスファンが求めるような試合ができるかなというのは1年前は正直思ってたんですけど、やはり彼らには僕の今までのプロレスの常識とか概念は通用しないんだなと。彼らは彼らの世界観があるよね」

――チャンピオン・カーニバルは連日、会場の熱が凄かったが、自身が優勝することでそれに拍車をかけられる自負もあるのでは?

▼宮原「2019年以来、僕はこのチャンピオン・カーニバル優勝というものを手にしてないわけで。ただ、その間に優勝決定戦という舞台には何度も出てるわけで。ということはこの俺はその数年間もずっとプロレスファンは宮原健斗を求め続けてきてると。ただ、優勝をつかみ取れてないから、それはプロレスファンに今回は俺が優勝する姿を見せたい。そういう気持ちですね」

――2度目の出場で初の優勝戦進出となったが、今の自分に勢いを実感している?

▼ジュン「まあ勢いしかないな。決勝戦が宮原健斗、最高じゃねえか。さっきも言ったが、宮原健斗をひねり潰してこそ胸を張って優勝したといえるから。早く叩き潰したいね。楽しみだよ」

――優勝すればスイーツ解禁をレイ選手が約束したが、優勝にかけるモチベーションがさらに高まったのでは?

▼ジュン「今日で甘いものが食べられなくなって5日目、6日目ぐらいだから。今まで生きてきて、そんな長い間甘いものが食べられないなんてことはなかったから、今の俺の中で甘いものが食べられない憎しみパワーというのか、どんどん体の奥にたまってるものが今にも爆発しそうで。12日のBUNTAIまでまだ日にちがあるから。当日はとんでもないことになるんじゃないか。それも全部、宮原健斗にぶつけてやるよ」

――優勝後のバックステージでさっそく甘いものを食べて祝うというのは?

▼ジュン「何だったら優勝したら、もうリングの上で食べたいな。俺が優勝したらそのまま宮原健斗に、そうだな、甘いものを買いに行かせて、そのまま目の前でリングの上で食べたい」

――男子プロレスでは初進出となる横浜BUNTAIが舞台になるが意識するところはある?

▼宮原「男子プロレスは初? いいね。初は好きだからね。以前あった横浜文化体育館と同じ場所ですよね。横浜文化体育館というのは今まで何度も三冠戦をやったり、三冠ベルトを奪ったり奪われたりっていう、僕にとってレスラーとして思い出深い場所でもあるんで。それが新しくなって男子として初。それは宮原健斗が優勝しないと、歴史的にもダメでしょう」

▼ジュン「男子プロレスが初ということで、そこで優勝したら気持ちいいだろうな。だから、なおさら宮原健斗を優勝させたくないね」

――弟に負けたショックは残っていない?

▼ジュン「そもそも弟の斉藤レイに負けたのは、あの時はたまたま俺の方が調子悪かっただけで、ホントだったら次の日にでも試合したかったから。それで試合して勝って、あの甘いもの食べれないっていうのを撤回させたかったんだけど、新潟で試合だったからな。でも、もう何も引きずってない。今は甘いものを食べることと宮原健斗で頭がいっぱいだ」

――宮原選手が宮原健斗一色になると発言していたが?

▼ジュン「いや、そんなことはないでしょう。斉藤ブラザーズ、俺も全国にはファンがたくさんいる。当日も東北や宮城からたくさんファンが来てくれるから、逆に宮原より声援が多いんじゃないか」

――ジュン選手の言葉を聞いて?

▼宮原「間違いなく横浜BUNTAIは宮原健斗一色になるでしょうね。それはなぜかと言うと宮城ではないから。宮城県と横浜BUNTAI、遠いですからね。果たしてそれぐらいの熱量があって横浜まで駆けつけてくれる人がいればいいですけどね」

――ジュン選手が甘いものを食べられない状態で怒りパワーがたまっていると発言したが?

▼宮原「プロレスラーとしては欲を押さえ込んで当日を迎えるなんてのは当たり前のことで、5日、6日、1週間でそれを爆発しそうになってるような斉藤ジュン。大爆発したとしても、それもすべて俺が受け入れて包み込んで完膚なきまでにやっつけようと思いますけどね」

――宮原選手も優勝戦へ向けて押さえ込んでいるものがある?

▼宮原「リアルな話をすれば、チャンピオン・カーニバル中は禁酒だったり、いわゆるすべてをこのチャンピオン・カーニバル、そしてプロレスファンに捧げてる。それがあの健斗コールとして会場で宮原健斗の背中を押してくれる。そういう循環が今の俺を強くしてるから。そんな欲を制するなんてのは俺は何年、何10年とやってることだから。彼の5日、1週間とはキャリアの違いがあるね」

▼ジュン「そうは言ってもね、斉藤ジュンが甘いもの食べれないの1週間以上って並大抵じゃないから。たぶん勘違いしてるんじゃないかな。まあ12日楽しみだ」

――5月6日、大きい大会があった中で激闘を繰り広げて一つ上のステージにレスラーとしていったのでは?

▼宮原「やっぱり5月6日というのは日本武道館、プロレス、東京ドーム、ボクシング、そして後楽園ホール、全日本プロレスという状況は1ヵ月前ぐらいから分かっていたことで。その中で宮原健斗が何を会場に来た人たちや、日本武道館や東京ドームを気にしながら会場に来てくれた人や、TV、いろんな形で見てくれた人は少なからず頭の端っこに意識して会場に来ていたと思うから。それをおそらく宮原健斗を見ていればすべてそんなことは忘れた気になったでしょうね。それは俺は自信があったし、あの日、俺は自分に常に言い聞かせてたのは宮原健斗がどこにいるかといったら後楽園ホールにいるんだと。それが大事じゃねえかなと俺は思ってあの日、リングに立ったんで。それが全てあの日、俺はリング上で表現できたと思うから」

――新時代に対して今、一番見せたいもの、示したいものは?

▼宮原「それは新時代がどう感じるかが全てですけど、このチャンピオン・カーニバルもやはり日本全国のプロレスファンは俺のことを求め続けている。ただ、斉藤ブラザーズ、斉藤ジュン。彼らの躍進というか、そういうものは僕もこの16年、17年プロレス界に携わってきて、こんな短いスパンでこれだけプロレスファンに自分たちの名前を届かせて、見てる人が求める状況っていうレスラーを俺は見たことないので。それは僕が今まで生きてきたプロレスラーとしての概念を覆してる存在ではあるので。その概念同士が戦って、みてる人たちがどう感じるかが大事かなと僕は思いますね」

――最後にファンへメッセージを

▼宮原「5月12日、チャンピオン・カーニバル、いよいよ優勝決定戦です。そして舞台は横浜BUNTAI。日本全国からプロレスファンの皆様が応援に来てくれるのを僕は心からお待ちしています。必ず俺が優勝します」

▼ジュン「5月12日は今までにないぐらい宮原健斗をグッチャグチャにして叩き潰してやるから、みんなそれを楽しみにして待っているんだな。その上で甘いものを買わせてきてやる。DOOM」

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