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6/16【NOAH】“戦友タッグ"丸藤&杉浦が11年ぶりGHCタッグ戴冠 AJ戦も決定の丸藤「しっかり整える」

『ABEMA presents GRAND SHIP 2024 in YOKOHAMA』横浜BUNTAI(2024年6月16日)
GHCタッグ選手権試合 ○杉浦貴&丸藤正道vsジャック・モリス&アンソニー・グリーン×

 丸藤&杉浦組が白熱の熱闘の末に王者のモリス&グリーン組を破って約11年ぶり3度目となるGHCタッグ王座戴冠に成功。7・13日本武道館大会でWWE・AJスタイルズとのドリームマッチも決まった丸藤は「しっかり整える」と意気込んだ。

 8度の防衛を重ねて盤石政権を築いてきたモリス&グリーン組に、長らくNOAHを支え続けてきた丸藤&杉浦の“戦友タッグ"が挑戦。横浜BUNTAI大会のセミファイナルで行われた王座戦は、白熱のシーソーゲームとなった。

 序盤から一進一退の好勝負となったが、先にチャンスをたぐり寄せたのは王者組。杉浦が連係攻撃をかいくぐったものの、その杉浦をグリーンがリープフロッグで飛び越すと、そこに組みついたモリスがタイガードライバーを決めた。すかさずグリーンもBLFで追い討ちする。

 必殺技の連発に杉浦が追い込まれてしまうが、丸藤が急行。ひらめきを発揮し、モリスの背中を踏み台にしての虎王でグリーンを蹴り倒した。モリスもグッドルッキングニーでやり返して、4選手がリングで大の字に。

 ダメージを引きずる杉浦だったが、起死回生のオリンピック予選スラムをグリーンに決めて反撃。丸藤がモリスを分断すると、粘るグリーンに杉浦はラリアットを振り抜く。そして、2発目の五輪予選スラムがさく裂し、熱戦に終止符を打った。

 V8を誇ったモリス&グリーン組を止めたのは“戦友タッグ"。2013年3月以来、実に約11年3ヶ月ぶりとなるGHCタッグ王座返り咲きに成功した丸藤と杉浦は、喜色満面で抱き合って場内も大きな拍手と歓声に包まれた。

 写真撮影の段では“戦友"らしく肩を組み、そのまま花道を下がっていった丸藤と杉浦。杉浦が「丸藤さんと巻けたことがうれしい。この今の時代に。それが全て」と喜べば、丸藤も「獲ったからには俺たちが防衛を重ねて、また彼ら(モリス&グリーン)の挑戦を受けれるようにしっかりやっていきたいと思います」とかって兜の緒を締め直した。

 丸藤はWWE・AJスタイルズとのドリームマッチ(7・13日本武道館)も決定。「大切な(NOAHとWWE関係強化の)一発目だと思ってるし、俺もしっかりコンディション整えて、あの素晴らしい世界のAJスタイルズに勝ちたいと思ってますよ」と意気込んだ。戦友との獲得と夢対決実現。ここに来て再び丸藤の周囲が騒がしくなり始めた。


【試合後の丸藤&杉浦】

▼丸藤「ありがとうございました(と杉浦と握手)」

▼杉浦「俺はもう巻いたこともうれしいし、丸藤さんと巻けたことがうれしい。この今の時代に。それが全て」

▼丸藤「そうですね。まったくもって同じだし、ユニットという部分では違うかもしれないけど、彼ら二人には俺らの挑戦を受けてくれて感謝してるし、これからもっともっとやり合っていける対戦相手だと思うし。そのためにも獲ったからには俺たちが防衛を重ねて、また彼らの挑戦を受けれるようにしっかりやっていきたいと思います」

▼杉浦「それまで防衛したいですね」

▼丸藤「そうですね。12年ぶりですか」

▼杉浦「12年長いよ」

▼丸藤「生まれた子供がもう小学校だからね、凄い話だよ。でもそんなことも叶ってしまうのがプロレスだから。叶えてしまうのが俺たちだから」

――AJ戦が決まったが?

▼丸藤「それに向けては、もう大切な一発目だと思ってるし、俺もしっかりコンディション整えて、あの素晴らしい世界のAJスタイルズに勝ちたいと思ってますよ。ありがとうございました(と杉浦と握手)」

――12年ぶりに巻いて喜び方が渋かったが?

▼丸藤「年取ってんだよ、俺たち。渋い喜び方にだって哀愁が漂ってんだよ」

▼杉浦「あと試合もね」

▼丸藤「きつかったから」

▼杉浦「いっぱいいっぱいだから。もうちょっと経ってから喜びをかみしめて表現できると思う」

▼丸藤「俺たちイケオジだから。自分で言うなって?」

▼杉浦「オジサンでいいんですか?」

▼丸藤「いいですよ。ありがとうございました」


【試合後のモリス&グリーン】

▼グリーン「何かちょっとよくわからない気分。凄く変な気分だな。ベルトを持たずにこの場所に立っているのが不思議な気分だけど、レジェンド二人に負けてしまったということで、260日以上防衛してきたけど、レジェンドを前にベルトを手放すことになってしまった」

▼モリス「これが現実なのか。史上5番目の最長記録だったと思うけど、9回目の防衛に失敗してしまった。でもこれで終わりだとは思っていない。二人でゴールドを目指すのはこれで終わりじゃない。まだまだ先があると思っている」

プロ格 情報局