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6/19【NOAH】齋藤がヴァイス返り討ちで世界ヘビーV3 潮崎との決着戦熱望

『ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK.3 GO! 〜潮崎豪デビュー20周年記念大会〜』後楽園ホール(2024年6月19日)
世界ヘビー級選手権試合 ○齋藤彰俊vsクリス・ヴァイス×

 世界ヘビー級王者の齋藤が奪回を目指して乗り込んできたヴァイスの挑戦を退けて3度目の防衛に成功。5月に引き分けている潮崎との決着戦を熱望した。

 齋藤は3月のZERO1靖国大会でヴァイスを破って王座戴冠。今回はTEAM NOAHの“ホーム"LIMIT BREAKにヴァイスが乗り込んでの雪辱戦となった。

 序盤から激しい肉弾戦となるが、競り勝ったのは王座奪回に燃えるヴァイス。ラリアットなどもねじ込み、豪快な滞空式ブレーンバスターでぶん投げると、必殺のパッケージパイルドライバーの体勢に。

 しかし、客席から大・彰俊コールを受けた齋藤は意地のリバース。ラリアットやエルボーを乱れ打つと、三沢光晴さんばりのフェースロックで長時間絞め上げる。ヴァイスがこん身のラリアットやゴツン!と生音が響いた頭突きをねじ込んでも、彰俊コールを再び浴びて発奮し、カウンターのスイクルデスを叩き込んだ。

 組みついてきたヴァイスを豪快なバックドロップで投げると、さらにスイクルデスを連発。ヴァイスも肩を上げて意地を見せたものの、齋藤は天を指差すと、秘策のデスブランドで突き刺し、3カウントを奪った。

 齋藤がヴァイス返り討ちで奪回を阻止。3度目の防衛に成功した王者は、“三沢カラー"のテーピングを手首に巻いた左腕を天に向かって突き上げ、改めて響いた彰俊コールに頭を下げて感謝した。

 そしてバックステージでは「次の挑戦者、これは俺からまた指名させてもらおうかなと思う。潮崎豪どうだ? またいつかシオとやりたいなと俺は言ってたけど、鉄は熱いうちに打たなきゃ意味がねえ」と指名。

 潮崎とは5・29新宿大会で30分激闘ドローを展開。規定により齋藤が2度目の防衛に成功していたが、改めて決着戦を熱望した形だ。齋藤は「ただ、一つだけ俺から条件を付ける。その条件は心身ともに最高な状態でくること。LIMIT BREAK、限界をぶち壊して戦おうぜ!」と呼びかけ、約2ヶ月ぶりとなる同門対決が浮上した。

【齋藤の話】「今日で防衛戦3度目かな。今日もね、見守ってもらったから。デビューして33年3ヵ月。ベルトを獲ったのが3月31日。で、このベルトの第33代。俺には“3"がついている。でも今日のクリス・ヴァイスね。やっぱり自分とこのベルトだからね。時間とかそんなことじゃなくて、凄いものを、パワーを突き付けられたよね。素晴らしい選手だと思うし、あのZERO1の精神は俺もしっかり取り入れる。そして次の挑戦者、これは俺からまた指名させてもらおうかなと思う。潮崎豪どうだ? 彼も今日の20周年、それで新たなことをまた心に刻んで進むと思うし、区切りがついてね。またいつかシオとやりたいなと俺は言ってたけど、鉄は熱いうちに打たなきゃ意味がねえ。だけど、あとはどういうふうに返答が来るかは潮崎次第。ただ、一つだけ俺から条件を付ける。その条件は心身ともに最高な状態でくること。そういうことを言うとな、『お前はどうなんだ?』って言われるかもしれないけど、俺はな、どんな環境だって、どんな境遇だって、どんな状態だって、今の俺が最高なんだ! だから全く問題ない。潮崎、答え待ってるぞ。LIMIT BREAK、限界をぶち壊して戦おうぜ! いいか!!」

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