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6/22【NOAH】新兵器発射…YOICHIが凱旋試合で圧巻勝利 武道館GHC戦へ「一撃で射抜く」

『SUNNY VOYAGE 2024』エディオンアリーナ大阪第2競技場(2024年6月22日)
○YOICHI&大岩陵平&近藤修司&Eita vs 清宮海斗&拳王&アレハンドロ&クリストバル×

 電撃帰国してGHCヘビー級王者・清宮に果たし状を叩きつけた稲村愛輝改め“YOICHI"が、約9ヶ月ぶりのNOAH復帰戦で圧巻勝利。新兵器の払暁(ふつぎょう※逆回転式パワースラム)で試合を決めたYOICHIは「一撃で射抜いて、NOAHの新しい夜明けだ!」と改めて清宮に宣告した。

 「納得するまで帰ってこない。忘れてください」。稲村はそう言い残して昨年9月に渡英。地元・栃木が誇る伝説の弓取り・那須与一にあやかって“YOICHI"とリングネームを改め、イギリスを中心としたヨーロッパマットで武者修行に励んだ。

 そして6・16横浜BUNTAI大会で約9ヶ月ぶりに電撃帰国。いきなり同世代の王者・清宮に「生ぬるい革命家気取ってんじゃねえ! お前ぶっ倒して新たなNOAHの夜明けだ!」と宣戦布告し、NOAH上半期総決算となる7・13日本武道館大会のメインでの新世代GHC戦が決まった。

 凱旋試合にして前哨戦第1ラウンドとなったこの日の大阪大会では、8人タッグマッチで清宮中心の革命集団『ALL REBELLION』カルテットと激突。のっけから先発して火花を散らすと、中盤すぎには猛烈なエルボーを連発して王者の視線をさまよわせた。

 清宮もジャンピングニーで反撃してシャイニング・ウィザードを見舞ったが、続く変型シャイニングはガッチリとガード。逆にぶちかましで相手コーナーまで清宮を吹き飛ばす。代わったクリストバルを強烈な背面エルボー一撃で止めるや、拳王を落差十分のスパインバスターで叩きつけ、エプロンに上がっていた清宮をもフライングショルダーで排除。単身ALL REBELLIONをナデ斬りにしたYOICHIは、新兵器の払暁でクリストバルを豪快に叩きつけ、完璧な3カウントを奪ってみせた。

 まずは凱旋試合で圧巻勝利。清宮めがけてマイクを握るや「お前がそのGHCのベルトを持っていたんじゃ、NOAHに新しい夜明けは来ない!」と断言し、「俺はNOAHの新しい夜明けのためにここに戻ってきた。清宮海斗、お前を一撃で射抜いて、NOAHに新しい夜明けの始まりだ!」と改めて宣告し、那須与一ばりの弓引きポーズで一発奪取を猛アピールした。

 前哨戦第1ラウンドはYOICHIの快勝。7・13日本武道館大会では「丸藤正道vsAJスタイルズ」のドリームマッチを押しのけてのメインイベントに据えられた。3週間後の武道館決戦まで、いかに熱を生めるかもカギとなるだけに、あらゆる意味で激しい火花が散りそうだ。

【YOICHIの話】「言った通り、俺はここNOAHのリングに新しい夜明けのために戻ってきたぜ。必ず、必ず清宮海斗、あいつをぶっ倒して、一撃で射抜いて、新しい夜明けを始める」

【大岩の話】「おい、YOICHI。世代も近いし、俺はしっかりYOICHIも意識してるぞ。俺はまずは実績を残さなきゃいけねえから。しっかりN-1で優勝して清宮海斗とYOICHI、お前もしっかり意識してるからな」


【清宮の話】「おい、YOICHI! すげえ勢いだな。ただ、ただな、おい。勢いだけで獲れんだったら誰でもこのベルト獲ってるよ。そんな甘いベルトじゃねえんだよ。その意味を次からは前哨戦、武道館に向けて徹底的にお前に分からせてやるよ」

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