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6/29【NOAH】拳王が藤原組長と凱旋勝利、“徳島超満員"の誓い YOICHIは超落差ボムで清宮一撃KO

『和田国際交流財団 Presents MATCH 2 -格闘王 前田日明 来場-』徳島・とくぎんトモニアリーナ(2024年6月29日)
○拳王&清宮海斗&藤原喜明&GAINAvsYOICHI&藤田和之&大岩陵平&大和田侑×

 2年連続の徳島凱旋となった拳王が“組長"藤原との豪華連係で快勝。“徳島超満員"の誓いを立てた。一方で7・13日本武道館大会でのGHCヘビー挑戦を控えるYOICHIは、王者・清宮を日本初公開の“超落差ボム"で一撃KOして王座奪取へ進撃の度を深めた。

 昨年のデビュー15周年興行に続く2年連続の徳島開催。今年も『拳王チャンネル見た』を合言葉に学生無料のはからい(※チケット代金は拳王が肩代わり)がなされた。

 元横綱・白鵬の義父でもあり、プロレス界との繋がりも深い徳島の実業家・和田友良氏が理事長を務める『和田国際交流財団』からの特別協賛も得たほか、UWF時代から徳島との関わりが深い前田日明氏も来場。リングサイドでにらみを利かせるなかで、拳王自身はメインに登場した。

 同じALL REBELLIONの清宮、藤原組長、同郷・徳島出身のGAINAとの超異色カルテットで、YOICHI&藤田&大岩&大和田の4人組と対決。拳王はひときわ大きな歓声を背に随所で躍動した。藤原も頭突きや関節技で若い選手と渡り合うと、GAINAも大岩、藤田相手に真っ向からの肉弾戦で競り勝って存在感をみせた。

 そして最後は藤原の一本足頭突き→拳王のPFSの豪華連係が大和田に決まって拳王が凱旋3カウント。まずは藤原組長にマイクを“お願い"し、引き受けた組長も「今日はざっとみて3万5000人の皆様、本当にありがとうございます。今度はここを10万人でいっぱいにしてやろうと思います。来年ももし私が生きていたら、また来たいと思います」とやって場内もどっと沸かせると、「もうひとつニュースがございまして、実は先日、私、後期高齢者の仲間入りをいたしました。死んでたまるかい。全国の年寄り、怒れ! ありがとう」と藤原節をさく裂させてやんやの喝采が場内を包んだ。

 感銘を受けた様子の拳王も「藤原組長が言ったように、3万5千人とは言わないが、ここは4000人入るんだよ。まだまだまだまだ夢は諦めてねえぞ。俺は徳島市立体育館、3500人入るぐらい今年はプロレス界、そして世間を巻き込んで活躍していく」と“徳島超満員"の誓いとともに今年の凱旋大会を締めくくってみせた。

 一方でGHCヘビー挑戦を控えるYOICHIは、猛烈なタックルやホイップ式のブロックバスターなどパワーで清宮を圧倒。最終盤には人形のように清宮を高々と抱え上げるや、“超落差"のシットダウン式ファイヤーサンダーパワーボムを初公開した。

 そのまま清宮は場外でピクリとも動けず。1週間前の凱旋試合では逆回転式パワースラム(払暁)を公開したYOICHIだが、今宵はさらなる新兵器で王者を直接KO。「放たれた矢は止まらない」と王座奪取へ進撃の度をさらに深めた。

【拳王の話】「地元徳島で2年連続この時期に開催できた。本当に嬉しいよな。これもひとえに徳島のクソヤローどものおかげだよ。今日ここで2年連続できた。俺はな、リング上でも言ったけど、俺が見ていた徳島市立体育館の景色はまだまだ遠いよ。俺がガキの頃に見ていた徳島市立体育館、もっともっと盛り上がった。今日ももちろん本当にNOAHの地方大会では考えられないぐらい盛り上がった。それは確実だ。だが、俺はな、まだまだ上を目指してんだ。おい、MATCH 2? 3も4も5もまだまだやっていくぞ。俺は徳島が大好きだ。そして、プロレスリング・ノアを観に来てくれた、徳島市立体育館に来てくれたクソヤローどもが大好きだ。テメーらクソヤローどもも俺の夢についてきてくれ」

【YOICHIの話】「放たれた矢は止まらないぞ。止まらず、GHCヘビーのベルト、清宮海斗を射抜いてやる」

【大岩の話】「今日メッチャクチャ勉強になりました。藤原組長、藤田選手、ありがとうございました」

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