8/12【NOAH】過酷連戦なんの! 3戦連続メイン・稲村が征矢真っ向粉砕で3勝目
『ABEMA presents N-1 VICTORY 2024』神奈川・カルッツかわさき(2024年8月12日)
Bブロック公式戦 ○稲村愛輝vs征矢学×
N-1第5戦・川崎大会のメインを飾った公式戦で、稲村が壮絶な真っ向勝負の末に征矢を撃破。4日連続の公式戦、3日連続メインの過酷日程を跳ね除けての3勝目で、佳境を前に大きな1勝をつかんだ。
NOAH恒例となった夏のカルッツかわさき大会。8・10、8・11後楽園大会に続く3戦連続のメイン出場となった稲村だが、疲れを感じさせぬばかりか、征矢相手にのっけから真っ向からの肉弾戦を繰り広げた。
とはいえ征矢にとっても“N-1川崎"は因縁の舞台。昨年、潮崎豪とのブロック代表者決定戦に敗れて悔し涙に暮れた。昨年の悔しさを払拭せんと、稲村がテーピングで固めていた首に集中砲火。ジワリジワリとダメージを与えて、豪快なショルダーネックブリーカーを決めると、首に激痛が走った稲村はリング上でのたうち回る。それでも真っ向勝負を継続したものの、征矢はドラゴンスリーパーに捕獲。長時間絞め上げてギブアップを迫った。
稲村がしのいでも征矢の猛威は収まらず。ぶっこ抜き式ブレーンバスター、弾道と得意技を惜しげもなく繰り出すと、抵抗する稲村にショートレンジのラリアットを連打し、ジャンピングDDTで仕留めにかかった。
だが、稲村はこれを無双で切り返して大ピンチから勝機をたぐり寄せる。ロープを何度も往復して勢いをつけると、頭から突っ込む捨て身のジャンピングタックルをズバリ。場内は大きくどよめく。屈しない征矢も不意を突くデスバレーボムで突き刺し、死力を腕に込めて弾道を狙うが、これを読んだ稲村が無双を決めて、大合唱の中で3カウントを奪った。
壮絶な真っ向勝負は稲村に軍配。過酷日程で疲労困ぱい…かと思いきや、マイクでいきなり「うぉおおおおおお!」とエネルギーたっぷりの雄叫びを上げた稲村は「もう、もう! 絶対負けたくないんだよ! 俺は崖っぷちかもしれない! でも、でも…絶対あきらめないで、前だけを見て、N-1優勝まで猛進してやるぜ!!! 夏男になるこの俺、そしてこの最高に熱いN-1 VICTORYから目を離さないでください! ありがとうございましたぁああああ!!」と激情マイクを繰り広げ、X JAPANのライブ会場と見まがうほどの“ヨシキ"コールで川崎大会を締めくくった。
無尽蔵のスタミナと有り余るエネルギーがまぶしい稲村の続く公式戦は8・18仙台大会。こちらも真っ向勝負必至な“オリンピアン"タビオン・ハイツとの一戦に臨む。
【稲村の話】「これで3勝。6点だ。まだまだ正直俺は崖っぷちにいるかもしれない。だけど、この苦境、逆風、必ず乗り越えてみせます。大きな波作って、その波に乗っかって、俺が夏男になります!」
※征矢はノーコメント