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8/13【NOAH】小川良成が電撃引退 首の負傷で決断、引退試合・セレモニー行わぬまま

 NOAHは13日、小川良成の現役引退を発表した。

 8月4日の横浜武道館大会出場後に負傷欠場していたが、頸部(首)の負傷で現役続行が難しいと自身で判断した。小川本人からの申し出をNOAH側も了承し、突然の引退発表へと至った。

 小川自身の強い希望により、引退会見や引退セレモニーなども行われないという。結果として先述の8・4横浜武道館大会が現役最後の試合となった。寂しい限りではあるものの、寡黙に美学を貫いた小川らしい引き際で39年間の現役生活にピリオドが打たれた。

 小川は1984年に全日本プロレスに入門し、1985年9月3日の岩手・宮古大会でデビュー。プロレス界きってのテクニシャンとして知られ、故・三沢光晴さん不動のタッグパートナーとして旗揚げからNOAHを支え続けた。

 2002年にはジュニアウエイトながらGHCヘビー級王座戴冠も成し遂げ、世界ジュニア、世界タッグ、GHCタッグ、ジュニア、ジュニアタッグ…と多くのタイトルも獲得。57歳となった今でもNOAHジュニアの第一線で活躍し続ける一方で、長年に渡って多くの若手を指導。通称“小川教室"はNOAHの礎を担い続け、最近では外部から来た佐々木憂流迦や大岩陵平もその門下だった。

 小川引退に関するNOAHからの発表事項は以下の通り。

■小川良成選手 引退のお知らせ

 いつもプロレスリング・ノアへのご声援・ご支援をいただき、誠にありがとうございます。

 このたび、NOAH所属小川良成選手が現役引退を決断されましたことをご報告いたします。

 小川良成選手は、1985年全日本プロレスでのデビュー以来40年近くの現役生活で、GHCヘビー級をはじめ、GHCタッグ、GHCジュニアヘビー級、GHCジュニアタッグほか数々の栄冠を手にするなど第一線で活躍されてこられました。

 近年はNOAHジュニアの中心に位置するだけでなく、技術面でもNOAHの支柱的な存在でした。

 しかし、頸部の負傷により今後現役を続ける事が難しいと判断されたため、小川選手ご本人からのお申し出により現役を引退されることとなりました。

 小川選手へのこれまでのご支援・ご声援に対し、心より御礼申し上げます。

 なお現役生活は引退されますが、日常生活等は心配なく過ごす事ができますので、ファンの皆さまにおかれましては、ご安心くださいますようお願いいたします。

 また、小川選手本人の強い希望により、引退会見や引退セレモニーなども行いませんので、悪しからずご了承のほどあわせてお願い申し上げます。

プロ格 情報局