【NOAH】拳王が怒りの会見乱入「頭スカスカのタッグ、俺が棚橋倒す」 10・11両国で棚橋&清宮と激突 2025/10/2

 10・11両国大会で新日本・棚橋弘至とタッグ対決することになった拳王が2日、両国に向けた会見に乱入。棚橋のVTRメッセージに怒りをあらわにしながら「俺が棚橋を倒す!」と宣言した。

 新日本9・28神戸大会を訪れた清宮が、引退を控える棚橋に両国でのタッグ結成を直訴。棚橋も快諾して清宮&棚橋組実現が決定的となっていたが、このほど相手は丸藤&拳王組に決まった。

 カード発表会見には清宮が単身出席。「これまで闘ってきて、棚橋さんの人間としての大きさというものを感じてきました。最後にNOAHのリングに棚橋弘至を刻んでいただきたい。自分としては引退される前に棚橋さんを直接超えられなかったという心残りはあるんですけど、もっと広い視野でプロレス界、プロレス史、そういう観点から見て、自分と棚橋さんのタッグ。ここで新たな化学反応を起こしてやろうと思ってます」と意気込んだ。

 スケジュールの都合で棚橋は欠席。代わりにVTRで「10月11日、NOAHの両国大会に棚橋弘至、参戦します。清宮選手と組んで丸藤&拳王組。丸藤選手とは何度も戦ってきましたし、拳王選手は初対決。ちょっくら楽しみにしてます。ということで、じゃあ最後に、NOAHファンの皆さん、愛してまーす!」とのコメントを寄せた。

 ところが続く質疑応答中に拳王が乱入。新日本9・28神戸大会で、急きょ高橋ヒロムと石森太二によるGHCジュニア王座戦が行われたことに激怒していた拳王は「お前、よくこの状況で棚橋とタッグ組めるな!? お前知ってんのか!? GHCジュニアをあんなぞんざいに扱った張本人だぞ!?」と詰め寄った。

 さらに拳王は「さっきの棚橋のコメント見て言いたいことだらけだ。拳王とは初対決? ナメてんのか!? (2023年6月両国の)ALL TOGETHER AGAIN、俺その時、棚橋と戦ってるわ!!(清宮&棚橋&宮原vs拳王&オカダ&青柳) コロナ禍でプロレスファンがプロレスロスになってるこの大会、プロレスでみんなを元気づけようとした大会。俺と棚橋、その時に戦った。それも忘れてる社長と何でお前組むんだぞ?」と指摘。「清宮と棚橋弘至、お前ら頭のスカスカタッグ。10・11、俺が清宮じゃねえぞ。棚橋弘至を倒してやるよ」と宣言した。

 とにもかくにも棚橋自身はまったく預かり知らぬところで“面倒事"に巻き込まれる自体に…。「しょうがないですよ、人間だから。そういうときだってあるじゃないですか」と棚橋をかばった清宮は「自分と棚橋さんの最後のタッグをこのNOAHに刻み込みたいと思ってますので。自分が命を懸けて棚橋さんをNOAHのリングにご案内します」と唇を噛みながら語った。

【会見の模様】

――なぜ棚橋選手に出場をお願いした?

▼清宮「棚橋選手は他団体ではあるんですが、自分の中では外せないピースだと思ってますし、一番は初めて対抗戦で試合をした時に非情さだったり、戦いの厳しさだったり、またそれから試合を何度かさせていただいて、そのときにも棚橋さんの人間としての大きさというものを感じさせていただきましたので、自分にとってはすごく特別な思いがある選手というのは確実です。最後にNOAHのリングに棚橋弘至を刻んでいただきたいと思ってます。自分としては引退される前に棚橋さんを直接超えられなかったという心残りはあるんですけど、ここはもっと広い視野でプロレス界、プロレス史、そういう観点から見て、自分と棚橋さんのタッグ。ここで新たな化学反応を起こしてやろうと思ってます」

▼棚橋(VTR)「新日本プロレス100年に一人の逸材、棚橋弘至です。10月11日、NOAHの両国大会に棚橋弘至、参戦します。清宮選手と組んで丸藤&拳王組。丸藤選手とは何度も戦ってきましたし、拳王選手は初対決。ちょっくら楽しみにしてます。ということで、じゃあ最後に、NOAHファンの皆さん、愛してまーす!」

――これを聞いて?

▼清宮「丸藤さんとは何度も試合をしてて、拳王さんとは初タッグ。自分のことは何も触れてないですよね。まあまあ、いいんです。あとはリング上で。そういうことだと思うんで大丈夫です」

――タッグを組むことで棚橋選手から最も学びたいこと、感じたいことは?

▼清宮「今までのこの戦いの中でいろんな経験をさせていただいてきましたので、あえて生意気かもしれないですけど、言うなら今回は学びというより楽しむ、棚橋弘至を心に刻む。そういう感覚で臨みたいと思います」

――相手の丸藤&拳王組についてどう思う?

▼清宮「丸藤さん、拳王さん、仲が悪いんですよ。でもトムとジェリーみたいなものだと思ってるんで、気を引き締めて臨みたいと思います」

※拳王が乱入

▼拳王「何言ってんだ? お前」

▼清宮「何しに来たんですか?」

▼拳王「お前うるせえんだよ。お前な、よくな、棚橋とタッグ組めるな、こういう状況で。お前知ってんのか? GHCジュニアがあんなぞんざいに扱われた張本人だぞ」

▼清宮「知ってますよ」

▼拳王「お前、知ってるのによく行けたな。お前、N-1な、優勝できずに、本当は両国だってメイン出たかったんだろ。暇だからって行くなよ」

▼清宮「たまたまじゃないですか」

▼拳王「お前についていろいろしゃべりたかった。だがな、お前。さっきの棚橋のコメント見て言いたいことだらけだ。拳王とは初対決? (テーブルを叩いて)ナメてんのか? ALL TOGETHER AGAIN、俺その時、棚橋と戦ってるわ。コロナ禍でプロレスファンがプロレスロスになってるこの大会、プロレスでみんなを元気づけようとした大会。俺は昨日のことのように覚えてるよ。お前も覚えてるだろ? あの時、棚橋と組んで俺と戦った。俺と棚橋、その時に戦った。それも忘れてる社長と何でお前組むんだよ? 何か面白いか? そんなんでお前らタッグチーム、おい。頭のスカスカタッグなのか? お前覚えてるのか? ALL TOGETHER AGAIN。戦ったの覚えてるのか?」

▼清宮「覚えてますよ」

▼拳王「覚えてるならタッグパートナーに言っとけよ。お前はプロレスで日本中のプロレスファンを元気にさせるための大会、なんで忘れてんだ?」

▼清宮「しょうがないですよ、人間だから。そういうときだってあるじゃないですか」

▼拳王「そういうときだってある?」

▼清宮「忙しかったんですよ、たぶん」

▼拳王「俺と丸藤君はないと思う。だがな、清宮と棚橋弘至、お前ら頭のスカスカタッグ。10・11、俺が清宮じゃねえぞ。棚橋弘至を倒してやるよ。何も言い返せないのか? 何か俺は待ってるぞ。しゃべってくれよ。もうこれで終わりか?」

▼清宮「拳王さん!」

▼拳王「何だよ?」

▼清宮「あなただってGHCジュニアの時、TOEICやってたじゃないですか」

▼拳王「だから? だから?」

▼清宮「関係ないじゃないですか。ジュニアはジュニアに任せればってあんだけ言ってたのに、あなただってTOEIC行ってたじゃないですか」

▼拳王「だから?」

▼清宮「いや、だからじゃないですよ」

▼拳王「TOEICがどうしたの?」

▼清宮「みんな同じなんですよ。俺だって俺のやり方でNOAHを盛り上げようとしてるんですよ」

▼拳王「いや、ちょっと待ってくれ。もうそろそろ放送事故が起きそうなので、俺はこのへんで失礼します」

▼清宮「何言ってるんですか? 勝手に入ってきて。何やってるんですか? 勝手に入ってきて」

※拳王は去る

――拳王選手の発言に対して?

▼清宮「もうホントあとは自分と棚橋さんの最後のタッグをこのNOAHに刻み込みたいと思ってますので。自分が命を懸けて棚橋さんをNOAHのリングにご案内します」