【NOAH】いよいよ最終決戦…鈴木「ノアは悪の根源」 KESは潮崎&谷口に「挑戦不能」宣告、タイチは内田会長ともみ合いに 3大GHC戦調印式 2016/12/1
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12・2後楽園大会のGHCヘビー級選手権試合「(選手権者)中嶋勝彦vs鈴木みのる(挑戦者)」、GHCジュニアヘビー級選手権試合「(選手権者)小峠篤司vsタイチ(挑戦者)」、12・3ディファ有明大会のGHCタッグ選手権試合「(選手権者/K.E.S.)ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.vs潮崎豪&マイバッハ谷口(挑戦者)」に向けた調印式が1日、都内ノア事務所で開かれた。 グローバル・リーグ戦を制した鈴木が“鈴木軍vsノア最終決戦"を宣言して迎える12・2後楽園大会。決戦を翌日に控えたこの日、3大GHC戦の調印式が開かれた。 後楽園での“時限爆弾爆発"も予告している鈴木は、立会人の内田雅之会長の肩を意味深にポンと叩いてから着席。改めて中嶋に「すべてを賭けて、明日、リングに上がってこい。全部終わりにしよう」と通告した。中嶋も「ノアを良くしたい。鈴木軍の火を俺がこの手で消します」と追放を宣告したものの、一笑に付した鈴木は「お前にひとつ、この2年間で俺が思ったことを教えてやるよ。ノアは“悪の根源"だ。ノアがいる限り、良くなんかならねーんだよ!」と言い放った。 鈴木にとってもプロレス界の“悪の根源"であるノアを消滅に追いやる正義の戦い。そのためには総力を使うことを宣言し、時限爆弾も用意した。とはいえ「お前らに教えて楽しませよう…なんて気持ちはこれっぽっちもないからな? ノアを根底からすべて消し去るために用意しただけ」と強調し、時限爆弾についての新たなヒント提示は拒否した。 GHCタッグ王座戦の調印式では、王者のK.E.S.が事実上の“王座戦消滅"を宣言。というのも12・2後楽園大会でシングルマッチ2試合による前哨戦が組まれており、アーチャーは「そこで俺たちが再起不能にしてやる」と予告した。 無論挑戦者の潮崎は「俺と谷口のタッグは結果も残してないし、試合でもふがいない試合をしていると思っていますけど、“ノアを守るため"に俺たちが行くしかない」と応戦したが、アーチャーは「すべての終わり。ノアの終わり。スズキサンが言った通り。俺たちはGHCタッグを獲るし、再びすべてのタイトルを手にするだろう。スズキサンもGHCヘビーをナカジマから獲って、あの坊やに見せつけるだろう。ノアの終わりを。シオザキもタニグチも、ナカジマも終わるんだ」とタッグ王座戦を待たずして12・2後楽園での“最終決着"を予言した。 後楽園で小峠のジュニア王座に挑戦するタイチだが、調印式ではあくまで「俺がチャンピオンで、あいつ(小峠)がチャレンジャー」と主張。改めて「二度とこいつらの中でタイトルマッチは無い。このベルトは永久に封印。GHCジュニア、その歴史は明日で最後。箱入れて、鍵しめて、石狩川に流して終わり」と宣言し、「テメー(小峠)は二度と、ベルトに挑戦させろとかヌカすなよ?」とクギを刺した。 怒りを押し殺した小峠も「俺が明日こいつに負けたら、自分で自分のことを許されへんと思うから。もうお前に二度と挑戦しない! それでいい」と明言したものの、タイチは調印式後の写真撮影時にベルトを強奪。取り返そうとする立会人・内田会長とのもみ合いに発展したが、「俺がチャンピオンだって言ってんだよ。明日獲りにこいよ」とそのままベルトを持ち去った。 タイチがGHCジュニア王座を封印し、K.E.S.はタッグ王座戦を待たずに前哨戦で潮崎&谷口を“挑戦不能\"に。そして鈴木が“ノアの総意"を背負った中嶋を破って“悪の根源・ノア"を消滅へと導く。鈴木軍が明確な意図を示した直前調印式を経て、いよいよ“ノアvs鈴木軍"は最終決戦を迎える。 各調印式における詳細コメントは以下の通り。 【GHCジュニア王座戦調印式の模様】 ※タイチは立会人の内田会長にガンを飛ばしつつ「誰だこいつ、関係ねえヤツ呼ぶな」と難癖 ――挑戦者のタイチ選手、王座戦に向けた意気込みを ▼タイチ「あ? だからよ、挑戦者はあいつ(小峠)だからよ。あいつからしゃべらせろ。チャレンジャーからしゃべらせろ」 ▼小峠「自分がGHCのジュニアチャンピオンです。自分のプロレスをしっかりして必ず防衛する。それだけです」 ――小峠の意気込みを受けて? ▼タイチ「え? 聞いてなかった」 ――チャンピオンらしい試合をして防衛すると ▼タイチ「え? 誰が? こいつ(小峠)がチャレンジャーだって言ってんだろうが。それじゃなきゃやんねーぞ。こいつが俺に挑戦してくるんだろ? それだったらやってやる…つってんだ」 ――タイチ選手、改めて… ▼タイチ「(※質問した薄毛の記者に)誰だテメー?」 ※薄毛の記者が頭を垂れると ▼タイチ「あぁ、ハゲか。」 ――ベルト自体は欲しい? 欲しくない? ▼タイチ「お前これ欲しいのか? これ巻きたい? いるこれ? これ獲ったからって何かなるの?」 ――レスラーとしての名誉が… ▼タイチ「あるわけねーだろ。ゴミだよゴミ。ゴミかけて『ノアらしいプロレス、心に残るプロレスやります!』って下らねえんだよ。こんなゴミベルトよ、明日以降は封印だな。二度とこいつらにタイトルマッチはやらせねえ」 ――そう言われているが… ▼小峠「こんなヤツを調子に乗らせてしまった原因は自分にあると思ってますんで。こいつに何も言わせないような試合を明日はします」 ――当日は専属ディーバの阿部未歩さんを連れだってくる? ▼タイチ「当たり前だろ。そんなん聞いてどうすんだよ? いっつもテメー違うとこばっか撮ってんだろ? だからてめーハゲてんだよ」 ――改めてベルトは獲ったら… ▼タイチ「そうだよ。最後のチャンスを与えてやるよ。そのかわりだ。こいつが負けたら…いや、負けんだけどよ、二度とこいつらの中でタイトルマッチは無い。このベルトは永久に封印。GHCジュニア、その歴史は明日で最後。箱入れて、鍵しめて、石狩川に流して終わり。テメー(小峠)は二度と、ベルトに挑戦させろとかヌカすなよ? それくらいの覚悟で来てんだろ? どうなんだよ? テメーだけじゃねえぞ。全員だ。全員このベルトについて二度と口にするな。分かったのかよ?」 ▼小峠「…(※怒りを噛み殺しながら) 俺が明日こいつに負けたら、自分で自分のことを許されへんと思うから。もうお前に二度と挑戦しない! それでいい」 ※その後の調印ではタイチが王者の欄にサイン、さらにはベルトを分捕ってその場を去ろうとする。小峠と内田会長が止めてもみ合いに発展、タイチは止めに入った中山レフェリーにヒザ蹴りを見舞い、ベルトを渡さず ▼タイチ「俺がチャンピオンだって言ってんだよ。明日獲りにこいよ」 ※タイチが去る ▼小峠「あいつに勝ってすべて清算します!」 【GHCタッグ王座戦調印式の模様】 ――王座戦に向けた意気込みを ▼谷口「K.E.S.とは一度ベルトを懸けて戦っていて、それ以外でも一度も勝てていない。ですが、3日のタイトルマッチは必ず自分たちが勝ちます」 ▼潮崎「谷口が言ったようにK.E.S.に対しても、自分たちのタッグに関しても何も結果を残せていないし、実績もまったくない。11月23日の後楽園大会でのGHCタッグ戦の後に、俺と谷口でK.E.S.と向かい合いましたけど、あの時の皆さんの声というのが、すべての反応だと思います。でも俺たちは今、やるしかないんで。その気持ちでこのGHCタッグを獲りにいきます」 ▼スミスJr.「夢みてな。12月3日、テメーらは負ける運命にあるんだよ」 ▼アーチャー「お前らはGHCタッグベルトを獲れると思ってるかもしれない。K.E.S.に勝てると思ってるかもしれない。でもお前らはもう二度とK.E.S.と戦うことはできねえんだ。なぜなら、12月2日にシングルマッチがあるよな? そこで俺たちが再起不能にしてやるからだ。だから12月3日には姿をみせるな」 ――鈴木みのるは“最終決戦"と言っているが、それについての認識は? ▼潮崎「正直、俺と谷口のタッグは結果も残してないし、試合でもふがいない試合をしていると思っていますけど、“ノアを守るため"に俺たちが行くしかないし、3日には来るなと言われてますけど、果たしてそうなるかどうかは明日の(後楽園での)試合で見せつけたいと思います」 ▼谷口「とにかく自分たちが勝つことしか考えてないですね」 ▼アーチャー「すべての終わり。ノアの終わり。スズキサンが言った通り。俺たちはGHCタッグを獲るし、再びすべてのタイトルを手にするだろう。スズキサンもGHCヘビーをナカジマから獲って、あの坊やに見せつけるだろう。ノアの終わりを。シオザキもタニグチも、ナカジマも終わるんだ。鈴木軍は未来永劫、イチバンだ」 ▼スミスJr.「プロレスリング・ノアに2017年はねえ。鈴木軍がすべてを制覇する。明日はノア最後の日だ」 【GHCヘビー級王座戦調印式の模様】 ※鈴木は不敵な笑みを浮かべ、内田会長の肩をポンとたたいてから着席 ――王座戦に向けた意気込みを ▼鈴木「おい、中嶋。テメーが新しいノアのリーダーなんだろ? お前の言葉すべてがノアの総意なんだろ? すべてを賭けて、明日、リングに上がってこい。全部終わりにしよう」 ▼中嶋「この位置まで鈴木みのるを来させたのは俺の責任なんで、しっかり明日、チャンピオンとして、ノアを代表して、これ以上鈴木みのるを先に行かせないように必ずします。そして、鈴木軍を俺がこの手で、その火を消します。なぜなら……! 俺はこのベルトとともにノアを守りたい。良くしていきたい。それができると思ってるし、何よりも俺は絶対に…止まらねえ!!」 ▼鈴木「プッ…。何がノアを良くしていきたい、だ。お前にひとつ、この2年間で俺が思ったことを教えてやるよ。ノアは“悪の根源"だ。ノアがいる限り、良くなんかならねーんだよ!」 ――鈴木のコメントを受けて? ▼中嶋「そのために俺が今、ベルトを持ってる。必ず俺が良くします」 ――“ノアは悪の根源"と言った意味は? ▼鈴木「お前らさ、何をもって正義って言ってんだよ。何をもって悪って言ってんだよ?」 ――価値観は人それぞれかもしれません ▼鈴木「じゃ、そういうことだ」 ――では明日は鈴木軍にとっての正義の戦い? ▼鈴木「当たり前だろ? 清く正しく美しい鈴木軍…だろ?」 ――鈴木軍が持つすべての手段を尽くして最後の戦いを終わらせる? ▼鈴木「そう。すべての力だ。総力を使ってな」 ――中嶋選手は“すべてを賭ける"とはどういうことだと認識している? ▼中嶋「その言葉の通りなんじゃないですか。俺はすべてを賭けるけど、そのすべてを失(な)くすのは鈴木みのる、あんただ」 ――すべての手段を尽くして、と言っていたが? ▼中嶋「僕は王者としてすべてを受け入れて、そのうえで勝つことしか考えてない。明日のタイトルマッチはただのタイトルマッチじゃないと思うので、そういう意味でも俺は理解してるつもりだし、明日はノアにとって忘れられない夜にしたいと思います」 ▼鈴木「忘れられない夜…クックック…そりゃそうなるよな?」 ――時限爆弾は12月2日に爆発すると言っていたが、改めてヒントがあれば… ▼鈴木「お前らに教えて楽しませよう…なんて気持ちはこれっぽっちもないからな? ノアを根底からすべて消し去るために用意しただけだから。お前らの希望をなんで俺に押し付けるんだよ。知らねーよ」 ――中嶋選手は時限爆弾についてどんな認識を? ▼中嶋「とにかく僕はすべてを受け入れます。かけるのはこのベルトだけじゃないんでしょ? だからすべてを受け入れるつもりでいるし、そのうえで必ず俺が勝つんで」 ――負けるということは、ベルト以上のものを失うということ? ▼鈴木「テメーは何年この世界で仕事してんだよ。何試合みて来たんだよ。“すべて"つったら“すべて"だ。うるせーよ」 ――内田会長、ノアとしてもこの試合を組んだ意図は“最後の戦い"だから? ▼内田会長「リーグ戦の総括でも申し上げました通り、グローバル・リーグを優勝した鈴木みのる選手に対して、GHCチャンピオンの中嶋選手がリング上で『ノアをかけて戦う』と言ったのがすべてだと思います。そこは中嶋選手に我々も賭けて勝負を見守りたいと思いますし、当然中嶋選手が勝ってくれるものと信じております」
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12・2後楽園大会のGHCヘビー級選手権試合「(選手権者)中嶋勝彦vs鈴木みのる(挑戦者)」、GHCジュニアヘビー級選手権試合「(選手権者)小峠篤司vsタイチ(挑戦者)」、12・3ディファ有明大会のGHCタッグ選手権試合「(選手権者/K.E.S.)ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.vs潮崎豪&マイバッハ谷口(挑戦者)」に向けた調印式が1日、都内ノア事務所で開かれた。
グローバル・リーグ戦を制した鈴木が“鈴木軍vsノア最終決戦"を宣言して迎える12・2後楽園大会。決戦を翌日に控えたこの日、3大GHC戦の調印式が開かれた。
後楽園での“時限爆弾爆発"も予告している鈴木は、立会人の内田雅之会長の肩を意味深にポンと叩いてから着席。改めて中嶋に「すべてを賭けて、明日、リングに上がってこい。全部終わりにしよう」と通告した。中嶋も「ノアを良くしたい。鈴木軍の火を俺がこの手で消します」と追放を宣告したものの、一笑に付した鈴木は「お前にひとつ、この2年間で俺が思ったことを教えてやるよ。ノアは“悪の根源"だ。ノアがいる限り、良くなんかならねーんだよ!」と言い放った。
鈴木にとってもプロレス界の“悪の根源"であるノアを消滅に追いやる正義の戦い。そのためには総力を使うことを宣言し、時限爆弾も用意した。とはいえ「お前らに教えて楽しませよう…なんて気持ちはこれっぽっちもないからな? ノアを根底からすべて消し去るために用意しただけ」と強調し、時限爆弾についての新たなヒント提示は拒否した。
GHCタッグ王座戦の調印式では、王者のK.E.S.が事実上の“王座戦消滅"を宣言。というのも12・2後楽園大会でシングルマッチ2試合による前哨戦が組まれており、アーチャーは「そこで俺たちが再起不能にしてやる」と予告した。
無論挑戦者の潮崎は「俺と谷口のタッグは結果も残してないし、試合でもふがいない試合をしていると思っていますけど、“ノアを守るため"に俺たちが行くしかない」と応戦したが、アーチャーは「すべての終わり。ノアの終わり。スズキサンが言った通り。俺たちはGHCタッグを獲るし、再びすべてのタイトルを手にするだろう。スズキサンもGHCヘビーをナカジマから獲って、あの坊やに見せつけるだろう。ノアの終わりを。シオザキもタニグチも、ナカジマも終わるんだ」とタッグ王座戦を待たずして12・2後楽園での“最終決着"を予言した。
後楽園で小峠のジュニア王座に挑戦するタイチだが、調印式ではあくまで「俺がチャンピオンで、あいつ(小峠)がチャレンジャー」と主張。改めて「二度とこいつらの中でタイトルマッチは無い。このベルトは永久に封印。GHCジュニア、その歴史は明日で最後。箱入れて、鍵しめて、石狩川に流して終わり」と宣言し、「テメー(小峠)は二度と、ベルトに挑戦させろとかヌカすなよ?」とクギを刺した。
怒りを押し殺した小峠も「俺が明日こいつに負けたら、自分で自分のことを許されへんと思うから。もうお前に二度と挑戦しない! それでいい」と明言したものの、タイチは調印式後の写真撮影時にベルトを強奪。取り返そうとする立会人・内田会長とのもみ合いに発展したが、「俺がチャンピオンだって言ってんだよ。明日獲りにこいよ」とそのままベルトを持ち去った。
タイチがGHCジュニア王座を封印し、K.E.S.はタッグ王座戦を待たずに前哨戦で潮崎&谷口を“挑戦不能\"に。そして鈴木が“ノアの総意"を背負った中嶋を破って“悪の根源・ノア"を消滅へと導く。鈴木軍が明確な意図を示した直前調印式を経て、いよいよ“ノアvs鈴木軍"は最終決戦を迎える。
各調印式における詳細コメントは以下の通り。
【GHCジュニア王座戦調印式の模様】
※タイチは立会人の内田会長にガンを飛ばしつつ「誰だこいつ、関係ねえヤツ呼ぶな」と難癖
――挑戦者のタイチ選手、王座戦に向けた意気込みを
▼タイチ「あ? だからよ、挑戦者はあいつ(小峠)だからよ。あいつからしゃべらせろ。チャレンジャーからしゃべらせろ」
▼小峠「自分がGHCのジュニアチャンピオンです。自分のプロレスをしっかりして必ず防衛する。それだけです」
――小峠の意気込みを受けて?
▼タイチ「え? 聞いてなかった」
――チャンピオンらしい試合をして防衛すると
▼タイチ「え? 誰が? こいつ(小峠)がチャレンジャーだって言ってんだろうが。それじゃなきゃやんねーぞ。こいつが俺に挑戦してくるんだろ? それだったらやってやる…つってんだ」
――タイチ選手、改めて…
▼タイチ「(※質問した薄毛の記者に)誰だテメー?」
※薄毛の記者が頭を垂れると
▼タイチ「あぁ、ハゲか。」
――ベルト自体は欲しい? 欲しくない?
▼タイチ「お前これ欲しいのか? これ巻きたい? いるこれ? これ獲ったからって何かなるの?」
――レスラーとしての名誉が…
▼タイチ「あるわけねーだろ。ゴミだよゴミ。ゴミかけて『ノアらしいプロレス、心に残るプロレスやります!』って下らねえんだよ。こんなゴミベルトよ、明日以降は封印だな。二度とこいつらにタイトルマッチはやらせねえ」
――そう言われているが…
▼小峠「こんなヤツを調子に乗らせてしまった原因は自分にあると思ってますんで。こいつに何も言わせないような試合を明日はします」
――当日は専属ディーバの阿部未歩さんを連れだってくる?
▼タイチ「当たり前だろ。そんなん聞いてどうすんだよ? いっつもテメー違うとこばっか撮ってんだろ? だからてめーハゲてんだよ」
――改めてベルトは獲ったら…
▼タイチ「そうだよ。最後のチャンスを与えてやるよ。そのかわりだ。こいつが負けたら…いや、負けんだけどよ、二度とこいつらの中でタイトルマッチは無い。このベルトは永久に封印。GHCジュニア、その歴史は明日で最後。箱入れて、鍵しめて、石狩川に流して終わり。テメー(小峠)は二度と、ベルトに挑戦させろとかヌカすなよ? それくらいの覚悟で来てんだろ? どうなんだよ? テメーだけじゃねえぞ。全員だ。全員このベルトについて二度と口にするな。分かったのかよ?」
▼小峠「…(※怒りを噛み殺しながら) 俺が明日こいつに負けたら、自分で自分のことを許されへんと思うから。もうお前に二度と挑戦しない! それでいい」
※その後の調印ではタイチが王者の欄にサイン、さらにはベルトを分捕ってその場を去ろうとする。小峠と内田会長が止めてもみ合いに発展、タイチは止めに入った中山レフェリーにヒザ蹴りを見舞い、ベルトを渡さず
▼タイチ「俺がチャンピオンだって言ってんだよ。明日獲りにこいよ」
※タイチが去る
▼小峠「あいつに勝ってすべて清算します!」
【GHCタッグ王座戦調印式の模様】
――王座戦に向けた意気込みを
▼谷口「K.E.S.とは一度ベルトを懸けて戦っていて、それ以外でも一度も勝てていない。ですが、3日のタイトルマッチは必ず自分たちが勝ちます」
▼潮崎「谷口が言ったようにK.E.S.に対しても、自分たちのタッグに関しても何も結果を残せていないし、実績もまったくない。11月23日の後楽園大会でのGHCタッグ戦の後に、俺と谷口でK.E.S.と向かい合いましたけど、あの時の皆さんの声というのが、すべての反応だと思います。でも俺たちは今、やるしかないんで。その気持ちでこのGHCタッグを獲りにいきます」
▼スミスJr.「夢みてな。12月3日、テメーらは負ける運命にあるんだよ」
▼アーチャー「お前らはGHCタッグベルトを獲れると思ってるかもしれない。K.E.S.に勝てると思ってるかもしれない。でもお前らはもう二度とK.E.S.と戦うことはできねえんだ。なぜなら、12月2日にシングルマッチがあるよな? そこで俺たちが再起不能にしてやるからだ。だから12月3日には姿をみせるな」
――鈴木みのるは“最終決戦"と言っているが、それについての認識は?
▼潮崎「正直、俺と谷口のタッグは結果も残してないし、試合でもふがいない試合をしていると思っていますけど、“ノアを守るため"に俺たちが行くしかないし、3日には来るなと言われてますけど、果たしてそうなるかどうかは明日の(後楽園での)試合で見せつけたいと思います」
▼谷口「とにかく自分たちが勝つことしか考えてないですね」
▼アーチャー「すべての終わり。ノアの終わり。スズキサンが言った通り。俺たちはGHCタッグを獲るし、再びすべてのタイトルを手にするだろう。スズキサンもGHCヘビーをナカジマから獲って、あの坊やに見せつけるだろう。ノアの終わりを。シオザキもタニグチも、ナカジマも終わるんだ。鈴木軍は未来永劫、イチバンだ」
▼スミスJr.「プロレスリング・ノアに2017年はねえ。鈴木軍がすべてを制覇する。明日はノア最後の日だ」
【GHCヘビー級王座戦調印式の模様】
※鈴木は不敵な笑みを浮かべ、内田会長の肩をポンとたたいてから着席
――王座戦に向けた意気込みを
▼鈴木「おい、中嶋。テメーが新しいノアのリーダーなんだろ? お前の言葉すべてがノアの総意なんだろ? すべてを賭けて、明日、リングに上がってこい。全部終わりにしよう」
▼中嶋「この位置まで鈴木みのるを来させたのは俺の責任なんで、しっかり明日、チャンピオンとして、ノアを代表して、これ以上鈴木みのるを先に行かせないように必ずします。そして、鈴木軍を俺がこの手で、その火を消します。なぜなら……! 俺はこのベルトとともにノアを守りたい。良くしていきたい。それができると思ってるし、何よりも俺は絶対に…止まらねえ!!」
▼鈴木「プッ…。何がノアを良くしていきたい、だ。お前にひとつ、この2年間で俺が思ったことを教えてやるよ。ノアは“悪の根源"だ。ノアがいる限り、良くなんかならねーんだよ!」
――鈴木のコメントを受けて?
▼中嶋「そのために俺が今、ベルトを持ってる。必ず俺が良くします」
――“ノアは悪の根源"と言った意味は?
▼鈴木「お前らさ、何をもって正義って言ってんだよ。何をもって悪って言ってんだよ?」
――価値観は人それぞれかもしれません
▼鈴木「じゃ、そういうことだ」
――では明日は鈴木軍にとっての正義の戦い?
▼鈴木「当たり前だろ? 清く正しく美しい鈴木軍…だろ?」
――鈴木軍が持つすべての手段を尽くして最後の戦いを終わらせる?
▼鈴木「そう。すべての力だ。総力を使ってな」
――中嶋選手は“すべてを賭ける"とはどういうことだと認識している?
▼中嶋「その言葉の通りなんじゃないですか。俺はすべてを賭けるけど、そのすべてを失(な)くすのは鈴木みのる、あんただ」
――すべての手段を尽くして、と言っていたが?
▼中嶋「僕は王者としてすべてを受け入れて、そのうえで勝つことしか考えてない。明日のタイトルマッチはただのタイトルマッチじゃないと思うので、そういう意味でも俺は理解してるつもりだし、明日はノアにとって忘れられない夜にしたいと思います」
▼鈴木「忘れられない夜…クックック…そりゃそうなるよな?」
――時限爆弾は12月2日に爆発すると言っていたが、改めてヒントがあれば…
▼鈴木「お前らに教えて楽しませよう…なんて気持ちはこれっぽっちもないからな? ノアを根底からすべて消し去るために用意しただけだから。お前らの希望をなんで俺に押し付けるんだよ。知らねーよ」
――中嶋選手は時限爆弾についてどんな認識を?
▼中嶋「とにかく僕はすべてを受け入れます。かけるのはこのベルトだけじゃないんでしょ? だからすべてを受け入れるつもりでいるし、そのうえで必ず俺が勝つんで」
――負けるということは、ベルト以上のものを失うということ?
▼鈴木「テメーは何年この世界で仕事してんだよ。何試合みて来たんだよ。“すべて"つったら“すべて"だ。うるせーよ」
――内田会長、ノアとしてもこの試合を組んだ意図は“最後の戦い"だから?
▼内田会長「リーグ戦の総括でも申し上げました通り、グローバル・リーグを優勝した鈴木みのる選手に対して、GHCチャンピオンの中嶋選手がリング上で『ノアをかけて戦う』と言ったのがすべてだと思います。そこは中嶋選手に我々も賭けて勝負を見守りたいと思いますし、当然中嶋選手が勝ってくれるものと信じております」
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