【全日本】2年ぶり返り咲きへジェイク「野村直矢の爆発力引き出す」、暴走大巨人宣言「女性人気でも勝負」 世界タッグ戦会見 2019/7/1 16:18
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7・27大阪大会での世界タッグ選手権試合が決まった王者組・諏訪魔&石川修司、挑戦者組ジェイク・リー&野村直矢が1日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。2年ぶりの返り咲きを狙う挑戦者組はジェイクが「野村直矢の爆発力をどれだけ引き出せるかというのがカギ」としたうえで、「全盛期を倒して僕らが全盛期になりたい」とベルト&代名詞の同時奪取を予告。新合体技も完成させて進化を実感する暴走大巨人は「女性人気、そっちでも勝負します」と宣言した。 ◇ 6・30後楽園大会で暴走大巨人が新合体技「アルティメットデストロイ」を初公開したうえでパロウ&オディンソンのThe Endを撃破。世界タッグ王座V2を果たした。試合後、タッグ再結成に合意していたジェイク&野村が挑戦を表明し、7・27大阪大会でのV2戦が決まった。 V2の代償として諏訪魔が首に大ダメージを負ったが、「新しい連係技もできて、我々のタッグチームとしてのレベルも6月の戦いでもう一段階上がったんじゃないかなと思います」と石川が言うように、暴走大巨人の強さと全盛期ぶりに拍車がかかった形となった。そこで迎えるジェイク&野村戦。諏訪魔は「Evolution出てってさ、NEXTREAMというの出たんでしょ。今度はSweeperに入りたくねぇけどベルトがほしいんだと。ずっとわがまま言ってる子供みたいだな」と野村に手厳しい言葉を口に。「そこを叩き潰して間違ってるよってところを教えてぇ」と野村狙いを視野にV3戦で教育する構えをみせた。 パートナーの石川は「勢いあるのはわかってますけど、我々もだいぶ進化してるんで、全然負ける気がない」と言い切った。「ジェイクはともかく野村はコメント力をもうちょっと勉強した方がいい」と諏訪魔同様、野村にダメ出しし、「今、話を聞いてて思ったんですけど、こういうところが野村直矢の女性人気のあるところだなと思ったんで、僕はそっちでも勝負します。そっちの養分も吸い取って防衛します」と宣言。これには諏訪魔も思わず笑ってしまったものの、「俺もモテるわ、じゃあ」と呼応した。 ジェイク&野村は2017年8月、ジェイクの負傷欠場によって世界タッグを返上して以来、2年ぶりの再結成となる。かと言って野村がSweeper入りするわけではなく、あくまでも世界タッグ獲りという共通した目的のための合体だ。まさにお互いを利用し合う形となるが、ジェイクが「まだまだ信頼関係とかはオブラート並に薄いと思います」というようにチームワーク面で不安が残る。 それでも野村は「僕ら二人だったら、この暴走大巨人も倒せる」と豪語。「僕ら二人組んだらこの暴走大巨人を倒せるんじゃないかと思ったから組ませたと思うんですよね。会社の期待に応えたいというのもあるし、僕ら二人でタッグ戦線を盛り上げたい」との思いを口にしたうえで、「僕らが暴走大巨人から獲ったら、また新しい風景が見えてくると思うんですよ。楽しみにしておいてください」と強気に言い切ってみせた。 ジェイクは現在、岩本煌史とアジアタッグを保持しており、勝てばタッグ2冠王となる。「僕は今、手元にアジアタッグありますけど、それはそれで盛り上げるし、世界タッグも獲って盛り上げようと僕は思っている」と誓うジェイクは、「野村直矢の爆発力というものを僕は身を持って体験しているので、その爆発力をどれだけ引き出せるかというのがカギとなってくる」と自己分析。それを形にして2年ぶりの世界タッグ返り咲きを果たすつもりで、「養分になってたまるかですよ、こっちは。やるって言ったんだからやりますよ」と意地をむき出し。「全盛期を倒して僕らが全盛期になりたい」と暴走大巨人からベルトとともに代名詞も奪い取る構えをみせていた。 【会見の模様】 ▼ジェイク「急きょ昨日組まれたこのタッグチームですけど、僕らは以前、世界タッグを獲っていました。ホントに久々の、何て言えばいいのかな、組むことになったので、まだまだ信頼関係とかはオブラート並に薄いと思います。ただ、野村直矢の爆発力というものを僕は身を持って体験しているので、その爆発力をどれだけ引き出せるかというのがカギとなってくるのではないかなと。僕はそう思っているので、世界タッグまでまだ時間があるので、それまでにしっかりとそこをやっていきたいと思います」 ▼野村「昨日はチャンピオンチームが防衛成功して、僕らの挑戦表明も成功して縁起がいいかなと思うんですけど、僕ら二人だったら、この暴走大巨人も倒せると。今たぶん日本一じゃなくて世界一強いタッグチームだと思うんですよ。その世界一強いタッグチームに僕らが勝ったら僕らが世界一強いタッグチームになると思うんですよ。野村直矢&ジェイク・リー、一気に駆け上がりますよ」 ▼石川「(6・2)神戸でボンバーやって、昨日The End。両方ともホントに強くて、The Endも連係技も強くてタフな試合だったんですけど、そのThe Endのおかげで新しい連係技もできて、我々のタッグチームとしてのレベルも6月の戦いでもう一段階上がったんじゃないかなと思います。で、ジェイクと野村。チャンピオン・カーニバルで諏訪魔さんが野村に負けてるのは僕はモニターで見ていて悔しかったんで、勢いあるのはわかってますけど、我々もだいぶ進化してるんで、全然負ける気がないんでね。あと一つ言うと、挑戦表明成功したって、成功してねぇからな。あんなしょっぱい挑戦表明しやがって。でも受けてやりますよ、チャンピオンなんで」 ▼諏訪魔「昨日の後楽園大会のThe Endとの試合で、何かね今日体が痛いですね。痛いよ…」 ▼石川「(苦笑)」 ▼諏訪魔「あの合体技はね、今でも痛いなって思うよね。何で俺、あんなふうにコーナーに乗っかっちゃんだろうと。試合権利ある奴が上にいこうよって話をしてたにもかかわらず、目が合って、諏訪魔さんいってって目してたから、わかったっていっちゃったんだよね。それでドンピシャで決まって流れが一気に変わったっていうのがあるし、そこは石川選手が思いきし俺のことをぶん投げてくれてくれたんでね。首は痛いけどよかったなって思いますね。だってこういう場で会見できるわけだから。負けてたら何もないわけで、こういう舞台にまた立てるのはよかったなと思います。それと昨日、試合終わって裏で二人が出てきて、ベルト挑戦してぇという話を聞いて、じゃあやってやろうじゃねぇかと。俺はただフワフワ言うだけかなと思ったんだけど、石川選手が若い奴らから栄養吸い取ってやろうぜみたいなこと言ってたんだよね。俺、それいいなと思って、そういう若いエキスを吸い取っちまう、そういう戦い方もあるんだなって思ったよね。確かに今まで過去の大先輩の人たちというのは若い奴から凄ぇエキス吸い取ってたと思うし、俺も凄ぇ吸い取られた感じがするんだよね。だったら今回、この二人を自分も石川選手も肥えていくための栄養として吸い取っちゃおうかと思いますね。試合も独占、占有率上げて、暴走大巨人嫌だなと思わせたうえで俺らがまた若返ると。そして全盛期は続く。そういうタイトルマッチにしたいと思います」 ――アルティメットデストロイの手応えは申し分なかったと思うが、諏訪魔選手のダメージが大きかったこともあって、そうやすやすと出せないのでは? ▼石川「ピンチに陥った時のお願いする懇願の目で何とかしたいなと。あの時も懇願の目でいってもらったんで。行ってくださいっていう顔をしたらいってくれたんで、そこはタッグチームの絆かなと思います」 ▼諏訪魔「何かね、犬みたいな目してたんだよね。あの目でみられたら、よし!ってなっていっちゃったよ」 ▼石川「ダメージもこっちのチームも諏訪魔さんがだいぶ負ったんで。危険な連係なんでなかなか多発はできないなと思ってます」 ▼諏訪魔「前日に首を痛めてたんだよね。痛めたんだけど、いってって言われたらいくしかないでしょ。でもよかったよね。あれだけ破壊力あるものがぶっつけ本番でいけたわけだから、より精度も上がっていくだろうし、これから。野村の自己主張が鼻につくんで、俺の肥やしになってもらうよ今回。ジェイクもだな。格好の食い物になってもらいますよ」 ――タッグ結成に合意したが、タッグチームというよりもライバル関係だと? ▼ジェイク「そうとらえていただいて。野村選手は僕と戦いたいだろうし、組むだけじゃなく。今回、世界タッグを獲りたいというお互いの意思が重なったっていうので握手したんだと思うし。僕は今、手元にアジアタッグありますけど、それはそれで盛り上げるし、世界タッグも獲って盛り上げようと僕は思っているので」 ▼野村「正直マッチメーク見た時に、凄い違和感しかなくて。何でジェイクと組むんだ?っていう違和感しかなかったんですよ。でも自分なりに考えた結果、会社が僕ら二人を組ませたら面白いんじゃないかと。僕ら二人組んだらこの暴走大巨人を倒せるんじゃないかと思ったから組ませたと思うんですよね。会社の期待に応えたいというのもあるし、僕ら二人でタッグ戦線を盛り上げたいというのがありますね。僕らが暴走大巨人から獲ったら、また新しい風景が見えてくると思うんですよ。楽しみにしておいてください」 ――あくまでもSweeperに入るのではないと? ▼野村「そうですね。ジェイクと組むだけで、何でSweeperに入らないといけないんだと思うし。ただ世界タッグほしいからジェイクと二人で獲りにいく。それだけです」 ――2年前に世界タッグ王者に君臨し、返上で失ったがその続きという感覚? ▼ジェイク「その時と状況が全然違うし、過去は過去なのでね。今のジェイク・リー僕自身、そして今の野村直矢。特にこのパートナー野村直矢の力をどれだけ僕が引き出すか。僕はそこに焦点を当てて、全盛期を倒して僕らが全盛期になりたいです」 ▼野村「僕の中ではそういうふうに捉えてますね、もはや。ケガで返上してしまったんで、会社が組ませてるというのもそういう意味なのかなと思います」 ――王者組が「養分にする」と宣言しているが、挑戦者組からすれば世代闘争、下剋上になるが? ▼ジェイク「養分になってたまるかですよ、こっちは。やるって言ったんだからやりますよ」 ▼野村「結構、世界タッグのベルト、暴走大巨人の二人が持ってる期間が長いんで、野村直矢&ジェイク・リー、この二人が獲ることによってタッグ戦線もいろいろ活性化してくるんじゃないかと思って。僕らがホントに一番強いタッグチームになります」 ――挑戦者組の主張を聞いて感じるものは? ▼石川「やっぱり簡単に言うとジェイクはともかく野村はコメント力をもうちょっと勉強した方がいいような気がしますね。そんな印象です。もちろん勝ちにいくのは当たり前なんですけど、ただね、僕は今、話を聞いてて思ったんですけど、こういうところが野村直矢の女性人気のあるところだなと思ったんで。僕はそっちでも勝負して、そっちでも勝とうかなと思ってます」 ▼諏訪魔「(爆笑) すいません、笑っちゃいました。今、控室にいるみたいで。すいません。俺もモテるわ、じゃあ」 ▼石川「そっちでも勝負します。そっちの養分も吸い取って防衛します。諏訪魔さん、お願いします」 ▼諏訪魔「石川修司ここにありって感じの会見だね。ホントに全盛期だな。俺、リスペクトするね。コメントどうのこうの俺自身はこの二人がタッグチャンピオンだったっていうのははっきり言って覚えてないんだよね。そうだったの? 忘れてるのかな。それぐらい記憶にない。それと野村、こいつね、我がままだな。ホントそう思うよ。Evolution出てってさ、NEXTREAMというの出たんでしょ。今度はSweeperに入りたくねぇけどベルトがほしいんだと。ずっとわがまま言ってる子供みたいだな。俺もわがまま言うところあるんだけどさ、俺から見たら何か凄ぇ好き勝手言うし、やってるなというのがあるんでね。そういう部分はジェイクも困るだろうけど、それがいい化学反応するかもしれないしね。俺らそこを叩き潰して間違ってるよってところを教えてぇなと思います」 ――諏訪魔選手はチャンピオン・カーニバルで敗れていることもあり、野村狙いになる? ▼諏訪魔「それも面白いな。でもね、チャンピオン・カーニバルでジェイクとやった時にまだやりてぇなと思ったんだよね。そういう意味で俺の中ではやりがいのある、それぞれにテーマがあるなというのがあるんだよね。野村に対しては教えなきゃいけないことあるし、ジェイクとはまだまだガンガンやってみたいのがあるし。そういう意味では俺もガンガンいっちゃおうかなと思うタイトルマッチですね」
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7・27大阪大会での世界タッグ選手権試合が決まった王者組・諏訪魔&石川修司、挑戦者組ジェイク・リー&野村直矢が1日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。2年ぶりの返り咲きを狙う挑戦者組はジェイクが「野村直矢の爆発力をどれだけ引き出せるかというのがカギ」としたうえで、「全盛期を倒して僕らが全盛期になりたい」とベルト&代名詞の同時奪取を予告。新合体技も完成させて進化を実感する暴走大巨人は「女性人気、そっちでも勝負します」と宣言した。
◇
6・30後楽園大会で暴走大巨人が新合体技「アルティメットデストロイ」を初公開したうえでパロウ&オディンソンのThe Endを撃破。世界タッグ王座V2を果たした。試合後、タッグ再結成に合意していたジェイク&野村が挑戦を表明し、7・27大阪大会でのV2戦が決まった。
V2の代償として諏訪魔が首に大ダメージを負ったが、「新しい連係技もできて、我々のタッグチームとしてのレベルも6月の戦いでもう一段階上がったんじゃないかなと思います」と石川が言うように、暴走大巨人の強さと全盛期ぶりに拍車がかかった形となった。そこで迎えるジェイク&野村戦。諏訪魔は「Evolution出てってさ、NEXTREAMというの出たんでしょ。今度はSweeperに入りたくねぇけどベルトがほしいんだと。ずっとわがまま言ってる子供みたいだな」と野村に手厳しい言葉を口に。「そこを叩き潰して間違ってるよってところを教えてぇ」と野村狙いを視野にV3戦で教育する構えをみせた。
パートナーの石川は「勢いあるのはわかってますけど、我々もだいぶ進化してるんで、全然負ける気がない」と言い切った。「ジェイクはともかく野村はコメント力をもうちょっと勉強した方がいい」と諏訪魔同様、野村にダメ出しし、「今、話を聞いてて思ったんですけど、こういうところが野村直矢の女性人気のあるところだなと思ったんで、僕はそっちでも勝負します。そっちの養分も吸い取って防衛します」と宣言。これには諏訪魔も思わず笑ってしまったものの、「俺もモテるわ、じゃあ」と呼応した。
ジェイク&野村は2017年8月、ジェイクの負傷欠場によって世界タッグを返上して以来、2年ぶりの再結成となる。かと言って野村がSweeper入りするわけではなく、あくまでも世界タッグ獲りという共通した目的のための合体だ。まさにお互いを利用し合う形となるが、ジェイクが「まだまだ信頼関係とかはオブラート並に薄いと思います」というようにチームワーク面で不安が残る。
それでも野村は「僕ら二人だったら、この暴走大巨人も倒せる」と豪語。「僕ら二人組んだらこの暴走大巨人を倒せるんじゃないかと思ったから組ませたと思うんですよね。会社の期待に応えたいというのもあるし、僕ら二人でタッグ戦線を盛り上げたい」との思いを口にしたうえで、「僕らが暴走大巨人から獲ったら、また新しい風景が見えてくると思うんですよ。楽しみにしておいてください」と強気に言い切ってみせた。
ジェイクは現在、岩本煌史とアジアタッグを保持しており、勝てばタッグ2冠王となる。「僕は今、手元にアジアタッグありますけど、それはそれで盛り上げるし、世界タッグも獲って盛り上げようと僕は思っている」と誓うジェイクは、「野村直矢の爆発力というものを僕は身を持って体験しているので、その爆発力をどれだけ引き出せるかというのがカギとなってくる」と自己分析。それを形にして2年ぶりの世界タッグ返り咲きを果たすつもりで、「養分になってたまるかですよ、こっちは。やるって言ったんだからやりますよ」と意地をむき出し。「全盛期を倒して僕らが全盛期になりたい」と暴走大巨人からベルトとともに代名詞も奪い取る構えをみせていた。
【会見の模様】
▼ジェイク「急きょ昨日組まれたこのタッグチームですけど、僕らは以前、世界タッグを獲っていました。ホントに久々の、何て言えばいいのかな、組むことになったので、まだまだ信頼関係とかはオブラート並に薄いと思います。ただ、野村直矢の爆発力というものを僕は身を持って体験しているので、その爆発力をどれだけ引き出せるかというのがカギとなってくるのではないかなと。僕はそう思っているので、世界タッグまでまだ時間があるので、それまでにしっかりとそこをやっていきたいと思います」
▼野村「昨日はチャンピオンチームが防衛成功して、僕らの挑戦表明も成功して縁起がいいかなと思うんですけど、僕ら二人だったら、この暴走大巨人も倒せると。今たぶん日本一じゃなくて世界一強いタッグチームだと思うんですよ。その世界一強いタッグチームに僕らが勝ったら僕らが世界一強いタッグチームになると思うんですよ。野村直矢&ジェイク・リー、一気に駆け上がりますよ」
▼石川「(6・2)神戸でボンバーやって、昨日The End。両方ともホントに強くて、The Endも連係技も強くてタフな試合だったんですけど、そのThe Endのおかげで新しい連係技もできて、我々のタッグチームとしてのレベルも6月の戦いでもう一段階上がったんじゃないかなと思います。で、ジェイクと野村。チャンピオン・カーニバルで諏訪魔さんが野村に負けてるのは僕はモニターで見ていて悔しかったんで、勢いあるのはわかってますけど、我々もだいぶ進化してるんで、全然負ける気がないんでね。あと一つ言うと、挑戦表明成功したって、成功してねぇからな。あんなしょっぱい挑戦表明しやがって。でも受けてやりますよ、チャンピオンなんで」
▼諏訪魔「昨日の後楽園大会のThe Endとの試合で、何かね今日体が痛いですね。痛いよ…」
▼石川「(苦笑)」
▼諏訪魔「あの合体技はね、今でも痛いなって思うよね。何で俺、あんなふうにコーナーに乗っかっちゃんだろうと。試合権利ある奴が上にいこうよって話をしてたにもかかわらず、目が合って、諏訪魔さんいってって目してたから、わかったっていっちゃったんだよね。それでドンピシャで決まって流れが一気に変わったっていうのがあるし、そこは石川選手が思いきし俺のことをぶん投げてくれてくれたんでね。首は痛いけどよかったなって思いますね。だってこういう場で会見できるわけだから。負けてたら何もないわけで、こういう舞台にまた立てるのはよかったなと思います。それと昨日、試合終わって裏で二人が出てきて、ベルト挑戦してぇという話を聞いて、じゃあやってやろうじゃねぇかと。俺はただフワフワ言うだけかなと思ったんだけど、石川選手が若い奴らから栄養吸い取ってやろうぜみたいなこと言ってたんだよね。俺、それいいなと思って、そういう若いエキスを吸い取っちまう、そういう戦い方もあるんだなって思ったよね。確かに今まで過去の大先輩の人たちというのは若い奴から凄ぇエキス吸い取ってたと思うし、俺も凄ぇ吸い取られた感じがするんだよね。だったら今回、この二人を自分も石川選手も肥えていくための栄養として吸い取っちゃおうかと思いますね。試合も独占、占有率上げて、暴走大巨人嫌だなと思わせたうえで俺らがまた若返ると。そして全盛期は続く。そういうタイトルマッチにしたいと思います」
――アルティメットデストロイの手応えは申し分なかったと思うが、諏訪魔選手のダメージが大きかったこともあって、そうやすやすと出せないのでは?
▼石川「ピンチに陥った時のお願いする懇願の目で何とかしたいなと。あの時も懇願の目でいってもらったんで。行ってくださいっていう顔をしたらいってくれたんで、そこはタッグチームの絆かなと思います」
▼諏訪魔「何かね、犬みたいな目してたんだよね。あの目でみられたら、よし!ってなっていっちゃったよ」
▼石川「ダメージもこっちのチームも諏訪魔さんがだいぶ負ったんで。危険な連係なんでなかなか多発はできないなと思ってます」
▼諏訪魔「前日に首を痛めてたんだよね。痛めたんだけど、いってって言われたらいくしかないでしょ。でもよかったよね。あれだけ破壊力あるものがぶっつけ本番でいけたわけだから、より精度も上がっていくだろうし、これから。野村の自己主張が鼻につくんで、俺の肥やしになってもらうよ今回。ジェイクもだな。格好の食い物になってもらいますよ」
――タッグ結成に合意したが、タッグチームというよりもライバル関係だと?
▼ジェイク「そうとらえていただいて。野村選手は僕と戦いたいだろうし、組むだけじゃなく。今回、世界タッグを獲りたいというお互いの意思が重なったっていうので握手したんだと思うし。僕は今、手元にアジアタッグありますけど、それはそれで盛り上げるし、世界タッグも獲って盛り上げようと僕は思っているので」
▼野村「正直マッチメーク見た時に、凄い違和感しかなくて。何でジェイクと組むんだ?っていう違和感しかなかったんですよ。でも自分なりに考えた結果、会社が僕ら二人を組ませたら面白いんじゃないかと。僕ら二人組んだらこの暴走大巨人を倒せるんじゃないかと思ったから組ませたと思うんですよね。会社の期待に応えたいというのもあるし、僕ら二人でタッグ戦線を盛り上げたいというのがありますね。僕らが暴走大巨人から獲ったら、また新しい風景が見えてくると思うんですよ。楽しみにしておいてください」
――あくまでもSweeperに入るのではないと?
▼野村「そうですね。ジェイクと組むだけで、何でSweeperに入らないといけないんだと思うし。ただ世界タッグほしいからジェイクと二人で獲りにいく。それだけです」
――2年前に世界タッグ王者に君臨し、返上で失ったがその続きという感覚?
▼ジェイク「その時と状況が全然違うし、過去は過去なのでね。今のジェイク・リー僕自身、そして今の野村直矢。特にこのパートナー野村直矢の力をどれだけ僕が引き出すか。僕はそこに焦点を当てて、全盛期を倒して僕らが全盛期になりたいです」
▼野村「僕の中ではそういうふうに捉えてますね、もはや。ケガで返上してしまったんで、会社が組ませてるというのもそういう意味なのかなと思います」
――王者組が「養分にする」と宣言しているが、挑戦者組からすれば世代闘争、下剋上になるが?
▼ジェイク「養分になってたまるかですよ、こっちは。やるって言ったんだからやりますよ」
▼野村「結構、世界タッグのベルト、暴走大巨人の二人が持ってる期間が長いんで、野村直矢&ジェイク・リー、この二人が獲ることによってタッグ戦線もいろいろ活性化してくるんじゃないかと思って。僕らがホントに一番強いタッグチームになります」
――挑戦者組の主張を聞いて感じるものは?
▼石川「やっぱり簡単に言うとジェイクはともかく野村はコメント力をもうちょっと勉強した方がいいような気がしますね。そんな印象です。もちろん勝ちにいくのは当たり前なんですけど、ただね、僕は今、話を聞いてて思ったんですけど、こういうところが野村直矢の女性人気のあるところだなと思ったんで。僕はそっちでも勝負して、そっちでも勝とうかなと思ってます」
▼諏訪魔「(爆笑) すいません、笑っちゃいました。今、控室にいるみたいで。すいません。俺もモテるわ、じゃあ」
▼石川「そっちでも勝負します。そっちの養分も吸い取って防衛します。諏訪魔さん、お願いします」
▼諏訪魔「石川修司ここにありって感じの会見だね。ホントに全盛期だな。俺、リスペクトするね。コメントどうのこうの俺自身はこの二人がタッグチャンピオンだったっていうのははっきり言って覚えてないんだよね。そうだったの? 忘れてるのかな。それぐらい記憶にない。それと野村、こいつね、我がままだな。ホントそう思うよ。Evolution出てってさ、NEXTREAMというの出たんでしょ。今度はSweeperに入りたくねぇけどベルトがほしいんだと。ずっとわがまま言ってる子供みたいだな。俺もわがまま言うところあるんだけどさ、俺から見たら何か凄ぇ好き勝手言うし、やってるなというのがあるんでね。そういう部分はジェイクも困るだろうけど、それがいい化学反応するかもしれないしね。俺らそこを叩き潰して間違ってるよってところを教えてぇなと思います」
――諏訪魔選手はチャンピオン・カーニバルで敗れていることもあり、野村狙いになる?
▼諏訪魔「それも面白いな。でもね、チャンピオン・カーニバルでジェイクとやった時にまだやりてぇなと思ったんだよね。そういう意味で俺の中ではやりがいのある、それぞれにテーマがあるなというのがあるんだよね。野村に対しては教えなきゃいけないことあるし、ジェイクとはまだまだガンガンやってみたいのがあるし。そういう意味では俺もガンガンいっちゃおうかなと思うタイトルマッチですね」
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