【ストロングスタイル】クイーンが高瀬蹴殺でシングル6連勝も 「勝てたけど悔しい」 2022/3/17

『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.15-“怒涛の怪力"ストロング小林追悼興行-』東京・後楽園ホール(2022年3月17日)
○タイガー・クイーンvs高瀬みゆき×

 クイーンが高瀬を蹴殺し、シングル6連勝を飾ったものの、「勝てたけど悔しい」と肩を落とした。

 女性版タイガーマスクのクイーンは昨年7月のデビュー以来、連勝街道をばく進中。この日、9戦目にしてシングル6戦目を迎えた。相手は元アクトレスガールズの高瀬。第3試合に出場した梅咲とのコンビでディアナとWAVEのタッグ2冠王に君臨している。

 高瀬の奇襲ドロップキックで出鼻をくじかれたクイーンは場外ダイブも不発に終わり、場外ブレーンバスターを敢行されてダメージを負ってしまう。さらにラリアットを食らって後頭部をエプロンに痛打し、ミサイルキックで吹き飛ばされた。

 クイーンはサルトモルタルで翻ろうし、STFで捕らえたが、ジャーマンは決められず。エルボー合戦も高瀬に競り負け、連打を浴びてしまう。ミドルキックで反撃してもDDT、ダイアモンドカッターで動きを止められ、カミカゼ、ダイビングギロチンドロップの猛攻を浴びて防戦一方。アームロックとヘッドシザースの複合技でギブアップ寸前に追い込まれた。

 何とか耐え抜いたクイーンは起死回生のジャンピングスピンキックで逆襲。ハイブリッジのジャーマンを連発して一気に巻き返した。タイガースープレックスは不発に終わっても、左ハイキックをさく裂。間髪入れずニールキックを見舞って逆転の3カウントを奪った。

 クイーンが高瀬に逆転勝利を収め、シングル6連勝。大会前の会見で「頑張ります」と公の場で初めて肉声を披露したクイーンはこの日の試合後、口を開いた。が、出てきたのは「勝てたけど悔しい」との一言。押されっぱなしだったこともあって、内容的に納得いくものではなったようで、うなだれながら控室へと消えていった。