【全日本】リンダマンがグレシャムに苦戦も世界ジュニアV4 「深海に引きずり込まれた」 2023/11/5
『#ajpw ジャイアントシリーズ2023〜北海道篇〜』ホテルエミシア札幌(2023年11月5日) 世界ジュニアヘビー級選手権試合 ○エル・リンダマンvsジョナサン・グレシャム× リンダマンが匠の技を見せつけたグレシャムに苦戦を強いられながらも世界ジュニア王座V4。「深海に引きずり込まれたようだった」とグレシャムの実力を高く評価した。 今年7月の戴冠以来3度の防衛を重ねてきたリンダマン。この日、札幌の地で迎えたV4戦でAEW、ROHなどで活躍し、新日本参戦経験もある実力者・グレシャムを迎え撃った。両者は前夜の岩見沢大会での前哨戦で激突。「ピュアプロレスリングの戦い」を誓い合っていたように技巧戦を展開した。 のっけからグレシャムはテクニック全開。リンダマンの左腕に照準を絞り、試合を優勢に進めていく。関節技でミッチリと拷問したと思いきや、不意を突いて丸め込んだり、スピード勝負でも競り勝ったりと、王者リンダマンを圧倒してみせた。リンダマンはなかなかペースを奪えず。グレシャムは執ようにオクトパス(卍固め)を狙っていく。リンダマンも豪快な投げ技で切り返していくが、グレシャムはジャーマンからクラッチを離さず、そのまま流れるようにオクトパスへ。抵抗したリンダマンもついにヒザを付くと、グラウンド状態で絞め上げた。 陥落のピンチを迎えたリンダマンだったが、何とか首を抜くと、グレシャムを背負った状態で立ち上がり、そのままコーナーめがけて突進。前転してコーナーマットにグレシャムを叩きつける荒技で、ピンチを切り抜けた。 グレシャムはその後も猛攻を継続。先の読み合いからムーンサルトアタックでリンダマンを場外に追いやると、一気にトペスイシーダにつなげ、休む暇を与えずにリングに戻すと、すぐさま巧みに丸め込む。だが、しのいだリンダマンは背後に回ると、横に回転して幻惑し、そのまま一気にタイガースープレックスホールドにつなげて、逆転の3カウントをもぎ取った。 リンダマンが苦戦を強いられながらもグレシャムに逆転勝利し、世界ジュニア王座4度目の防衛を果たした。苦闘の中で味わったのは充実感。「世界のジ・オクトパス。その名の通り、リング上では深海に引きずり込まれたようだったよ」と称えたリンダマンは「こういう時にものを言うのはスタミナであり、酸素量であるということをリング上、いや、深海でオクトパスに教えてもらったような気がしたよ」と振り返った。 グレシャムとは一度きりで終わらせるつもりはない。「素晴らしい選手だ。全日本のリングじゃなくてもいい。GLEATだろうが、日本を飛び出したっていい。何回でもジョナサン・グレシャムと戦いたいね。身を持ってあの素晴らしさ、もう一度、もう二度、三度体感したいよ」とさらにオクトパスの奥深さを堪能したいようだった。 【リンダマンの話】「世界のジ・オクトパス。その名の通り、リング上では深海に引きずり込まれたようだったよ。だけどよ、水の中に入ったら、スタミナ、酸素量がものを言うぞ。みんな、俺が走っているのを『バカみてえに走ってる』なんて言うかもしれないけど、こういう時にものを言うのはスタミナであり、酸素量であるということをリング上、いや、深海でオクトパスに教えてもらったような気がしたよ。素晴らしい選手だ。全日本のリングじゃなくてもいい。GLEATだろうが、日本を飛び出したっていい。何回でもジョナサン・グレシャムと戦いたいね。身を持ってあの素晴らしさ、もう一度、もう二度、三度体感したいよ」
『#ajpw ジャイアントシリーズ2023〜北海道篇〜』ホテルエミシア札幌(2023年11月5日)
世界ジュニアヘビー級選手権試合 ○エル・リンダマンvsジョナサン・グレシャム×
リンダマンが匠の技を見せつけたグレシャムに苦戦を強いられながらも世界ジュニア王座V4。「深海に引きずり込まれたようだった」とグレシャムの実力を高く評価した。
今年7月の戴冠以来3度の防衛を重ねてきたリンダマン。この日、札幌の地で迎えたV4戦でAEW、ROHなどで活躍し、新日本参戦経験もある実力者・グレシャムを迎え撃った。両者は前夜の岩見沢大会での前哨戦で激突。「ピュアプロレスリングの戦い」を誓い合っていたように技巧戦を展開した。
のっけからグレシャムはテクニック全開。リンダマンの左腕に照準を絞り、試合を優勢に進めていく。関節技でミッチリと拷問したと思いきや、不意を突いて丸め込んだり、スピード勝負でも競り勝ったりと、王者リンダマンを圧倒してみせた。リンダマンはなかなかペースを奪えず。グレシャムは執ようにオクトパス(卍固め)を狙っていく。リンダマンも豪快な投げ技で切り返していくが、グレシャムはジャーマンからクラッチを離さず、そのまま流れるようにオクトパスへ。抵抗したリンダマンもついにヒザを付くと、グラウンド状態で絞め上げた。
陥落のピンチを迎えたリンダマンだったが、何とか首を抜くと、グレシャムを背負った状態で立ち上がり、そのままコーナーめがけて突進。前転してコーナーマットにグレシャムを叩きつける荒技で、ピンチを切り抜けた。
グレシャムはその後も猛攻を継続。先の読み合いからムーンサルトアタックでリンダマンを場外に追いやると、一気にトペスイシーダにつなげ、休む暇を与えずにリングに戻すと、すぐさま巧みに丸め込む。だが、しのいだリンダマンは背後に回ると、横に回転して幻惑し、そのまま一気にタイガースープレックスホールドにつなげて、逆転の3カウントをもぎ取った。
リンダマンが苦戦を強いられながらもグレシャムに逆転勝利し、世界ジュニア王座4度目の防衛を果たした。苦闘の中で味わったのは充実感。「世界のジ・オクトパス。その名の通り、リング上では深海に引きずり込まれたようだったよ」と称えたリンダマンは「こういう時にものを言うのはスタミナであり、酸素量であるということをリング上、いや、深海でオクトパスに教えてもらったような気がしたよ」と振り返った。
グレシャムとは一度きりで終わらせるつもりはない。「素晴らしい選手だ。全日本のリングじゃなくてもいい。GLEATだろうが、日本を飛び出したっていい。何回でもジョナサン・グレシャムと戦いたいね。身を持ってあの素晴らしさ、もう一度、もう二度、三度体感したいよ」とさらにオクトパスの奥深さを堪能したいようだった。
【リンダマンの話】「世界のジ・オクトパス。その名の通り、リング上では深海に引きずり込まれたようだったよ。だけどよ、水の中に入ったら、スタミナ、酸素量がものを言うぞ。みんな、俺が走っているのを『バカみてえに走ってる』なんて言うかもしれないけど、こういう時にものを言うのはスタミナであり、酸素量であるということをリング上、いや、深海でオクトパスに教えてもらったような気がしたよ。素晴らしい選手だ。全日本のリングじゃなくてもいい。GLEATだろうが、日本を飛び出したっていい。何回でもジョナサン・グレシャムと戦いたいね。身を持ってあの素晴らしさ、もう一度、もう二度、三度体感したいよ」