【全日本】血染め安齊が芦野に大苦戦も2025年シングル初勝利、三冠挑戦を表明 2025/1/3

『ニューイヤーウォーズ2025』後楽園ホール(2025年1月3日)
○安齊勇馬vs芦野祥太郎×

 安齊が血染めの大苦闘の末に芦野との一騎打ちに勝利。メイン後、王者・ジュンに挑戦を表明し、三冠王座返り咲きに乗り出した。

 安齊は三冠王者時代の刺激を再び味わうべく、年内返り咲きを宣言。この日、その試金石となりそうな芦野との一騎打ちに臨んだ。

 場外戦でのジャイアントスイングで南側客席を仕切る鉄柵に叩きつけられた安齊は大ダメージを負う。芦野の各種足攻めに苦もんの連続となり、フロントスープレックス、ダブルアームスープレックスと投げ技を連発するものの、芦野もエルボー合戦に持ち込んで一歩も引かず。ここで安齋は額から大流血する。

 芦野は構わずエルボースマッシュを連打。血染めの安齊もドロップキックで応戦したが、ジャンピングニーをかいくぐった芦野がアンクルロック地獄に引き込んだ。

 耐えた安齊はバックドロップ合戦で真っ向から渡り合い、後頭部へのジャンピングニーを叩き込んだが、ラリアットでお返しされ、パワーボムで叩きつけられて動きが止まる。それでもカウンターのニーリフトをグサリ。ジャーマン、ジャンピングニーとたたみかけると、ギムレットで逆転の3カウントを奪った。

 安齊が苦闘の末、芦野を撃破。2025年シングル初戦をかろうじて勝利で飾った。試合後、「芦野さん、普段バチバチやる、厳しくやると言っているだけあって、メッチャ面白いですね。今日、メチャクチャ興奮しました」と振り返った安齊は「ただ、俺はもっともっと刺激的なことを知っちゃってるから。今年も俺は止まらないですよ」と発言。メイン後、三冠王者・ジュンの前に現れ、「なあ、五冠王。その腰のベルトを懸けて俺とやろうぜ。今日も刺激的だったけど、もっともっと刺激を味わわせてくれよ」と挑戦を表明した。

 ジュンも受諾したことで昨年8月に陥落以来となる三冠挑戦が決定的に。安齊は「いろいろ言うのもあれだな。簡単に一言。俺が必ず奪い取ってやるよ」と予告してみせた。


【安齋の話】「正月2連戦、どっちも勝利を収めたぞ。芦野さん、普段バチバチやる、厳しくやると言っているだけあって、メッチャ面白いですね。今日、メチャクチャ興奮しました。ただ、俺はもっともっと刺激的なことを知っちゃってるから。今年も俺は止まらないですよ」

【芦野の話】「あいつ、途中死んだと思って極めて…。クソ。完全に叩き潰してやったと思ったんだけどな。まだあいつの目が生きてんだったらやるよ。やってやるよ。明るく楽しいのもいいよ。ただな、プロレスのリングに戦いがなくなったら意味ねえだろ。何を言われてもいいよ。戦ってやるよ、俺は。全日本プロレスの戦いだよ」