【全日本】北斗軍との6人タッグ王座挑戦へ アジャが北斗の「化け物」発言に激怒「獲れなかったらどうなるかわかってんだろうな?」 2025/1/16

 1・26幕張大会の全日本プロレスTV認定6人タッグ選手権試合へ向けた会見が16日、東京・湯島の全日本事務所で行われ、北斗軍と組んで挑戦することになったアジャコングが大森北斗から「化け物」と称されて激怒。「お前ら、バケモン、バケモン言ってっけどな、言ったからにはベルト獲るからな。獲れなかったら、どうなるかわかってんだろうな?」と通告した。

 1・2後楽園大会で青柳優馬&阿部史典&佐藤光留のバカの時代が北斗&羆嵐&サイラスの北斗軍を破って6人タッグ王座を戴冠。試合後、北斗軍がリマッチを要求し、幕張大会でのタイトルマッチが決まった。

 ここまで北斗&羆嵐のパートナーは「X」とされていた。この日の会見で北斗は「北斗軍名物Xということで、幕張を震撼させる出来事が起こりますよ」と予告。光留は“北斗軍のこんな「X」はイヤだ"と題し、羆嵐が高速移動して3人になる、蝦○一紀、佐○恵一、駿○一、ヨシ○タツなどを予想したが、北斗は真っ向否定。「モンスターや化け物を連れてくるんだよ。本当に人間じゃねえぞ。化け物だぞ。当日まで隠しとくつもりだったんだけどな。呼んでくるから待ってろ」と宣言した。

 現れたのは女子プロレス界の超獣・アジャだった。女子プロ界で一時代を築いたアジャは男子プロレスのリングにも参戦するなど性別を超えて活躍。そして今回、全日本初参戦が実現する。

 アジャは手にした缶ケースで青柳&阿部&光留、そしてパートナーとなる北斗と羆嵐を次々にめった打ち。「お前ら、バケモン、バケモン言ってっけどな、言ったからにはベルト獲るからな。獲れなかったら、どうなるかわかってんだろうな? お前ら、呼んだ責任があるんだからな」と北斗と羆嵐に釘を刺したアジャは「受けたお前らも覚えとけ。当日、これで済むと思うな。分かったか? このヤロー」と王者トリオにも言い放って去っていった。

 北斗軍の「X」は思いがけない大物・アジャだった。全日本初参戦でいきなり6人タッグ王座を奪取すれば、自ずと継続参戦にもつながる。そして、もし敗戦に終われば、北斗と羆嵐は何らかの制裁を受ける羽目になりそうだ。

【会見の模様】

▼北斗「今回、リマッチということでですね、我々、北斗軍。俺、羆嵐、サイラスでこのベルトを獲り返して、またイチからこのベルトを作り上げていこうと思ったんですけど、サイラスが帰国してしまったということでですね。一人足りないということで、Xという形にさせてもらったんですけど、そこは北斗軍名物Xということで、幕張を震撼させる出来事が起こりますよ。楽しみにしてください」

▼青柳「第10代ですか? 6人タッグチャンピオンチームの青柳優馬です。幕張を震撼させるXを連れてきたと言っていますが、ちょっと怪しいですよね。お前にそんなツテあるのかと。お前プロレス界に友達もツテもないだろうと言いたくなるような、この大森北斗。どんなXが来るのか怪しすぎる。どんな人間が来るかわからんが、とにかくこのベルト、永久に我々3人が防衛し続けます」

▼光留「今年でキャリア25年になります佐藤光留です。この25年というキャリアの中でたくさんのXを今まで見てきました。それは本当に腰を抜かすようなXもいたんですが、だいたいプロレス、格闘技界のXというのは98%大したことないヤツが来ます。しかもこの6人タッグのベルト、例えばこれが三冠だったりとか、ジュニアのシングルのベルトで挑戦者がXだっつったら、それは全日本プロレスも力入れて、とんでもないXを連れてくると思うんですけど、6人タッグのベルトですから。幕張、寒いですから、あそこ。前半を温めるために、わざわざ大したことないヤツが来るのをXとあおってるだけです。これは断言します。所属の青柳とかが入ってくるよりも、その前の分裂直前の全日本プロレスから出入りしてる佐藤光留が見てきたXでロクなヤツがいませんでしたから。なので本日はキャリア25年、全日本プロレスに出続けて、もう13年目の佐藤光留が(スケッチブックを持ち出して)ジャジャン!」

▼北斗「おいおいおい、何だ? 何だ? 何だ?」

▼青柳「お前は黙ってろ」

▼光留「全日本プロレス2025、1月26日幕張大会、北斗軍のX、こんなXはイヤだ」

▼北斗「何始めようとしてんだ? お前」

▼光留「こちらを考えてきました。たぶんこの会見がこのタイトルマッチのヤマ場になると思いますので、ぜひ皆様、楽しんでいただけたら。それでは最初のこんなXはイヤだ。Xが見つからなかったので羆嵐が高速で横に動いて3人に見える。現実的な案で言うと、これが一番あるんじゃないかなと」

▼北斗「大丈夫か? いきなりそんなでけえネタ用意して。大丈夫か? ここから。一番面白いんじゃないだろうな? これが」

▼光留「Xは大したことない。開き直って、じゃあXはいらない。でも6人タッグなので3対2だといけない。ここはプロレス界イチ動けるデブを本当に動かそうということで、大森北斗、羆嵐、羆嵐組です」

▼北斗「(描かれた絵を指して)頭の上に乗ってるの大丈夫か? ウンチだろ」

▼光留「羆嵐を見たところ、どう見ても頭の上に乗ってるのはウンチでした」

▼羆嵐「(苦笑)」

▼光留「続いてこちら。ババン。覆面をかぶっているが、どう見ても大森隆男が出てくる」

▼北斗「やめろ、お前!」

▼光留「大森北斗で北斗軍なんでね。大森つながりで。これが2番目にあるラインだと思います。たぶん全日本プロレスの幕張大会、そんなに予算もないと思いますので、この予算で呼べて、なんとなく前半戦がほっこり温まる」

▼北斗「これで本当に大森隆男だったらどうするんだ? シャレになんねえぞ」

▼大森「確か大森隆男選手は退団発表していなくなってから、諏訪魔が欠場してすぐに参戦して『俺の時代が来た』という謎の言葉を残してます。今回マスクはかぶっていますけど、どう見ても大森隆男が出てくると。これが2番目にあるラインだと思います」

▼青柳「絶対GET WILDで入場すると思う」

▼光留「間違いない。ジムの宣伝もすると思います」

▼青柳「2月にオープンしますからね」

▼光留「続いて全日本プロレスにゆかりのある、名前を出しちゃいけない人が次々に出てくる」

▼北斗「俺がよく知らねえ人ばっかじゃねえか。誰だ?」

▼光留「分裂前からいろんな方々がいらっしゃいましたので、ここでお名前を言いたいと思います。たぶん本当に名前を出しちゃいけない人もいますので。この白某伸夫さんとかですね、内某雅之さん、新鮮な中某勝彦さん」

▼青柳「本当に嫌ですね」

▼光留「ギリギリ名前を出していいのが鈴木秀樹あたりですね。で、次ですね。まだまだいるぞ、名前を出してはいけない」

▼北斗「おい、やめろ、やめろ。それはやばいよ」

▼光留「蝦某一紀。この人に関しては2回しか登場してませんからね」

▼北斗「本当によくないよ。誰が覚えてんだ? それ」

▼光留「佐某恵一、ホント人間性がよくなかった。顔はよかったんですけどね」

▼青柳「覚えてないよ、誰も」

▼光留「駿某一。これはうつ病になったらしいんですけど、その原因となる諏訪魔に自分がうつ病になった診断書を本人に持っていったという伝説を残して」

▼北斗「まったくわかんねえ」

▼光留「あとヨシ○タツですね」

▼北斗「○をする位置が違うだろ?」

▼光留「ちゃんと・のところが○になってます」

▼北斗「間違ってるよ、お前」

▼光留「本当は書いちゃいけないヤツたくさんいたんですけど、だいたいこのラインだと思います。もしかしたら、この中に正解の人間がいるかもしれないです。全日本プロレス、僕わかってるんですよ。だいたい会見で佐藤光留がこういうことやってOKって言った時、だいたい予算ないです。だからこの会見がヤマ場です。ロクな人間は来ません。覚えといてください。6人タッグのX、ロクな人間は来ません」

▼北斗「おい! 黙って聞いてればロクな人間が来ないだと? そりゃそうだよ! 俺たち北斗軍のXはな、いつも常にモンスターや化け物を連れてくるんだよ。黙って聞いてれば変な名前ばっか出しやがってよ。いいよ、今日連れてきてんだよ、Xをよ。おい、本当に人間じゃねえぞ。化け物だよ、化け物。本当に化け物だぞ。とんでもねえ化け物連れてきてやるよ。人間じゃねえぞ、お前。呼んでくるから待ってろ。本当は当日まで隠しとくつもりだったんだけどな。呼んできてやるよ。(羆嵐に向かって)いいよ、お前。ここにいろよ。高速移動なんかするなよ」

※羆嵐は左右に体を動かす

▼北斗「とんでもねえ化け物連れてくるからよ。人間だと思うな」

※北斗が会見場の扉を開けると吹き飛ばされてしまう。羆嵐が呼びにいこうとすると、やはり吹き飛ばされ、アジャが登場。手にした缶ケースで5人を次々に殴りつける

▼アジャ「誰がバケモンじゃ? コラ! Xはこのアジャコングじゃ、コラ! いいか、お前ら。バケモン、バケモン言ってっけどな、言ったからにはベルト獲るからな。獲れなかったら、どうなるかわかってんだろうな? お前ら、呼んだ責任があるんだからな」

▼北斗「はい…」

▼アジャ「受けたお前らも覚えとけ。当日、これで済むと思うな。分かったか? このヤロー」

※アジャは退席

▼青柳「人間じゃない」

▼光留「俺、バケモンって言ってない…」

▼阿部「俺も言ってない…」

▼光留「こんな予算がかかったX初めてだ」

▼青柳「全日本も潤ってるのかもしれない」