【全日本】土井がMUSASHIとの世界ジュニアV6戦へ宣言 「ダイヤ戦を実現させるためにもクリアする」 2025/1/16

 1・26幕張大会の世界ジュニアヘビー級選手権試合へ向けた会見が16日、東京・湯島の全日本事務所で行われ、王者“ミスター斉藤"土井成樹がドラゴン・ダイヤとの世界ジュニア戦を実現させるためにもMUSASHI突破を誓った。

 1・3後楽園大会における10人タッグマッチでMUSASHIが土井にピンフォール勝ちを収め、世界ジュニア挑戦を表明。全日本所属初戦となった昨年8・3仙台大会で土井に敗れて以来となる3度目の世界ジュニア挑戦が決まった。

 6度目の防衛戦となる王者・土井は「何回やっても一緒や。副会長になったらベルト獲れんのか? 所属になったらベルト獲れんのか?」と返り討ちに自信満々だ。一方で前日のDRAGONGATE後楽園大会ではダイヤとの一騎打ちに敗戦。試合後、ダイヤは世界ジュニア挑戦を表明した。

 これまで土井は「DRAGONGATEでもどこのリングでもこれを持って歩いてる以上、結果残したら、そりゃ挑戦表明するやろ」と狙われる立場を意識し、世界ジュニア王者として各団体のリングに上がってきた。試合には敗れたものの、「今までそういうのがなかったけど、ようやく来たなと。ちょっとうれしかった」とダイヤの挑戦を歓迎。「ダイヤ戦を実現させるためにも1・26はクリアします」と誓った。

 もしダイヤとの世界ジュニア戦が実現すれば、全日本、DRAGONGATEどちらのリングになるかも気になるところ。土井は「タイミング、スケジュール合えば。全日本プロレスからたぶん許可をもらえると思うんで、それは1月26日、幕張終わってからゆっくり決めたい」との意向を示した。

【会見の模様】

▼MUSASHI「(MUSASHIが話し出そうとすると土井が代弁)全日本プロレスのMUSASHIです。昨年、第二の故郷・仙台で土井成樹に挑戦して。あの時は僕が負けてしまったんですけど、今回はあの時とは立場が違います。全日本プロレス選手会副会長として、これから全日本プロレスジュニアのリーダーシップを取っていくためにも、今回、必ず土井成樹から3カウント、もしくはギブアップを獲りたいと思います。よろしくお願いします」

▼土井「お前、何言うてんねん。何がリーダーシップや? 全日本ジュニアの顔は俺やろ。何回やっても一緒や。副会長になったらベルト獲れんのか? 所属になったらベルト獲れんのか? 1個言うなら、この前の後楽園で3カウントお前から獲られたのだけは事実や。それからな、お前知ってるか知らんかわからんけど、昨日のDRAGONGATE後楽園大会でDRAGONGATEのドラゴン・ダイヤという選手から世界ジュニアの挑戦表明を受けた。何やったら今度の幕張でドラゴン・ダイヤとタイトル戦やっていいですかね?」

▼MUSASHI「おいおいおい」

▼土井「それはさすがにあかんか?」

▼MUSASHI「ダメでしょう」

▼土井「じゃあ、その1月の幕張大会でMUSASHIから防衛したら次、ドラゴン・ダイヤと世界ジュニアかけてやるから」

※新土リングアナから質疑応答を告げられると

▼MUSASHI「しゃべってないから…」

――再びMUSASHI選手の挑戦を受けるが、前回との違いは感じる?

▼土井「正直、防衛何回したんかな。5回か6回か。オールジャパンの所属選手は1周して、この先、他団体の選手と防衛戦やっていこうと思った矢先に俺自身がケガしてしまったんで、その計画というか防衛ロード狂ってしまったけど、そうなったら、もう一回、2周目といきましょかという感じで。新年早々、MUSASHIから1本獲られたんで。丸め込みでも、どんな形であろうが3カウントは3カウントであり、挑戦権は十分あるんじゃないかなと思うし。ただ、まだまだ俺はこのベルトとともにやることいっぱいあるから。ここはしっかりクリアしていきたいなと。そんな感じで」

――前回、地元・東北での所属初戦で敗れて以来の再戦となるが?

▼MUSASHI(土井が代弁)「今回、幕張大会で挑戦するんですけど、幕張大会のプロモーションで今回、成田の幼稚園を訪問してきたんですね。そこで子供たちから凄く元気、パワーもらって。たぶん当日その子たちも応援に来てくれると思うんで、その子たちのためにもカッコいい姿を見せたいと思いますし。幕張、千葉は第3の故郷だと思って、当日ベルトを獲りたいなと思います。よろしくお願いします」

――王者・土井選手の強さ、凄さをどのへんに感じる?

▼MUSASHI(土井が代弁)「キャリア、テクニック、スピードとか、やっぱり総合的に優れてるんじゃないかなと思いますけども、僕も選手会副会長になったというのもありますし、ただ単に副会長になったからっていうのじゃなくて、しっかり実力、勢いもあると思いますので、このままベルトを獲っていきたいなと。ベルトを獲って、さっきも言いましたけど、全日本ジュニアのリーダーシップを僕がしっかり取っていきます」

――世界ジュニア王者として昨日、ドラゴン・ダイヤ選手に敗れた事実をどのように受け止めている?

▼土井「正直、獲られたというのは事実なんですけど、やっぱりベルトを持ってる以上、狙われて当然かなと。逆にこれアピールなかったら寂しかったなと思うし。DRAGONGATEでも、どこのリングでも、これを持って歩いてる以上、結果残したら、そりゃ挑戦表明するやろと。今までそういうのがなかったけど、ようやく来たなと。ちょっとうれしかった。それが正直なところ。だからダイヤ戦を実現させるためにも1・26はクリアします」

――仮に実現するとしたら、全日本、DRAGONGATEどちらでやりたい?

▼土井「それはどっちでも。両方というわけにいかんか。タイミング、スケジュール合えば。全日本プロレスからたぶん許可をもらえると思うんで、それは1月26日、幕張終わってからゆっくり決めたいなと思います」

――今回、敗れれば外敵対決の世界ジュニア戦になるが、選手会副会長としても阻止したいところでは?

▼MUSASHI「もちろん…」

▼MUSASHI(土井が代弁)「ドラゴン・ダイヤ選手には非常に申し訳ないと思うんですが、1・26幕張では僕がベルトを獲って、その土井成樹vsドラゴン・ダイヤの世界ジュニア戦は白紙にします」

▼土井「ちょっと1個いいですかね。どうでもいい話なんですけど、選手会副会長って、その役職いる? 会長だけでええんちゃう? 副会長の仕事って何なん?」

▼MUSASHI「おい! いい加減にしろよ、おい! 俺にもしゃべらせろよ!」

▼土井「ずっとしゃべってたやん」

▼MUSASHI「一人で何かやってただろ? 一人でしゃべって一人で受け答えしてただろ?」

▼土井「あんた、ずっとしゃべってたやん」

▼MUSASHI「しゃべってません! 今、初めて口開きました! 選手会副会長いらないって?」

▼土井「いらんやろ? 何するん? 仕事内容教えて」

▼MUSASHI「宮原健斗の尻ぬぐいだよ! 宮原健斗がやりたくない仕事を俺が全部やるんだよ!」

▼土井「ええ!?」

▼MUSASHI「大事な仕事だろ? それにお前、何だ? 俺とのタイトルマッチ前に何負けてんだよ! 俺との試合終わってないのにさ、次の防衛戦の話して。俺との試合に集中しろよ! 分かったか?」

▼土井「失礼しました、それは」

▼MUSASHI「あと、ちゃんと人にもしゃべらせてあげること! 分かった? チャンピオンでしょ? しっかりしてくださいよ」

※写真撮影時

▼MUSASHI「大声出してすいませんでした。全日本プロレス選手会副会長の新しい名刺ができましたので、チャンピオンにも渡しておきます」

▼土井「はい」

▼MUSASHI「選手会副会長のMUSASHIです(と名刺を渡す)」

▼土井「いつもお世話になってます」

▼MUSASHI「こちらこそ。引き続き、よろしくお願いいたします。それでは写真撮りましょうか」