【NOAH】遠藤陥落…征矢がGHCナショナル奪回 まさかのRATEL’S援護得て「金髪大家族だ!」 2025/2/11

『STAR NAVIGATION PREMIUM 〜NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025〜』後楽園ホール(2025年2月11日)
GHCナショナル選手権試合 ○征矢学vs遠藤哲哉×

 征矢がGHCナショナル王者・遠藤に執念の雪辱。TEAM 2000XとRATEL'Sが入り乱れる大乱戦の末、1ヶ月ぶりの王座返り咲きに成功した。

 ちょうど1ヶ月前の後楽園大会で、TEAM 2000X入りした遠藤が征矢からナショナル王座を強奪。介入が引き金で敗れた征矢は即座に再戦を要求し、ちょうど1ヶ月後の後楽園で立場を逆にして再び雌雄を決することになった。

 速攻勝負を狙った征矢は、ゴングを待たずにドロップキックで奇襲。串刺し式弾道、デスバレーボムと一気呵成に攻め立てる。しかし、遠藤は脇固めを皮切りに、ここまで痛めつけてきた右腕攻めを開始。執ような一点集中攻撃で征矢を一方的に痛めつけた。

 征矢が反撃に出ても流れは変えられず、遠藤の遠藤スペシャル、スワンダイブ式ファイヤーバードスプラッシュを立て続け食らってしまう。なおも抵抗を見せたものの、リバースフランケンを食らって大ピンチに。それでも屈しない征矢は雪崩式デスバレーボムで逆襲に出た。

 ここでT2000Xのオオワダサンが乱入してレフェリーの注意を引きつけると、遠藤がそこに征矢を投げつけて無法地帯を作り上げる。ここぞとばかりにヨシ・タツもリングに飛び込み、3人がかりで征矢を暴行した。しかし、“金髪ファミリー"として征矢と共闘していたRATEL'Sが救出に登場。ヨシ・タツとオオワダサンを排除すると、その気持ちに応えようと征矢が猛攻へ。エクスプロイダーを食らっても止まらず、急角度のバックドロップから最後はこん身の弾道で遠藤を葬った。

 確かに征矢と金髪夫婦は“金髪ファミリー"(※征矢が勝手に言っているだけ)で共闘?関係にあったが、RATEL'S全員からまさかの援護射撃を得て一気の大逆転。赤いベルトの「ナショナルくん」を取り戻し、5人で勝どきを上げると、RATEL'Sの面々と握手した。

 RATEL'Sの面々と引き上げた征矢は「俺たち金髪大家族だから! 本当にありがとう!」と感謝。「このまま全員で優勝しようぜ! 俺もベルト取り戻したんだ。次の目標に進ませてもらうぞ。そしてみんなで優勝しようぜ!」。確かにHAYATA&YO-HEY組とタダスケ&菊池悠斗組はジュニアタッグリーグ戦に出場中だが、両方優勝は不可能…。そして征矢も何に“優勝"するというのか。もろもろ謎は残りつつも、細かいことは気にしない“情熱王者"が1ヶ月ぶりに帰ってきた。


【試合後の征矢、YO-HEY、タダスケ】

※RATEL'Sの面々が拍手する中、征矢が戻ってくる

▼タダスケ「お疲れっした」

▼YO-HEY「よかった、よかった」

▼征矢「ありがとう。まさか助けに来てくれるとは思ってなかったよ。でも、ちゃんと絆はつながってんだなって。俺たち…金髪大家族だから。ありがとう」

▼YO-HEY「おめでとうございます」

▼タダスケ「おめでとうございます」

※YO-HEY、タダスケ、菊池、HAYATAの順で握手

▼征矢「よっしゃ。このまま全員で優勝しようぜ! 俺もこのベルト獲り返したんだ。次の俺の目標に進むぜ! みんな付き合ってもらうぞ。そしてジュニアタッグ、必ず! みんなで優勝だ」

▼YO-HEY「みんなで優勝」

▼征矢「以上!」

▼YO-HEY「負けたから気まずい…クッソー」


【遠藤の話】「フ○○ク! おい! おかしいだろ? キックアウトしたよな? 俺。どの団体のどのレフェリーよりもあいつカウント速いぞ。他の団体だったら1.5だ。1.5キックアウトだ、おい。これがNOAHのやり方か? だが、収穫もあった。征矢学との戦いで俺はベルトの声が聞こえるようになった。聞こえるぞ、俺を呼ぶベルトの声が。お土産持って俺はDDTに帰る。お前らプロレスリング・ノア全員、俺の足元にひざまずかせてやる。プロレスリング・ノアのプロレスが大嫌いだ。絶対潰してやる」