【NOAH】「NOAH最高ってこと」KENTA11年ぶり古巣後楽園で快勝 拳王ALL REBELLION“発展的"離脱で新局面へ 2025/2/11
『STAR NAVIGATION PREMIUM 〜NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025〜』後楽園ホール(2025年2月11日) ○KENTA&拳王vs清宮海斗&谷口周平× 約11年ぶりに古巣NOAHの後楽園大会に参戦したKENTAが、拳王とのタッグで快勝。大コールを浴び続けたKENTAは「NOAH最高ってこと」と継続参戦を宣言し、拳王はALL REBELLION“発展的"離脱を電撃表明して新展開の香りが漂い始めた。 KENTAが“NOAHの後楽園大会"に帰ってきた。拳王の要請に応じてNOAH25周年イヤーへの助っ人参戦を約束した一方で、その直後には新日本離脱も示唆。古巣NOAHの後楽園大会に参戦するのは、WWE移籍前の壮行試合となった2014年5月17日以来、約11年ぶりだった。 あの時と同じ札止めの後楽園。黒髪の短髪に戻して現れた。KENTAによって“暴走鉄仮面"に改造された過去を持つ谷口はマイバッハマスク着用で登場。KENTAと向き合うと同時に自らマスクを脱いで投げつけ、その谷口とのっけから火花を散らす。 清宮とも初対決となったものの、場内は大KENTAコール一色に。清宮にはブーイングも飛んだが、清宮も臆せずKENTAを押し込んで動きを止めてみせた。 負けじとKENTAも中盤過ぎに反撃。フライングラリアット、串刺しジャンピングフロントハイキック&串刺し低空ドロップキックの往復式コンボ、クロスカウンター式の張り手…と“NOAHのKENTA"としての動きを容赦なく繰り出して場内も沸き返る。 相手が谷口に代わったところで刺股式デッドリードライブの餌食となったものの、再びKENTAコールに支えられて盛り返すと、谷口の追撃をGAMEOVERで切り返す。清宮のカットに阻まれても、KENTAのソバット→拳王の右ハイキックの連係でエルボーを振り回す谷口を鎮圧するや、KENTAのダイビングフットスタンプ→拳王のPFSの強烈連係へ。続けざまにKENTAが必殺のgo 2 sleepでカチ上げて谷口から3カウントを奪ってみせた。 試合後も響く大KENTAコール。とはいえマイクを握ったのは拳王だった。 「その(KENTAコールの)気持ち、すっごい分かるぞ! KENTAにしゃべってもらいたいよな? だけどその前に少しだけ時間をくれないか?」と前置きしたうえで、「おい、清宮! 5月にALL REBELLIONを作って、もう半年以上経ったよな? ALL REBELLIONが目指した改革とは、“若手がノビノビとプロレスできるNOAH"にすること。今思うと、1年前、2年前なんか試合すら組まれてなかったOZAWA、そして大和田がノビノビ、いやノビノビしすぎて困るぐらいの環境になったよな? 清宮。俺たちの改革は間違ってなかったな? 俺たちのALL REBELLIONは成功だと言えるだろ?」とALL REBELLION結成による一定の成果を強調したうえで、「でも、俺にはまだまだ上を目指して改革していかないといけないことがある。だからな、清宮。今日で俺たちは一区切りだ。今日で俺はALL REBELLIONを抜ける」と“発展的"離脱を電撃表明。「だが俺もそう。清宮もそう。プロレスリング・ノアをもっともっと高いステージに持っていく。その気持ちは同じだ。これからは最高のライバルとして、このプロレスリング・ノアのリング戦っていこう!」と清宮と握手&抱擁を交わした。 そしてマイクは“お待ちかね"のKENTAに渡る。「10年以上ぶりにNOAHの後楽園大会に帰ってこられて、本当に、心の底から幸せに思います。ありがとうございます」と切り出すと場内は大拍手。そして「“ただいま"なんて図々しいこと言うつもりはありません、もしよかったらまたここに戻ってきてもいいですか?」と継続参戦の“おうかがい"を立てると、場内はまたまた大KENTAコールに染まった。 思わず「あったかすぎるだろ!! 新日本じゃブーブー言われてたのに!」とやって場内を笑顔で染めたKENTAは、「最後に何が言いたいかっていうと、NOAH最高ってこと」と締めくくって再び大歓声。いよいよ“NOAH時代のKENTA"復活の度合いが極まり、ALL REBELLIONを離脱した拳王はKENTAと抱擁。何やら“新局面"の香りが強烈に漂い始めた。 【試合後の拳王&KENTA】 ▼拳王「12月から想い人を追いかけて、鹿児島まで行ったり、サイン会まで行ったり…いやあ行動に出たかいがあった。久々のNOAH後楽園、KENTAが上がってる姿を見たら、10年前、ロープを外してまだ手を振ってたKENTAがフラッシュバックしてきた。とりあえず一番はじめのギャグ、突っ込まなかったこと、それだけは申し訳ないと思う。でも今日、KENTA、NOAHのリングに帰ってきてくれて本当にどうもありがとう」 ▼KENTA「ありがとう」 ※二人は握手 ▼KENTA「お前とリング上でハグしたこと覚えてるか? メチャクチャ熱かった。熱いハグしたなと思った。そのあとお前、清宮ともハグしたな。どういうこと?」 ▼拳王「KENTAとの年月、清宮との年月比べたら、KENTAより清宮のほうが…」 ▼KENTA「負けとるんかい! 負けてるんかい!」 ▼拳王「今日でALL REBELLIONと俺は一区切り。俺は俺の道を進む。だが、清宮との年月、KENTAとの年月…ハグあったかかった。KENTA、もっともっと年月をともに過ごすこともできる。これからまたKENTAがNOAHのリングに帰ってきてくれることをずっと願って、俺はこれからALL REBELLIONを抜けても、まだまだ一人で突き進む。俺はNOAHをプロレス界のトップに持っていくからな。そのころ、またNOAHに帰ってきてくれ」 ▼KENTA「もちろん。いつでも来るよ」 ▼拳王「待ってるぞ。NOAHは俺が業界トップにする。そのときにKENTAの居場所も俺は与えとく」 ▼KENTA「なんて? なんて? 最後」 ▼拳王「与えとくからな」 ▼KENTA「与えとくからな? ありがとう」 ▼拳王「ありがとう。あとは声聞かせてくれ」 ▼KENTA「NOAHの久しぶり、10年ぶり以上ぶりの後楽園。メチャクチャあったかいじゃん。メチャクチャあったかいよ。ビックリした。あんなふうに歓迎受けたのも何年ぶりかわかんない。新日本のときは、もうブーブー言われて、帰れって言われたこともあったよ。でも今日こうやってあったかく迎えてもらって、本当にこの10年、いろいろあったけど、本当に悪くなかったなって。よかったとは言わないよ。でも悪くなかったなって。そんなふうに思わせてくれた今日。それでNOAHのバックステージ、今日あらためてこのバックステージ、新日本とはちょっと雰囲気の違うこのバックステージ。なんでこんな雰囲気違うのかなって、なんでかなって。よーく見たらオッサンしかいねえじゃん! ここ。空気悪っ。早く立ち去るよ、こんなとこ。だから言っとくな。リング上でも言ったけど、俺が本当に何が言いたいかっていうと、NOAH最高ってことと、またいつでも戻ってくるよってこと」 【清宮の話】「KENTA選手との初対決、メチャクチャ刺激的でした。またチャンスがあれば、もう一度KENTA選手とこの続きをやりたいです。そして拳王さんとは今日でユニットとしてお別れです。拳王さんにはALL REBELLION、ここまで支えてきてくださったので感謝もしてます。普段、めんどくせえ、めんどくせえ言ってますけど、最後までちょっとめんどくさかったです(苦笑) でも、また対角線で、あのめんどくさい人と試合ができるのは自分にとってうれしいことでもあるので、これからはね、声を大きくして言っていきますよ。若い力で! 若い力で! ALL REBELLIONの若い力で! NOAHを明るくしていきます」
『STAR NAVIGATION PREMIUM 〜NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025〜』後楽園ホール(2025年2月11日)
○KENTA&拳王vs清宮海斗&谷口周平×
約11年ぶりに古巣NOAHの後楽園大会に参戦したKENTAが、拳王とのタッグで快勝。大コールを浴び続けたKENTAは「NOAH最高ってこと」と継続参戦を宣言し、拳王はALL REBELLION“発展的"離脱を電撃表明して新展開の香りが漂い始めた。
KENTAが“NOAHの後楽園大会"に帰ってきた。拳王の要請に応じてNOAH25周年イヤーへの助っ人参戦を約束した一方で、その直後には新日本離脱も示唆。古巣NOAHの後楽園大会に参戦するのは、WWE移籍前の壮行試合となった2014年5月17日以来、約11年ぶりだった。
あの時と同じ札止めの後楽園。黒髪の短髪に戻して現れた。KENTAによって“暴走鉄仮面"に改造された過去を持つ谷口はマイバッハマスク着用で登場。KENTAと向き合うと同時に自らマスクを脱いで投げつけ、その谷口とのっけから火花を散らす。
清宮とも初対決となったものの、場内は大KENTAコール一色に。清宮にはブーイングも飛んだが、清宮も臆せずKENTAを押し込んで動きを止めてみせた。
負けじとKENTAも中盤過ぎに反撃。フライングラリアット、串刺しジャンピングフロントハイキック&串刺し低空ドロップキックの往復式コンボ、クロスカウンター式の張り手…と“NOAHのKENTA"としての動きを容赦なく繰り出して場内も沸き返る。
相手が谷口に代わったところで刺股式デッドリードライブの餌食となったものの、再びKENTAコールに支えられて盛り返すと、谷口の追撃をGAMEOVERで切り返す。清宮のカットに阻まれても、KENTAのソバット→拳王の右ハイキックの連係でエルボーを振り回す谷口を鎮圧するや、KENTAのダイビングフットスタンプ→拳王のPFSの強烈連係へ。続けざまにKENTAが必殺のgo 2 sleepでカチ上げて谷口から3カウントを奪ってみせた。
試合後も響く大KENTAコール。とはいえマイクを握ったのは拳王だった。
「その(KENTAコールの)気持ち、すっごい分かるぞ! KENTAにしゃべってもらいたいよな? だけどその前に少しだけ時間をくれないか?」と前置きしたうえで、「おい、清宮! 5月にALL REBELLIONを作って、もう半年以上経ったよな? ALL REBELLIONが目指した改革とは、“若手がノビノビとプロレスできるNOAH"にすること。今思うと、1年前、2年前なんか試合すら組まれてなかったOZAWA、そして大和田がノビノビ、いやノビノビしすぎて困るぐらいの環境になったよな? 清宮。俺たちの改革は間違ってなかったな? 俺たちのALL REBELLIONは成功だと言えるだろ?」とALL REBELLION結成による一定の成果を強調したうえで、「でも、俺にはまだまだ上を目指して改革していかないといけないことがある。だからな、清宮。今日で俺たちは一区切りだ。今日で俺はALL REBELLIONを抜ける」と“発展的"離脱を電撃表明。「だが俺もそう。清宮もそう。プロレスリング・ノアをもっともっと高いステージに持っていく。その気持ちは同じだ。これからは最高のライバルとして、このプロレスリング・ノアのリング戦っていこう!」と清宮と握手&抱擁を交わした。
そしてマイクは“お待ちかね"のKENTAに渡る。「10年以上ぶりにNOAHの後楽園大会に帰ってこられて、本当に、心の底から幸せに思います。ありがとうございます」と切り出すと場内は大拍手。そして「“ただいま"なんて図々しいこと言うつもりはありません、もしよかったらまたここに戻ってきてもいいですか?」と継続参戦の“おうかがい"を立てると、場内はまたまた大KENTAコールに染まった。
思わず「あったかすぎるだろ!! 新日本じゃブーブー言われてたのに!」とやって場内を笑顔で染めたKENTAは、「最後に何が言いたいかっていうと、NOAH最高ってこと」と締めくくって再び大歓声。いよいよ“NOAH時代のKENTA"復活の度合いが極まり、ALL REBELLIONを離脱した拳王はKENTAと抱擁。何やら“新局面"の香りが強烈に漂い始めた。
【試合後の拳王&KENTA】
▼拳王「12月から想い人を追いかけて、鹿児島まで行ったり、サイン会まで行ったり…いやあ行動に出たかいがあった。久々のNOAH後楽園、KENTAが上がってる姿を見たら、10年前、ロープを外してまだ手を振ってたKENTAがフラッシュバックしてきた。とりあえず一番はじめのギャグ、突っ込まなかったこと、それだけは申し訳ないと思う。でも今日、KENTA、NOAHのリングに帰ってきてくれて本当にどうもありがとう」
▼KENTA「ありがとう」
※二人は握手
▼KENTA「お前とリング上でハグしたこと覚えてるか? メチャクチャ熱かった。熱いハグしたなと思った。そのあとお前、清宮ともハグしたな。どういうこと?」
▼拳王「KENTAとの年月、清宮との年月比べたら、KENTAより清宮のほうが…」
▼KENTA「負けとるんかい! 負けてるんかい!」
▼拳王「今日でALL REBELLIONと俺は一区切り。俺は俺の道を進む。だが、清宮との年月、KENTAとの年月…ハグあったかかった。KENTA、もっともっと年月をともに過ごすこともできる。これからまたKENTAがNOAHのリングに帰ってきてくれることをずっと願って、俺はこれからALL REBELLIONを抜けても、まだまだ一人で突き進む。俺はNOAHをプロレス界のトップに持っていくからな。そのころ、またNOAHに帰ってきてくれ」
▼KENTA「もちろん。いつでも来るよ」
▼拳王「待ってるぞ。NOAHは俺が業界トップにする。そのときにKENTAの居場所も俺は与えとく」
▼KENTA「なんて? なんて? 最後」
▼拳王「与えとくからな」
▼KENTA「与えとくからな? ありがとう」
▼拳王「ありがとう。あとは声聞かせてくれ」
▼KENTA「NOAHの久しぶり、10年ぶり以上ぶりの後楽園。メチャクチャあったかいじゃん。メチャクチャあったかいよ。ビックリした。あんなふうに歓迎受けたのも何年ぶりかわかんない。新日本のときは、もうブーブー言われて、帰れって言われたこともあったよ。でも今日こうやってあったかく迎えてもらって、本当にこの10年、いろいろあったけど、本当に悪くなかったなって。よかったとは言わないよ。でも悪くなかったなって。そんなふうに思わせてくれた今日。それでNOAHのバックステージ、今日あらためてこのバックステージ、新日本とはちょっと雰囲気の違うこのバックステージ。なんでこんな雰囲気違うのかなって、なんでかなって。よーく見たらオッサンしかいねえじゃん! ここ。空気悪っ。早く立ち去るよ、こんなとこ。だから言っとくな。リング上でも言ったけど、俺が本当に何が言いたいかっていうと、NOAH最高ってことと、またいつでも戻ってくるよってこと」
【清宮の話】「KENTA選手との初対決、メチャクチャ刺激的でした。またチャンスがあれば、もう一度KENTA選手とこの続きをやりたいです。そして拳王さんとは今日でユニットとしてお別れです。拳王さんにはALL REBELLION、ここまで支えてきてくださったので感謝もしてます。普段、めんどくせえ、めんどくせえ言ってますけど、最後までちょっとめんどくさかったです(苦笑) でも、また対角線で、あのめんどくさい人と試合ができるのは自分にとってうれしいことでもあるので、これからはね、声を大きくして言っていきますよ。若い力で! 若い力で! ALL REBELLIONの若い力で! NOAHを明るくしていきます」