【NOAH】再入団初戦で快勝、バックステージKENTA節も復活 AR離脱の拳王は“赤"回帰 2025/2/15

『NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025』横浜ラジアントホール(2025年2月15日)
○KENTA&拳王vsマサ北宮&佐々木憂流迦×

 11年ぶりNOAH再入団を果たしたKENTAが、“再所属初戦"で快勝。コスチュームを赤に戻した拳王も「KENTAと業界トップを目指してやっていく」と仕切り直しの上昇宣言を放った。

 この日の横浜ラジアントホールも札止めの大盛況。再びNOAHの一員となったKENTAを、場内も割れんばかりの大KENTAコールで迎えた。

 拳王との『ケンケンタッグ(仮)』で北宮&憂流迦組と対戦。初対決となった憂流迦とは緊張感溢れるグラウンド戦を展開すると、足関節に捕まったものの、ロープ際で胸板を豪快に蹴り上げ、後頭部にギロチンドロップを落としてキッチリとやり返した。北宮とも激しくにらみ合うと、得意の串刺し顔面低空ドロップキックを叩き込んで場内を盛り上げる。

 ALL REBELLIONを離脱して新たな一歩を踏み出した拳王も、コスチュームを赤いロングタイツに戻して再出発。中盤過ぎにはKENTAと肩を組んでのダブルビッグブーツや、KENTAのソバット→拳王の右ハイキックの連係もズバリと決まる。そしてKENTAのダイビングフットスタンプ→拳王のPFSとたたみかけるや、最後はKENTAがgo 2 sleepで憂流迦から完璧な3カウントを奪ってみせた。

 再入団初戦で快勝。試合後には拳王ポーズに優しく寄り添って場内の笑いを誘いつつ、改めて響く大KENTAコールのなかでリング中央のNOAHロゴを叩いて“NOAHのKENTA"を改めて強調してみせた。

 バックステージでは拳王が“赤"の意義を「拳王といえば赤だよな。KENTA…といえば…今は黒だけど、赤だよな? デビューの時、赤。それは全日本プロレス、ジャイアント馬場さんから来てるNOAHの伝統だよな」と強調。「KENTAと組んで俺はまだまだ高いステージ、そしてプロレスリング・ノア、業界トップに持っていくからな。てめえらクソヤローども、楽しみにしといてくれ」と仕切り直しの上昇宣言を放った。

 もっとも一人残されたKENTAは、新日本時代のバックステージでの“KENTA節"が早くも復活。インスタグラムに寄せられた謎に上から目線のコメントや、“おっさんだらけのバックステージ"などに苦言を呈し、ある意味で新しい“NOAHのKENTA"の姿を垣間見せた。


【試合後の拳王&KENTA】

▼拳王「KENTAのNOAH所属第1戦、KENTA、今日はどうもありがとうな」

▼KENTA「ありがとうな。俺、聞いてなかったぞ。最後ポーズ」

▼拳王「いやいや、やるだろ。見てるクソヤローどもはこれを待ってんだよ」

▼KENTA「そうか?」

▼拳王「KENTAと拳王、ケンケンタッグのこのポーズを」

▼KENTA「ダサいな。仮な、(仮)」

▼拳王「ケンケンタッグ(仮)のポーズ、見ているクソヤローども…」

▼KENTA「(仮)のポーズって、お前のじゃねえかよ」

▼拳王「お前もなんか肩に手置いてやってただろ。あれ何だよ?」

▼KENTA「家族写真みたいになっちゃったよ」

▼拳王「やめろ、ダサいの、そういうの。とりあえず今日から俺は赤に戻ったぞ。拳王といえば赤だよな」

▼KENTA「こないだまで赤じゃなかったっけ?」

▼拳王「知らないのかよ!? お前。シルバーだろ」

▼KENTA「全然、興味持ってなかった」

▼拳王「対戦相手みとけよ」

▼KENTA「いや、対戦相手みてるから、お前みてないんだよ」

▼拳王「1月1日の時は?」

▼KENTA「黄色だったよな?」

▼拳王「どこがじゃ。お前、目が悪い…まあいいや。今日から俺は赤に戻った。KENTAと言えも…」

▼KENTA「言えも?」

▼拳王「KENTA…と言えば…今は黒だけど、赤だよな? 思い出したか?」

▼KENTA「デビューの時はちょっとだったけど…」

▼拳王「そうだよ。何を言ってんだよ。デビューの時、赤。それは全日本プロレス、ジャイアント馬場さんから来てるNOAHの伝統だよな。俺も赤、そして赤コーナーに立ってNOAHをまだまだ高いステージに持っていく。そのためにもKENTAと組んで俺はまだまだ高いステージ、そしてプロレスリング・ノア、業界トップに持っていくからな。てめえらクソヤローども、楽しみにしといてくれ」

※拳王は先に控室へ

▼KENTA「見た? 今日。メチャ久しぶり。このカメラって新日本のカメラみたいにうなずけんの? (カメラが上下すると)あ、うなずけんの? できんじゃん、やれば。ビックリした。今日の客もあったかいな、NOAHの客。ラジアントホールも11年以上ぶり。メチャ久しぶり。感慨深いわ、ホントに。ビックリした。別にさ、NOAHのファンが特別あったかいわけじゃなく、新日本のファンだってあったかかったよ、確かに。でさ、俺、新日本のファンにさ、インスタグラムのストーリーにさ、『新日本のファンありがとう』って載せたの。そしたらさ、『これからも頑張ってください』『これからも応援してます』『NOAH見に行きます』みたいな声もあれば、『新日本に上がってくれてありがとうございました。これからも頑張ってください、自分の道で』みたいな。何それ? 新日本側のなんなん? あの人たち。『また上がってください』みたいな、『また機会があったら上がってください』みたいな。『そのときは応援します』みたいな。なんなん? あの人たち。『これからも応援します』『これからも見に行きます』みたいな。それでいいじゃん。なんなん? あれ。ビックリした、そういう人。まあ、いいや。こんな長々としゃべってさ、こんなさ、今日はいつものオジサンばかりで、ちょっと女性一人いるだけでさ、ちょっと雰囲気変わるじゃん。あの後楽園のときの息苦しさ。凄いよ。一刻も早く抜けたい。あのオッサンばかりのオッサンの臭い。ビックリした。今日、NOAH所属第1戦。これからね、地方にも行くし、地方のみんなにも会えるの俺、楽しみにしてるし。そういうのひっくるめて俺が何を言いたいかっていうと、やっぱNOAH最高ってこと」