【全日本】斉藤ブラザーズがインストアライブでデビュー曲「どっち?」など2曲を初生熱唱 「緊張したけど最高の気分だ」 2025/3/1

 “斉藤ブラザーズ"斉藤ジュン&斉藤レイが1日、東京・タワーレコード渋谷店でインストアライブに登場。デビュー曲「どっち?」、カップリング曲「アラスカの空」を初めて生熱唱した。

 多方面で活躍する斉藤ブラザーズ。昨年は写真集発売が話題を呼んだが、この2月26日にはアーティストデビューを果たした。収録曲の「どっち?」、「アラスカの空」はなわが作詞、作曲を担当。全日本とは2008年6月に曙と組んでF-1タッグ王者・武藤敬司&神奈月に挑戦し、2019年3・10春日部大会では映画「翔んで埼玉」公開記念マッチでリングに上がった縁がある。

 この日、CDデビュー記念インストアライブがタワーレコード渋谷店で行われた。350人のファンが集まる中、登場した二人は「普段、俺たちはバチバチに戦ってるけど、これは自分自身との戦いだ。なかなか緊張するぜ」(ジュン)、「いつもとは違った緊張感というか、全く違う空気だな」(レイ)と慣れない場に緊張の色を隠せず。それでも質問コーナーでは「古民家みたいな場所でやって、6畳ぐらいの和室でやったんだけど、俺たちでかいから古民家が揺れちゃって、床が抜けるんじゃないかと心配になった」(ジュン)、「普段ダンス踊るってないから、二人で息を合わせて踊るのがなかなか苦労したかもしれない。息が合うかなって思ったら意外となかなか合わない」(レイ)と裏話を披露して笑いを誘った。

 そして、いよいよライブの時間へ。緊張をほぐすためにチョップを打ち合った二人はまず「どっち?」を披露した。「俺たちの入場曲と同じロック的な曲になるのかなと思ったら、はなわさんが作詞、作曲していただいたこともあって、凄くキャッチーな楽しい曲になって、そこはビックリしたな」(レイ)、「聞いた瞬間に頭から離れなくなったな。俺たち双子の特徴を活かしたというか、俺たちにこれ以上ないぐらいピッタリな歌なんじゃないか」(ジュン)と言うように、タイトルの「どっち?」が連呼される明るく楽しい曲で、二人は軽快なステップを踏んだり、同じポーズを同時に決めたりとダンスとともに歌い切った。

 2曲目は「アラスカの空」。「自分たちがアメリカに住んでいた経験があるので、それを踏まえて誕生した曲で、名前の通りアラスカの雄大な自然をイメージした俺たちにピッタリの曲」(レイ)、「この歌は意外と熱いメッセージが詰まってるから。アラスカの空は同じ空でつながってるから、空を見上げたらこの歌を思い出してほしい」(ジュン)と二人もお気に入りの応援ソングだ。普段の野太い重低音ボイスとは打って変わった美声を披露した。

 大相撲時代は老人ホームなどへの慰問などで歌を披露する機会が多かったという。そのためカラオケでノドを鍛え、ジュンはB'z、レイは谷村新司の『昴』が十八番だったとか。今回、歌手デビューによって当時の経験が活かされた形となった。「歌い切った。最高の気分だ」とジュンが満足げに振り返れば、レイは「明日と今月の20日、自分たちの地元である宮城県でまたイベントをやりますので、そちらの方もよろしくお願いします」と地元でのイベントをPR。そして最後に「今日は最高に楽しかったぜ。みんな来てくれてありがとう。DOOM!」と締めた。