【新日本】白コス&坊主頭・海野が1ヵ月ぶり復帰 2回戦での再戦へオーカーン圧倒 2025/3/11

『NEW JAPAN CUP 2025』ジップアリーナ岡山(2025年3月11日)
○石井智宏&海野翔太vsグレート-O-カーン&ジェイコブ・オースティン・ヤング×

 1ヵ月ぶりの復帰を果たした海野が白一色のコスチュームと坊主頭で登場し、NEW JAPAN CUP2回戦で対決するオーカーンを圧倒した。

 海野は2・11大阪大会でオーカーンに屈辱の完敗。試合後、自らバリカンで丸刈りとなった。この日はそれ以来となる1ヵ月ぶりの復帰。明日3・12宇和島大会における2回戦で実現するオーカーンとの再戦へ向けてタッグで激突した。

 海野は白一色のコスチュームで登場。頭にかぶっていたフードを脱ぐと、スキンヘッドに近い坊主頭だった。先発で飛び出した海野はショルダータックルでオーカーンをねじ伏せると、氷のような無表情でストンピングを何発も振り下ろし、エルボースマッシュを叩き込んだ。

 再びオーカーンと向き合った海野はヤングとの同士討ちを誘うと、雄叫びもろともショルダータックルでオーカーンに突っ込んだ。「翔太!」コールに応えるように串刺しエルボースマッシュ、フィッシャーマンスープレックスの連続攻撃を浴びせた。

 オーカーンも追撃を阻んで一本背負いで逆襲。海野は左わき腹を押さえながら動きが止まってしまう。すかさずオーカーンが飛行機投げ、巴投げと投げ技を連発したが、払い腰は海野が決めさせず。スイングDDTで突き刺した。

 終盤にはともにカットに飛び込み、エルボー合戦で火花。オーカーンがエリミネーターを仕掛けたが、食い止めた海野はジャーマンで投げ飛ばす。ラリアットでヤング、オーカーンを次々になぎ倒すと、石井が垂直落下式ブレーンバスターでヤングを仕留めた。

 試合後、海野はうつぶせに倒れ込むオーカーンの隣で鋭い眼光とともに仁王立ち。バックステージではノーコメントで、胸の内を語ることはなかった。

 一方、オーカーンはバラモン兄弟、ロード・ウォリアーズ、鈴木みのるら奇抜な髪型のレスラーたちを例に挙げて「世間から白い目で見られても、そんなの関係ねぇ。そんぐらいの、レスラーとして生きていく覚悟の見える髪型にしてくると思ったよ。残念だ。もういいよ、お前」と酷評。「坊主にしただけでお休みもらえて、(トーナメントで)余の近くに配置されたのだって、パパにお願いしたんだろ? それでチャンピオン(ファンタズモ)を倒した後の余だったら強さも見せたし、ちょうど疲れてもいる。そんな余にリベンジを果たして、海野お坊ちゃん、完全復活だ。安いストーリーだ。そんな安い感動ポルノで愚民の心が掴めるといいな」と徹底的に見下した。