▼イーグルス「ビッグなニュースは、V2ってことだ! 俺たちは『WRESTLE KINGDOM』で勝った。東京テラーラダーマッチで3チームを排除した。そしてオーサカではロッキーとYOH。次にBULLET CLUB WAR DOGSのロビー・“エーークストリーム"・エックスとイシモリ。子犬ちゃんたちに勝ったぞ。で、それから……言った通り、ホントニ?」
▼イーグルス「でもそれでいい。アイツの頭を蹴るのは楽しいから、それを繰り返そう。俺が言いたいのは、お前を誇りに思うってことだ。試合のたびに進化しているのを感じる。史上最高のタッグチームを組んでくれていることに感謝するよ。歴史上最高のチームだ。最高のジュニアタッグ王者として、これからもやっていく。それに、(※Soul Of PWAのベルトを指して)俺はこれを来週防衛する」
『Road to SAKURA GENESIS 2025』東京・後楽園ホール(2025年4月4日)
IWGPジュニアタッグ選手権試合 ○ロビー・イーグルス&藤田晃生vs石森太二&ロビー・エックス×
イーグルス&藤田がエックスを熱闘の末に返り討ちにして、IWGPジュニアタッグ王座V2。試合後、YOH&マスター・ワトが挑戦の名乗りを挙げた。
IWGPジュニアタッグ王者のイーグルス&藤田は2・11大阪大会でYOH&ロッキー・ロメロを下し、初防衛に成功した。試合後、石森が姿を現し、昨年のジュニアタッグリーグに出場したエックスとのコンビで挑戦表明。後楽園大会のセミファイナルでV2戦が実現した。
序盤からシーソーゲームとなったが、エックスが先に仕掛ける。巧みに王者組を場外に追いやると、キリモミ式ケブラーダを敢行した。挑戦者組はスピーディな連係で藤田を攻め立てると、剥き出しになったコーナー金具に叩きつけるなどラフファイトも巧みに利用。テーピングの巻かれた藤田の左肩に狙いを定めて集中攻撃を浴びせた。
イーグルスが反撃に出ると、試合はさらにヒートアップ。イーグルスがエックスにトペスイシーダを発射すると、石森のコーナーからのケブラーダ、藤田のノータッチトペコンヒーロが連鎖して、空中殺法でもせめぎ合う。王者組は石森に照準を合わせると、合体技マキシボムがさく裂。だが、石森は同士討ちを誘うと、イーグルスにハンドスプリングレッグラリアットを放ち、いい場面でエックスにつないだ。
イーグルスはエックスのシットダウン式パワーボムを喰らってしまうが、アサイDDTで逆転。あとを受けた藤田はスワンダイブ式ミサイルキック、ランニングローキックからネ申スペシャルで絞め上げると、イーグルスとのトラースキック&ハイキックもさく裂する。再びマキシボムの体勢に。石森が急行して激しい打撃戦になっても、イーグルスはエックスのオーバーヘッドキック狙いを読んで、顔面にトラースキックをねじ込んだ。
試合権のあるイーグルスは攻勢を続けるが、足に絡みついた瞬間、エックスが側頭部を蹴り飛ばして反撃に出る。石森が飛び込み、スライディング式ジャーマンを決めると、エックスはその場飛びシューティングスタープレスで追い討ち。合体式ブラディークロスの体勢に。イーグルスは同士討ちを誘って抵抗したものの、エックスがリバースフランケンシュタイナー、ハンドスプリング式飛びつきダイヤモンドカッターと猛攻。合体式ブラディークロスを決めると、エックスがX EXPRESS(キリモミ式ダイビングセントーン)で勝負に出る。
しかし、藤田のカットが間に合い、試合は継続。藤田が石森をスピンキックで排除する。エックスはオーバーヘッドキックで藤田を蹴り倒し、再びハンドスプリング式飛びつきダイヤモンドカッターを狙うも、割って入ったイーグルスがキャッチして、王者組の合体技スウィートバスターがさく裂。ジャーマン&トラースキックで石森を分断すると、イーグルスがHyperion(シャニング式ジャンピングハイキック)でエックスを葬った。
イーグルス&藤田が熱戦を制して2度目の防衛に成功。そこに現れたのは共闘をアピールしていた本隊のYOH&ワトだった。CHOASの本隊合流で2人は急接近。互いにパートナー不在の状況もあり、タッグ結成が浮上していた。マイクを持ったワトは「次、挑戦するのは俺たちだ。ロビー、藤田、今すぐ返事もらおうか」と挑戦表明。イーグルスは「ホントウニ?」と日本語でこぼしつつ、藤田に判断を任す。
藤田は「まずひとつ、ちょっと早すぎるんじゃない? 変態。マスター・ワト、やりたかったよ。でも、あんたはお腹いっぱいだな」とワトの挑戦を歓迎したものの、2・11大阪大会で返り討ちにしたばかりのYOHには難色を示す。そして、「2人に1つだけ聞いていいか? このベルトを俺とロビーから引っぺがしたかったから今出てきたのか。それともただ単にパートナーができたから今出てきたのか。どっちなんだ?」と詰問した。
すると、YOHは「ワトに誘われて、今強引に出てきちゃったんですけど。ただ、挑戦するってなったらさ、そのベルトがどうしても欲しいんだよね」と挑戦に意欲。「ロビー、藤田。てめえら、もう終わりだよ」と宣戦布告すると、イーグルス&藤田とYOH&ワトがにらみ合った。
それでもYOHからちゃんとした返答を聞けなかった藤田は不満げで、バックステージでは「俺が求めてたのはそんなんじゃねぇよ、変態。もっともっと刺激的ないい答えを聞かせてくれ。以上。それによって受けるかどうかも考えてやるよ」と要求した。
【試合後のイーグルス&藤田】
▼イーグルス「ビッグマッチ、ビッグフジ、ビッグボブ(※"ロビー"という名前の一般的な愛称)」
▼藤田「ビッグボブ?」
▼イーグルス「そうだ、ビッグボブ」
▼藤田「(※英語で)そうか」
▼イーグルス「ビッグボーイズ」
▼藤田「ビッグボーイズ」
▼イーグルス「イチバン・スイート・ビッグボーイズ」
▼藤田「タッグネーム?」
▼イーグルス「勝つたびに言葉を足していこう」
▼藤田「アァ」
▼イーグルス「ビッグなニュースは、V2ってことだ! 俺たちは『WRESTLE KINGDOM』で勝った。東京テラーラダーマッチで3チームを排除した。そしてオーサカではロッキーとYOH。次にBULLET CLUB WAR DOGSのロビー・“エーークストリーム"・エックスとイシモリ。子犬ちゃんたちに勝ったぞ。で、それから……言った通り、ホントニ?」
▼藤田「アァ」
▼イーグルス「(※日本語で)ホントニ、ハヤイ」
▼藤田「(※英語で)俺もそう思う。(※日本語に戻して)本当に」
▼イーグルス「マスター・ワト?」
▼藤田「ハハハ!」
▼イーグルス「それに、YOH? モウイッカイ? パートナーを変えて? 2週間か3週間ごとにパートナーを変えてるんじゃないか? 新しいパートナーを次々と……」
▼藤田「アァ」
▼イーグルス「だからとりあえずアイツらを倒して、次の新パートナーを見よう。(※無言で考えている藤田に)どう思う?」
▼藤田「まぁリングの上でも言ったけど、聞きたいことはただ一つ。アイツはぐらかしただろう、あの変態! なぁ、俺が求めてた答えはこのベルトを俺とロビーが持ってるからまた挑戦しに来たのか、ただ単にパートナーができたから挑戦しに来たのか? その答えを求めていたんだ。今のままだったらどうしようかな? 受けるかどうかちょっと考えようかな。イエスも言ってないし。まぁ近いうちにその答えを、そっちが出してこい。俺たちはチャンピオン様だ。まぁリングの上で向こうが言ってたのは、『無理やり連れてこられた。でも、やるとってなったら本気で獲りに来る』。当たり前だと思うな。俺が求めてたのはそんなんじゃねぇよ、変態。もっともっと刺激的ないい答えを聞かせてくれ。以上。それによって受けるかどうかも考えてやるよ」
▼イーグルス「アイツらがいつタイトルマッチを望んでもいい。俺たちがそれを叶えよう。オイ、マスター・ワトは5年かけて、未だにグランドマスターへの道を探っているところなのか?」
▼藤田「アァ」
▼イーグルス「きっと彼は道に迷ってるんだ」
▼藤田「ロスト?」
▼イーグルス「どうやったらグランドマスターになれるのかわからないのさ」
▼藤田「アァー!」
▼イーグルス「もしかしたら永遠に無理かも。マスターになることさえも」
▼藤田「(※英語で)彼はグランドマスターを知っていると思う?」
▼イーグルス「ヤングライオンの時よりもバカになってると思う」
▼藤田「(※英語で)そう思う」
▼イーグルス「でもそれでいい。アイツの頭を蹴るのは楽しいから、それを繰り返そう。俺が言いたいのは、お前を誇りに思うってことだ。試合のたびに進化しているのを感じる。史上最高のタッグチームを組んでくれていることに感謝するよ。歴史上最高のチームだ。最高のジュニアタッグ王者として、これからもやっていく。それに、(※Soul Of PWAのベルトを指して)俺はこれを来週防衛する」
▼藤田「PWA?」
▼イーグルス「来週オーストラリアで」
▼藤田「(※英語で)挑戦者は?」
▼イーグルス「ジミー・タウンゼンド、“THE THIEF"だ。お前がオーストラリアにいた時、負けただろう。だから今回は俺がリベンジだ。ジミー、準備はいいか? マタネー」
▼藤田「またね〜」