【DRAGONGATE】ハルクがゆかりの選手たちと笑顔で20周年 「これからもDRAGONGATEを愛してください」 2025/4/7

『THE GATE OF PASSION 2025』後楽園ホール(2024年4月7日)
B×Bハルク20周年記念スペシャル6人タッグマッチ ○B×Bハルク&新崎人生&下東由朋vs横須賀ススム&Kzy&カツオ×

 ハルクが縁の深い選手たちと20周年記念スペシャルマッチで対戦。同期のカツオをファーストフラッシュで破ると、笑顔で「選手ひとりひとり、そしてお客様ひとりひとりがDRAGONGATEなんです。これからもDRAGONGATEを愛してください」と呼びかけた。

 今年3月にデビュー20周年を迎えたハルクの記念試合が後楽園大会で実現した。2010年に鷹木信悟に敗れて丸坊主となり、心身共にどん底まで落ちたハルクを救ってくれた人生、飲み友達でもある下東とトリオを結成。対戦相手はデビュー戦の相手であるススム、同じ北海道出身でハルクのデビュー戦を観戦していたというKzy、同期のカツオが務めた。

 ハルクの選手コール時には限定で解禁された紙テープが投げ込まれる。カツオの挑発を受けたハルクが先発。カツオのショルダータックルに吹き飛ばされながらも、ネックスプリングで立ち上がると、オーバーヘッドキックやマウス(サマーソルトキック)など鋭い蹴り技で歓声を巻き起こした。

 飲み友達の下東と連係を狙うも、カツオに避けられてカカト落としは誤爆。ここから攻め込まれてしまう。ススムが「おめでとう!」と叫びながら腹部にタックルを連発すると、Kzyもサマーソルトドロップなどで手荒く祝福。だが、ハルクはKzyをドロップキックで蹴り飛ばしてのその場飛びムーンサルトをカツオに落として、自力でピンチを逃れた。人生が反撃に転じると、ハルクも加勢し、2人で同時拝み渡りを披露する。

 しかし、ススムが「20年おめでとう!」と串刺しジャンボの勝ち!を振り抜き、雪崩式エクスプロイダーでぶん投げると、カツオがダイビングボディプレスを発射して、再びハルクがピンチに。だが、人生がKzyに念仏パワーボムを決めて好フォロー。ハルクはニールキック、バズソーキックを孤立したカツオにぶち込むと、下東のカミゴェとハルクのファーストフラッシュによるサンドイッチ攻撃もさく裂。カツオもラリアットをぶち込んで粘りを見せたものの、後楽園ホールから「ハルク」コールが発生。それに応えたハルクがカウンターの変型水車落としからファーストクラッシュを叩き込んで、カツオから3カウントを奪った。

 ハルクが20周年記念試合で勝利。人生と握手を交わすと、「B×Bハルク20周年特別試合、人生さんありがとうございました。B×Bハルク、いや、石原輝政、初心を取り戻しました」と感謝する。

 さらに、「ススムさん、20年前、デビュー戦の相手、そして20年経った今、記念試合ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。俺の20年前のデビュー戦を当時高校生のKzy少年、見てたよな。あれから20年、お前とリングで当たれるなんて。ありがとうな。でもな、俺は田舎者が大嫌いなんだよ」とススム&Kzyにも語りかけた。

 そして、「田舎者と言えば、函館からお越しくだいました道南リング代表のカツオ選手。いいね。顔面、見てみろよ。蹴りのあとがクッキリ付いて、いいお土産になったね。まあ、5月末にこいつの地元函館で試合があります。カードがどうなるかわからないけど、当たったらもう1回蹴らしてね」とカツオに言い放って高笑い。「そして、飲み友達が興じて、気がつけばプロレスラーになってしまったバーのマスター、下東由朋選手。由朋くん、あるよこれ、次あるよ。冗談はさておき、打ち上げどこっすか? 飲みに行きましょう」と下東にも声をかけた。

 ゆかりのある選手たちに囲まれて満足げな表情を浮かべたハルクは「皆さん、これからもDRAGONGATEを一緒に盛り上げてください。DRAGONGATEは選手ひとりひとり、そしてお客様ひとりひとりがDRAGONGATEなんです。これからもDRAGONGATEを愛してください。今日はありがとうました」と観客にもアピールして、笑顔で20周年記念試合を締めくくった。6人で記念撮影に応じると、それぞれと握手。入場ゲート付近では、来場していた飯伏幸太がハルクを迎え入れて抱擁を交わしていた。