【拳王チャンネル興行】拳王も最敬礼…引退目前・里村が一騎打ちで“因縁”清算 「家の電球替えに来い」 2025/4/15
『拳王チャンネル3周年大感謝祭〜クソヤロー全員集合〜』後楽園ホール(2025年4月15日) エキシビションマッチ 拳王vs里村明衣子 引退を控える里村が『拳王チャンネル3周年興行』に参戦。拳王との5分間のエキシビジョンマッチに臨み、“因縁"を清算したものの、「私が引退したあと、家の電球替えに来い」と要求した。 今から約16年前。みちのくプロレス時代の拳王は、仙台女子を率いる里村の引っ越しを手伝った。その際、脚立がないため電球交換ができず、里村から「ちょっと踏み台になってもらっていい?」と依頼され、若手女子選手の踏み台になった過去があるという…。「その恨みを晴らすため」というのは冗談にしても、若手時代から縁深かった里村との“対戦"を今月末の引退直前に実現させた。 5分間のエキシビションマッチ。拳王は「瞬殺する」と予告していたが、序盤から激しい打撃戦となった。拳王が破壊力で上回り、首を踏みつけると、場内はブーイングに包まれる。だが、里村も意地を発揮。オーバーヘッドキックで足止めし、DDTで突き刺すと、側転式カカト落としにつなげ、デスバレーボムの体勢に。 しかし、拳王は投げさせず、ローキックで足を刈ると、背中へのフットスタンプ、後頭部へのダブルニーアタックと猛攻。アンクルホールドで絞め上げた。粘る里村を蹴りまくるが、里村は屈せず、必死にフォールを返すと、ここで時間切れとなった。 試合後、マイクを持った拳王は「里村さん! 今日は戦ってくれてどうもありがとうございました。やはりあなたは女子プロレス界の横綱です。女子と初めてシングルやったけど、すぐ倒せると思ったけど、あなたはやはり強い」と里村に改めて敬意を示した。「あなたの引っ越しを手伝って、踏み台になった時、俺はまだ新人です。あなたは団体のエースです。ずっと憧れていました。そんな里村さんと引退する前に戦えて嬉しかったです。どうもありがとうございました」と吐露し、因縁を水に流した。 一方、里村は「拳王さんは練習生の頃から知っているんでね。よくここまで来ました。拳王選手と試合させていただいてありがとうございました。感謝しかないです」と語りながらも、「でもな、5分で決着つかなかったよな。私が引退したあと、家の電球替えに来い」と要求。拳王はそれを承諾すると、里村の引退興行となるセンダイガールズの4・29後楽園大会を現地で見守ることを約束し、「あと1ヵ月もないですけど、楽しんで、思い残すことないよう頑張ってください」と激励し、最後は深々と頭を下げて、握手を交わした。 【拳王の話】「当時は若手女子プロレスラーの踏み台になるために東北に来たんだ、マジでいやだなあとも思ってた。だが、今となってはもうネタだよ。YouTubeで面白くこのネタを言ってるだけだよ。本当に俺は里村明衣子、女子プロレス界でトップだと思う。俺が若手の頃、本当にいろいろ勉強させてもらった。そんな里村明衣子と戦えて嬉しかった。そしてあと里村明衣子、今日30周年ということで本当におめでとうございます。ラスト半月しかないけど、プロレス生活楽しんでください。本日はどうもありがとうございました」 【里村の話】「最後、拳王さんと試合できて、本当に感謝してます。ありがとうございました。5分と言わず時間で決めずにやりたかったですけど、最初のローキック、マジで効いて、力が入らなくなりました。さすが拳王だと思いましたね。約束通り家に来てもらって、電球は替えていただきます。今日はありがとうございました」
『拳王チャンネル3周年大感謝祭〜クソヤロー全員集合〜』後楽園ホール(2025年4月15日)
エキシビションマッチ 拳王vs里村明衣子
引退を控える里村が『拳王チャンネル3周年興行』に参戦。拳王との5分間のエキシビジョンマッチに臨み、“因縁"を清算したものの、「私が引退したあと、家の電球替えに来い」と要求した。
今から約16年前。みちのくプロレス時代の拳王は、仙台女子を率いる里村の引っ越しを手伝った。その際、脚立がないため電球交換ができず、里村から「ちょっと踏み台になってもらっていい?」と依頼され、若手女子選手の踏み台になった過去があるという…。「その恨みを晴らすため」というのは冗談にしても、若手時代から縁深かった里村との“対戦"を今月末の引退直前に実現させた。
5分間のエキシビションマッチ。拳王は「瞬殺する」と予告していたが、序盤から激しい打撃戦となった。拳王が破壊力で上回り、首を踏みつけると、場内はブーイングに包まれる。だが、里村も意地を発揮。オーバーヘッドキックで足止めし、DDTで突き刺すと、側転式カカト落としにつなげ、デスバレーボムの体勢に。
しかし、拳王は投げさせず、ローキックで足を刈ると、背中へのフットスタンプ、後頭部へのダブルニーアタックと猛攻。アンクルホールドで絞め上げた。粘る里村を蹴りまくるが、里村は屈せず、必死にフォールを返すと、ここで時間切れとなった。
試合後、マイクを持った拳王は「里村さん! 今日は戦ってくれてどうもありがとうございました。やはりあなたは女子プロレス界の横綱です。女子と初めてシングルやったけど、すぐ倒せると思ったけど、あなたはやはり強い」と里村に改めて敬意を示した。「あなたの引っ越しを手伝って、踏み台になった時、俺はまだ新人です。あなたは団体のエースです。ずっと憧れていました。そんな里村さんと引退する前に戦えて嬉しかったです。どうもありがとうございました」と吐露し、因縁を水に流した。
一方、里村は「拳王さんは練習生の頃から知っているんでね。よくここまで来ました。拳王選手と試合させていただいてありがとうございました。感謝しかないです」と語りながらも、「でもな、5分で決着つかなかったよな。私が引退したあと、家の電球替えに来い」と要求。拳王はそれを承諾すると、里村の引退興行となるセンダイガールズの4・29後楽園大会を現地で見守ることを約束し、「あと1ヵ月もないですけど、楽しんで、思い残すことないよう頑張ってください」と激励し、最後は深々と頭を下げて、握手を交わした。
【拳王の話】「当時は若手女子プロレスラーの踏み台になるために東北に来たんだ、マジでいやだなあとも思ってた。だが、今となってはもうネタだよ。YouTubeで面白くこのネタを言ってるだけだよ。本当に俺は里村明衣子、女子プロレス界でトップだと思う。俺が若手の頃、本当にいろいろ勉強させてもらった。そんな里村明衣子と戦えて嬉しかった。そしてあと里村明衣子、今日30周年ということで本当におめでとうございます。ラスト半月しかないけど、プロレス生活楽しんでください。本日はどうもありがとうございました」
【里村の話】「最後、拳王さんと試合できて、本当に感謝してます。ありがとうございました。5分と言わず時間で決めずにやりたかったですけど、最初のローキック、マジで効いて、力が入らなくなりました。さすが拳王だと思いましたね。約束通り家に来てもらって、電球は替えていただきます。今日はありがとうございました」