【NOAH】稲葉大樹がついに情熱RATEL’S入り! 屈辱YO-HEYを救出、征矢も“情熱語"で承諾 2025/5/10

『SUNNY VOYAGE 2025』横浜ラジアントホール(2025年5月10日)
○タダスケ&遠藤哲哉vsYO-HEY&征矢学×

 新GHCジュニア王者のYO-HEYがまたも屈辱。一方で欠場中の稲葉大樹がついに情熱RATEL'S入りを果たした。

 5・18後楽園大会のGHCジュニア王座戦「(王者)YO-HEYvsタダスケ(挑戦者)」に向けた前哨戦。5・4両国の挑戦表明時、前夜(9日)宇都宮大会でもYO-HEYを急襲していたタダスケは、この日も試合前から奇襲してブーイングにも構わずいたぶりまくった。

 YO-HEYも征矢の援護を得て反撃に転じたものの、遠藤がレフェリーの注意を引きつけると、状況は一変。すかさずセコンドのヨシ・タツがトンファー攻撃、タダスケも金的攻撃からの丸め込みで征矢から3カウントを奪い去った。

 まんまと勝利をかっさらったタダスケだが、それだけでは飽き足らずに“マイ・パイプイス"を持ち込むと、征矢、YO-HEYをメッタ打ちにして追加の公開処刑に出た。

 ブーイングが響くなか、猛ダッシュの影が横切る。稲葉だった。半月板損傷のため昨年7月から欠場していた稲葉は、5・3両国、5・9宇都宮2大会に現れて情熱RATEL'S入りを猛アピールしていたが、征矢らに無視?される憂き目に遭っていた。

 「情熱ぅううう!」と叫んでタダスケらを追っ払った稲葉は、征矢とYO-HEYに改めて「情熱ぅう!」と叫ぶ。征矢もようやく稲葉を視界に入れて「情熱!」と返答。さらに稲葉も「情熱!」と返し、そのままあらゆるトーンの「情熱?」「情熱!」「情熱ぅうう!!」「情!熱!」でやり取り。“情熱語"で会話する摩訶不思議な光景が繰り広げられた。

 最終的には顔面密着で征矢と稲葉が「情熱ぅうううう!」と叫び合って覚悟を確認。ついに征矢が「情熱!」と手を差し出しと、稲葉も「情熱!」と握り返し、稲葉の情熱RATEL'S入りが叶った。

 タダスケを失った情熱RATEL'Sだが、サクソン・ハックスリーに続いて稲葉も加入。これでメンバーは6人(征矢、サクソン、稲葉、YO-HEY、HAYATA、菊池悠斗)に拡大した形となった。

【タダスケの話】「おい、有頂天野郎。お前、ボーッとしすぎちゃうか。あんだけ襲撃されてんのに、敵に背を見せるかね。まだ有頂天なんやろうな。ええんか。お前が相手するのはNOAHで一番のクズだぞ。そんな甘ちゃんなヤツがチャンピオンでホンマにええんやろうかな。おい、言っとくぞ。もう今からな、やるかやられるかや。覚悟ないんやったら、返上しろ、ボケ」

【遠藤の話】「所属じゃない俺の試合が組まれて、杉浦貴の試合が組まれないって、お前どういうことだよ、これ? お前が向き合うべきは俺の改心じゃなくて、働き方改革じゃないのか、NOAHの。明日、試合で当たるな。お前、俺にばっか構ってないで、もっと自分自身を見つめ直せ」


【試合後の征矢&YO-HEY、稲葉】

※稲葉が征矢とYO-HEYに肩を貸してコメントスペースに連れてくる

▼稲葉「情熱!」

▼征矢「(外国人風に)ジョーネツ…」

▼稲葉「情熱!」

▼征矢「(外国人風に)ジョーネツ!」

▼稲葉「情熱!」

▼征矢「(外国人風に)ジョーネツ!」

▼YO-HEY「だからなに? なんでちょっと外国のニュアンスなの?」

▼稲葉「情熱!」

▼征矢「(外国人風に)ジョーネツ!」

▼YO-HEY「だからそれ。何なんだって。普通に情熱でええやん。言うんだったら」

▼征矢「YO-HEYちゃんよ、もうわかるだろうよ。俺たちには言葉なんていらねえんだよ。情熱だけあればいいんだよ! 情熱だけで俺たちはコミュニケーションを取ったんだ」

▼稲葉「(YO-HEYに向かって)情熱!」

▼征矢「紹介しよう」

▼YO-HEY「いや、誰なん?」

▼征矢「情熱RATEL'S新メンバー…」

▼YO-HEY「ええ?」

▼征矢「稲葉大樹だ!」

▼稲葉「情熱!」

▼YO-HEY「聞いてへんし、なんなん? 本気で言っとる?」

▼征矢「当たり前だろ!」

▼YO-HEY「はい?」

▼征矢「わかるだろ」

▼YO-HEY「なんか喋れる?」

▼稲葉「情熱!」

▼征矢「喋れるだろ、情熱って」

▼YO-HEY「ほかは? 日本語は?」

▼稲葉「情熱!」

▼征矢「情熱は喋れるんだよ。サクソンと一緒だよ」

▼YO-HEY「もうわからん」

▼征矢「情熱があるじゃないか! 情熱が溢れ出てるんだよ、こいつは」

▼稲葉「情熱!!」

▼征矢「見てみろ、この顔を。ここにいたぞ。情熱の魂を持っているもうひとりが。YO-HEYちゃんよ、必ず次のタイトルマッチで。いけんだろ?」

▼YO-HEY「当たり前や」

▼征矢「今日はすまない。俺が負けてしまったから、こんなこと言えないけど」

▼YO-HEY「いやいや。あれはしゃあない」

▼征矢「そのベルト必ず防衛しろ!」

▼YO-HEY「任しとけ」

▼征矢「それだけだ」

▼稲葉「情熱!」

※征矢と稲葉は「情熱」と叫びながら去っていく

▼YO-HEY「ホンマなん? まあ、ええよ。ちょっとごめんなさい。自分でもちょっと情熱劇場が情熱過ぎてわけがわからん。頭パッパラパーになっとったけど、タダスケよ、タダスケよ、タダスケよ! なんや、あいつ。タイトル前にこうやって凶器使って、仲間使っておいらノアジュニアの頂点をボッコボコにせんとなんやねん。怖いからやろ? 普通に戦ったら俺に勝つ自信がないから、こうやって奇襲をかけたり、せこいことしてボコボコにしてまわっとるわけやろ。ホンマにお前、しょうもな男になったのう。でもな、タダスケ。俺らも今こんな関係かもせえへんけど、だいぶ長い仲や。なあ、聞けよ、タダスケ。レスラーの中ではお前とは一番長い付き合いだ。だからまあ、どうせ言ったところで言うこと聞いてくれへんのはわかっとるけど、言うだけは言わせてもらうぞ。なあ、タダスケ。本気でこのベルト懸けて俺とタイトルマッチしたいんだったら、後楽園ホールのタイトルマッチは正々堂々戦ってこい。いいな。あとな、ヨシ・タツ。俺のこの前歯どないしてくれんねん。あいつのトンファーでどつかれて、おいらの歯こんなんなってまったよ。まあ、ええわ。このベルト防衛とともに、T2000X宛てに請求書を書かせてもらうからな。覚えとけよ」