試合前、SHOがマイクで「BEST OF THE SUPER Jr.初出場おめでとうございます。そんなお前にはよ、記念によ、このタオル、俺からのプレゼントだ。受け取ってくれ。いいこと書いてある」と手渡した。ウェインがタオルを広げると「私は田舎者です」と書いてあった。
日本語がわからないウェインは思わぬ贈り物に大喜び。するとSHOは「ついでによ、ここ千葉県がどんなところか、お前に説明してやるよ。千葉県は田舎過ぎて電波も入らないし、スマホも手に入らねえ。おまけにクソみたいなネズミの住処になってんだ。圏外なんだよ。もう一回、自己紹介と、このBEST OF THE SUPER Jr.への意気込みを言ってやってくれよ」とマイクを差し出した。
「これはまだ始まりに過ぎない。俺は『BEST OF THE SUPER Jr.』史上最年少優勝者になる!」と予告したウェインの2戦目は5・14後楽園大会。IWGPジュニア王者・デスペラードと対決する。
【ウェインの話】「この場では正直に言おう。昨晩の記者会見の後、まったく眠ることができなかった。夜中に何度も目が覚めちまった。頭の中がグチャグチャで、明け方、まだ暗い6時には起きちまった。スーパージュニアのことばかり考えていた。俺は本当にここにいる資格があるのか? ちゃんとうまくやれるのか? もし1勝もできなかったらどうする? それとも、もし全勝しちまったらどうする? 一晩中、そんな考えが頭から離れなかった。だが俺は今ここにいる。俺は姿を見せて全力を出し切った。これが新日本プロレスでの俺の初登場だったんだ。初登場のインパクトは1度きりだが、うまくやれたと思う。かなりうまくやれたと言ってもいいと思う。ニック・ウェインが2ポイント獲得だ。だが、これはまだ始まりに過ぎない。俺は『BEST OF THE SUPER Jr.』史上最年少優勝者になる!」
『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.32』千葉・YohaSアリーナ〜本能に、感動を。〜(2025年5月10日)
Bブロック公式戦 ○ニック・ウェインvsSHO×
スーパージュニア初出場となったAEWのウェインが初戦でSHOを撃破だ。
AEWのウェインは弱冠19歳の三世レスラー。スーパージュニア史上最年少出場を果たす。キャリアは7年で2023年6月にDDTに参戦して以来2年ぶりの来日。4月17日にはコマンデルを破ってROH世界TV王座を戴冠している。この日、初戦でSHOと対決した。
試合前、SHOがマイクで「BEST OF THE SUPER Jr.初出場おめでとうございます。そんなお前にはよ、記念によ、このタオル、俺からのプレゼントだ。受け取ってくれ。いいこと書いてある」と手渡した。ウェインがタオルを広げると「私は田舎者です」と書いてあった。
日本語がわからないウェインは思わぬ贈り物に大喜び。するとSHOは「ついでによ、ここ千葉県がどんなところか、お前に説明してやるよ。千葉県は田舎過ぎて電波も入らないし、スマホも手に入らねえ。おまけにクソみたいなネズミの住処になってんだ。圏外なんだよ。もう一回、自己紹介と、このBEST OF THE SUPER Jr.への意気込みを言ってやってくれよ」とマイクを差し出した。
ウェインがマイクを受け取ると、SHOは奇襲攻撃でだまし討ち。ウェインもジャンピングバックエルボーで先制するものの、場外ダイブはSHOがセコンドを盾にして回避。鉄柱に叩きつけたり、イスで殴打したりと徹底的に左腕を痛めつける。リングに戻っても、ショルダーアームブリーカー、腕ひしぎ逆十字固めと腕攻めを続けた。
SHOがROH世界TV王座のベルトを踏みつけて挑発すると、ウェインはミサイルキックで怒りの反撃を開始。串刺しジャンピングエルボースマッシュ、スライスブレッドで巻き返す。SHOを場外に転落させると、ノータッチトペコンヒーロを発射した。
ようやく流れをつかんだかに思われたウェインだったが、SHOはレフェリーを盾にして追撃を回避。スピアーでねじ伏せる。トーチャーツール攻撃はウェインが阻止しても、ローブローをお見舞い。パワーブリーカーで追い討ちをかけ、ジャーマン、ラリアットの猛攻に出た。
ウェインもローブローを阻止し、高速ドラゴンスープレックスで逆襲。左ハイキックをぶち込むと、十八番のプロディジープレックス(リストクラッチ式フィッシャーマンバスター)を豪快に決めて逆転の3カウントを奪った。
初出場のウェインが苦戦の末にSHOを破って白星スタート。前夜は「俺は本当にここにいる資格があるのか? ちゃんとうまくやれるのか? もし1勝もできなかったらどうする? それとも、もし全勝しちまったらどうする?」とスーパージュニアに思いを巡らせ、十分に睡眠できず。それでも初戦から結果を出したことで「全力を出し切った。これが新日本プロレスでの俺の初登場だったんだ。初登場のインパクトは1度きりだが、うまくやれたと思う。かなりうまくやれたと言ってもいいと思う」と手応えをつかんだ。
「これはまだ始まりに過ぎない。俺は『BEST OF THE SUPER Jr.』史上最年少優勝者になる!」と予告したウェインの2戦目は5・14後楽園大会。IWGPジュニア王者・デスペラードと対決する。
【ウェインの話】「この場では正直に言おう。昨晩の記者会見の後、まったく眠ることができなかった。夜中に何度も目が覚めちまった。頭の中がグチャグチャで、明け方、まだ暗い6時には起きちまった。スーパージュニアのことばかり考えていた。俺は本当にここにいる資格があるのか? ちゃんとうまくやれるのか? もし1勝もできなかったらどうする? それとも、もし全勝しちまったらどうする? 一晩中、そんな考えが頭から離れなかった。だが俺は今ここにいる。俺は姿を見せて全力を出し切った。これが新日本プロレスでの俺の初登場だったんだ。初登場のインパクトは1度きりだが、うまくやれたと思う。かなりうまくやれたと言ってもいいと思う。ニック・ウェインが2ポイント獲得だ。だが、これはまだ始まりに過ぎない。俺は『BEST OF THE SUPER Jr.』史上最年少優勝者になる!」
【SHOの話】「(※這いながらやってきて)クソがオラ……。AEWだかROHだか知らねぇけどよ、今日はよ、俺が遊んだだけよ、オラ。格が違うんじゃ、オラ! オイオイ、それから次はよ、あのクソYOHさんだろ? YOHさんよ、あん時のよ、やり直しするか? オイ。やってやろうやないか、オイ、オイ、オイ、オイ……また秒殺してやるよ、オラ。格が違うんじゃ、オラ! クソッタレ!」