【全日本】吉岡が仕切り直しのむーちゃんせーちゃん対決制して世界ジュニア初戴冠 田村迎撃へ 2025/5/18
『チャンピオン・カーニバル2025』大田区総合体育館(2025年5月18日) 世界ジュニアヘビー級選手権試合 ○吉岡世起vsMUSASHI× 吉岡が仕切り直しとなった“むーちゃんせーちゃん対決"を制して、世界ジュニア王座初戴冠。田村男児が挑戦に名乗りを上げると、吉岡が受諾し、両者の対戦が決定的となった。 当初、世界ジュニア王者・MUSASHIと吉岡によるパートナー同士のタイトルマッチは3・29大田区大会で予定されていたが、MUSASHIが急性胃腸炎のために緊急欠場して消滅に。今回は会場も同じ大田区大会で仕切り直しの“むーちゃんせーちゃん対決"が実現した。 握手で試合はスタートするが、2人は同時に蹴り飛ばすと、互いに「お前、騙したな?」と文句を言い合い、スピーディな先制争いになだれ込む。一進一退の攻防が続くが、吉岡はシザースキックからペースアップ。ケブラーダを敢行すると、MUSASHIの抵抗をものともせずに、コーナーで宙吊り状態に追い込むと、背中にダイビングフットスタンプを投下した。 猛攻を受けたMUSASHIだったが、コーナー最上段から雪崩式エクスプロイダーを敢行して反撃。MUSASHIは逆水平、吉岡はフロントハイキックで気持ちをぶつけ合う。互いの打撃を高速で避け合い、視線を合わせると、改めて握手。その手を掴んだままエルボーを打ち合った。頭突きでもゴツン!と正面衝突して、同時に崩れ落ちる。 ここでMUSASHIが動いた。吉岡のスキを突いて、怒とうのエクスプロイダー4連発からコーナーめがけてのエクスプロイダーも繰り出す。エストレージャフトゥーロもさく裂。吉岡が下がらないとみるや、激しい投げ捨てジャーマン対決を仕掛ける。さらに、トラースキック合戦でも火花。MUSASHIは前後からトラースキックを叩き込むと、うつぶせの吉岡にエストレージャフトゥーロを投下し、間髪入れずに正調式でも突っ込んだ。 吉岡は肩を上げたものの、MUSASHIは必殺の二天一流へ。しかし、丸め込んで切り返した吉岡はそこから強引に抱え上げて、クラッシュドライバーを繰り出した。MUSASHIは肩を上げたものの、吉岡はトラースキック、バズソーキック、シャイニングウィザードと一気呵成。再びクラッシュドライバーを決めて、3カウントを奪った。 吉岡が仕切り直しの“むーちゃんせーちゃん対決"を制し、世界ジュニア王座初戴冠。マイクを持つと、「むーちゃん…言葉はいらないよね」とだけ語り、手を差し出す。MUSASHIもそれに応じて抱擁を交わした。 吉岡は「むーちゃん、ありがとう。そして、応援してくれた全日本プロレスファンの皆様、どうもありがとうございました。全日本に再入団して12年、すごいすごい遠回りかもしれないけど、遠回りも悪くないでしょ」と感慨深げに振り返った。 そんな新王者の前に田村が登場。「吉岡世起、おめでとう。そして、お帰り。今ずっと吉岡世起とMUSASHIの戦いぶりを見ました。この熱い気持ちと戦いぶりにこみ上げてくるものがありました。久しぶりに高まりました。そのカッコいい世界ジュニアチャンピオン・吉岡世起のベルトに挑戦させてほしい。お願いします」と挑戦表明する。 吉岡は「こんな熱い気持ち、断るわけないでしょう。やりましょう」と即決。握手を交わし、両者のタイトル戦が決定的に。吉岡は「今日、このベルトを獲って、俺なりの全日本ジュニアの始まりだと思っています。これから俺の全日ジュニア見届けてください」と今後の防衛ロードを見据えた。 【吉岡の話】「むーちゃんにこれだけは…言葉はもういらないと思うほどやりあったけど、これだけは言わせてくれ。むーちゃん、ありがとう。むーちゃんに負けたくないから、最高のパートナーだから、俺は今日限界を超えて、このベルトを獲ることができたと思います。12年ぶり…12年前に入団して、デビューをしないまま去ってしまったこの団体に、こうやってまた迎え入れてくれて、今日という舞台でベルトを獲れて。12年、干支一回りですよ。遠回りかもしれないけど、遠回りしたおかげで今日がある。遠回りも悪くないでしょ。次は田村男児。正直何も考えられないけど、あんな熱くなっている相手を断るわけにはいかないんですよね」
『チャンピオン・カーニバル2025』大田区総合体育館(2025年5月18日)
世界ジュニアヘビー級選手権試合 ○吉岡世起vsMUSASHI×
吉岡が仕切り直しとなった“むーちゃんせーちゃん対決"を制して、世界ジュニア王座初戴冠。田村男児が挑戦に名乗りを上げると、吉岡が受諾し、両者の対戦が決定的となった。
当初、世界ジュニア王者・MUSASHIと吉岡によるパートナー同士のタイトルマッチは3・29大田区大会で予定されていたが、MUSASHIが急性胃腸炎のために緊急欠場して消滅に。今回は会場も同じ大田区大会で仕切り直しの“むーちゃんせーちゃん対決"が実現した。
握手で試合はスタートするが、2人は同時に蹴り飛ばすと、互いに「お前、騙したな?」と文句を言い合い、スピーディな先制争いになだれ込む。一進一退の攻防が続くが、吉岡はシザースキックからペースアップ。ケブラーダを敢行すると、MUSASHIの抵抗をものともせずに、コーナーで宙吊り状態に追い込むと、背中にダイビングフットスタンプを投下した。
猛攻を受けたMUSASHIだったが、コーナー最上段から雪崩式エクスプロイダーを敢行して反撃。MUSASHIは逆水平、吉岡はフロントハイキックで気持ちをぶつけ合う。互いの打撃を高速で避け合い、視線を合わせると、改めて握手。その手を掴んだままエルボーを打ち合った。頭突きでもゴツン!と正面衝突して、同時に崩れ落ちる。
ここでMUSASHIが動いた。吉岡のスキを突いて、怒とうのエクスプロイダー4連発からコーナーめがけてのエクスプロイダーも繰り出す。エストレージャフトゥーロもさく裂。吉岡が下がらないとみるや、激しい投げ捨てジャーマン対決を仕掛ける。さらに、トラースキック合戦でも火花。MUSASHIは前後からトラースキックを叩き込むと、うつぶせの吉岡にエストレージャフトゥーロを投下し、間髪入れずに正調式でも突っ込んだ。
吉岡は肩を上げたものの、MUSASHIは必殺の二天一流へ。しかし、丸め込んで切り返した吉岡はそこから強引に抱え上げて、クラッシュドライバーを繰り出した。MUSASHIは肩を上げたものの、吉岡はトラースキック、バズソーキック、シャイニングウィザードと一気呵成。再びクラッシュドライバーを決めて、3カウントを奪った。
吉岡が仕切り直しの“むーちゃんせーちゃん対決"を制し、世界ジュニア王座初戴冠。マイクを持つと、「むーちゃん…言葉はいらないよね」とだけ語り、手を差し出す。MUSASHIもそれに応じて抱擁を交わした。
吉岡は「むーちゃん、ありがとう。そして、応援してくれた全日本プロレスファンの皆様、どうもありがとうございました。全日本に再入団して12年、すごいすごい遠回りかもしれないけど、遠回りも悪くないでしょ」と感慨深げに振り返った。
そんな新王者の前に田村が登場。「吉岡世起、おめでとう。そして、お帰り。今ずっと吉岡世起とMUSASHIの戦いぶりを見ました。この熱い気持ちと戦いぶりにこみ上げてくるものがありました。久しぶりに高まりました。そのカッコいい世界ジュニアチャンピオン・吉岡世起のベルトに挑戦させてほしい。お願いします」と挑戦表明する。
吉岡は「こんな熱い気持ち、断るわけないでしょう。やりましょう」と即決。握手を交わし、両者のタイトル戦が決定的に。吉岡は「今日、このベルトを獲って、俺なりの全日本ジュニアの始まりだと思っています。これから俺の全日ジュニア見届けてください」と今後の防衛ロードを見据えた。
【吉岡の話】「むーちゃんにこれだけは…言葉はもういらないと思うほどやりあったけど、これだけは言わせてくれ。むーちゃん、ありがとう。むーちゃんに負けたくないから、最高のパートナーだから、俺は今日限界を超えて、このベルトを獲ることができたと思います。12年ぶり…12年前に入団して、デビューをしないまま去ってしまったこの団体に、こうやってまた迎え入れてくれて、今日という舞台でベルトを獲れて。12年、干支一回りですよ。遠回りかもしれないけど、遠回りしたおかげで今日がある。遠回りも悪くないでしょ。次は田村男児。正直何も考えられないけど、あんな熱くなっている相手を断るわけにはいかないんですよね」