【新日本】ウェインが痛恨5敗目で脱落も1年後の優勝見据えて「俺は止まらない」 2025/5/29

『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.32』リージョンプラザ上越(2025年5月29日)
Bブロック公式戦 ○ティタンvsニック・ウェイン×

 初出場となったウェインがティタンに5敗目を喫して脱落となったものの、「俺は止まらない」と今から1年後の優勝を見据えた。

 AEWから初出場となったウェインは開幕3連勝を飾るなどBブロック単独首位に位置したものの、後半になって失速。勝ち点8で自力優勝が消滅した状況でティタンとの最終公式戦を迎えた。これに勝利しても、勝ち点10をマークしているMAO、デスペラード、YOHが加点した時点で脱落となる状況だった。

 開始早々、ティタンがスイングDDTを仕掛ければ、ウェインはジャンピングエルボースマッシュで先制打。串刺しエルボースマッシュ、サッカーボールキックで追撃し、ティタンの反撃を止め、アサイDDTで叩きつけた。

 するとティタンはヘッドスプリングで起き上がってからオーバーヘッドキックで反撃。クランチループで絞め上げてジャベ・インモルタルへの布石を打ち、コルバタで場外で吹き飛ばすと場外ダイブを狙ったが、ウェインはエルボースマッシュで迎え撃つ。エプロンでのドラゴンスープレックスはティタンが食い止め、フロントハイキックを食らってもトラースキックで応戦。エプロンで倒れたウェインにダイビングフットスタンプを投下した。

 リングに戻るとウェインもダイビングフットスタンプを回避し、低空ドロップキックでティタンの左ヒザを射抜いた。高速ドラゴンスープレックスで追い討ちをかけ、コーナーダイブをティタンが場外に退避しても、対角線を走ってのトペコンヒーロを発射。すぐさまリングに戻してフロッグスプラッシュを放った。

 ティタンも2カウントで返した。プロディジープレックスを首固めで切り返し、打撃ラッシュからソバットを見舞う。ウェインがトラースキックで応戦しても追尾式スイングDDTで突き刺し、ジャンピングトラースキックをさく裂。ダイビングフットスタンプを投下すると、2カウントで返すウェインをジャベ・インモルタルで捕らえた。

 この結果、ウェインは勝ち点8止まりで脱落が確定。それでも初出場となったスーパージュニアで優勝戦線に絡む活躍を見せ、新日マットで存在感を示した。前日が誕生日だったという亡き父に思いをはせたウェインは「今こうしてプロレスラーとしているのも、今こういう知識があるのも、全ては父のおかげ。今の姿を父さんに見てほしかったよ。だが、あなたがいつも俺と共に歩んでくれていることも分かっている。だから父さん、俺の夢を叶えてくれてありがとう」と感謝。「俺は止まらないからな! 天才は決して止まらないんだ! 誰も俺を止められない。再び『BEST OF THE SUPER Jr.』に戻り優勝するために全力を尽くすぞ」と今から1年後を見据えて前を向いていた。