【NOAH】拳王&憂流迦がGHCタッグ熱闘初防衛、異例の“3日スパン"で今度は征矢&稲葉組迎撃へ 2025/5/31
『SUNNY VOYAGE 2025』新宿FACE(2025年5月31日) GHCタッグ選手権試合 ○佐々木憂流迦&拳王vs征矢学&サクソン・ハックスリー× GHCタッグ王者の拳王&憂流迦組が征矢&サクソン組の挑戦を熱闘の末に退けて初防衛に成功。稲葉大樹が改めて名乗りを上げ、急きょ6・3後楽園大会で征矢&稲葉組の挑戦を受けることが決定的となった。 5月終わりの新宿メインを飾ったGHCタッグ王座戦。前哨戦では憂流迦と征矢がヒートアップしたが、挑戦者組はその憂流迦に照準。征矢がエルボーや逆エビ固めで腰を狙い撃ちにすると、サクソンも圧倒的なパワーで一方的に攻め立てた。 しかし、憂流迦が自力でピンチを脱すると、あとを受けた拳王が大奮戦。鋭い蹴りで征矢&サクソンを蹴り倒すと、征矢にはダイビングダブルニードロップを投下する。セコンドの稲葉に「情熱!」と威嚇されても、その眼前で「情熱!」と叫んでやり返し、征矢とはなおも激しい打撃戦を繰り広げた。 ベルト奪取に意気込む征矢が粘りを発揮すると、カットに入った憂流迦には弾道を叩き込んで、一転して拳王が孤立。サクソンの荒削りなファイトに追い込まれ、フライングボディアタックの餌食になるが、拳王はネックハンギングボムを決めさせず。輪廻で振り払い、回復した憂流迦に勝負を託した。 その気持ちに憂流迦は応える。征矢の逆水平に対して、ミドルキックを返して真っ向からラリーを展開。サクソンのパワーに手を焼き、バックドロップ&チョークスラムを食らってしまうが、ダイビングエルボードロップを避けて自爆に追い込むと、そこに拳王がPFSを落として援護射撃した。 征矢も飛び込むが、憂流迦が胴絞めスリーパーに絡め取ると、拳王はそこにもPFSで急降下。“俺ごとPFS"とも言える荒技でチャンスをこじ開けると、ダメージを引きずりながらも憂流迦がサクソンをスリーパーに捕獲する。コーナーに押し込まれても離さずに絞め落とし、レフェリーストップ勝ちを手にした。 大熱闘を制して拳王&憂流迦組が初防衛。その余韻に浸る間もなく飛び込んできた男が一人、稲葉だった。 今回のタッグ王座戦も、もともと稲葉の挑戦表明がきっかけだった。結果を残せずに征矢&サクソンが挑戦することになったが、この日の新宿大会では新技・極情熱固めで勝利をおさめていた。 マイクを握った稲葉は「まだ終わってねえぞ。次、征矢さんと俺が、そのタッグのベルトに挑戦するぞ。すぐ挑戦させろ!」と征矢の承諾なしに突きつけた。 一方の拳王は「今日勝ったこと、結果を残したことも理解した」としながらも、「でもなんで赤コーナーにいるんだ? 青コーナーからだろ。情熱を持っているのは認めてやる。だがな、脳みそが情熱だけではこのベルトに挑戦する資格はねえんだよ。もう一度言うぞ。赤コーナーから挑戦表明するヤツがいるか? 本当に挑戦したいなら青コーナーからやり直せ」と指摘してから要求した。 稲葉も迷いなく青コーナーに移動し、「青コーナーから情熱的に俺と征矢さんで情熱的な挑戦をさせてくれ。すぐに挑戦させてくれ!」と再表明。今度は拳王も「OK。いいぞ」と即諾し、「明日でもいい、あさってでもいい。しあさってでもいい。今日からNOAHは4連戦だ。4連戦の締めくくり、6・3後楽園でお前らの挑戦受けてやるよ!」と指定。カードが変更され、異例の3日スパンでのタッグ王座戦開催が決定的となった。 最後を締めたのは憂流迦。「稲葉さん、帰ってきて早々ワガママですね。でも、一言だけ言いたいですよ。お帰りなさい。ただ、あんたが欠場していた間、俺はメチャクチャ強くなりましたよ。そしてこのベルトを獲りました。生半可な情熱じゃこれ獲れないですよ。それと征矢学、まだ終わってねえぞ。征矢、まだ直接獲ってないですよ。征矢さん、覚えといてください」と忠告したうえで、「今日は楽しかった。このウルケンタッグ、メチャクチャいいチームじゃないですか。強さを証明していきましょう。6・3後楽園ホール、俺たちで絶対に防衛してこのGHCタッグを最強のベルトに上げます」と誓いを立てた。 【試合後の拳王&憂流迦】 ▼拳王「OK。憂流迦ナイス(グータッチを交わす)」 ▼憂流迦「ありがとうございました」 ▼拳王「おい、あんなよ、情熱だけ…いや、まあまあ強かったけどな。情熱だけしか言えないようなヤツ。そして、プロレスは強いかもしれない。脳みそまで情熱100%、120%だったら、このベルト獲る価値ねえぞ。なんだ? 赤コーナーから出てきて、挑戦表明? おい、バカにすんなよ。お前らは脳みそがすべて情熱だから、6・3後楽園、もちろん勝つのは俺たちだよな」 ▼憂流迦「はい。俺たちが勝って、このGHCのベルト、そしてこのウルケンタッグをプロレス界で最強と呼ばせたいです」 ▼拳王「そうだよ。そして、今日はメインだったGHCタッグ。両国、なんだよ、休憩前? こんなGHCタッグ見たくない。俺が見てた頃は(メインが)GHCヘビー、そしてセミがGHCタッグだったよ。その頃のGHCタッグのように俺たちが価値を上げてやろうぜ。まずは6・3。おい、情熱だけのテメーら、青コーナーからしっかり入場しろよ! 赤コーナーから入場したら、もうその時点で試合放棄してやる。憂流迦、頑張ろう」 ▼憂流迦「押忍」 【試合後の征矢、稲葉】 ▼征矢「また負けちまったけどよ。俺にとってはチャンスがもう1回転がってきた。なあ、稲葉」 ▼稲葉「情熱!」 ▼征矢「はあ?」 ▼稲葉「情熱!」 ▼征矢「情熱はもういいよ。今日はもう試合だからよ。普通に喋ってくれよ」 ▼稲葉「情熱! おい、これで、俺と征矢さんで、情熱的なタッグで挑戦するぞ! 情熱!」 ▼征矢「情熱はいいよ。わかってるよ。お前よ、このまま情熱だと、俺とお前のコンビネーションとかどうするんだよ。情熱で全部俺が理解しろってことか?」 ▼稲葉「情熱!」 ▼征矢「なんだ、お前それ。俺がすべての情熱を理解してると思ってるのか?」 ▼稲葉「情熱!」 ▼征矢「俺だってな、そこまですべて100%情熱を」 ▼稲葉「(遮るように)情熱!」 ▼征矢「理解している人間じゃねえんだよ」 ▼稲葉「情熱!」 ▼征矢「俺だってせめてまだ90%ぐらい。この10%がわかんないんだよ、お前の」 ▼稲葉「情熱!」 ▼征矢「お前の情熱の10%が理解できてないんだよ」 ▼稲葉「情熱!」 ▼征矢「だから、そこを普通に日本語で喋ってくれよ」 ▼稲葉「情熱ぅぅ!!」 ▼征矢「これ以上言ってもキリがねえ。でも、少しだけ言わせてくれ。拳王が言ってたな。確かに情熱は誰にでもある。確かに声を荒げて情熱って叫べば誰だって言えるよ。でもな、ちげえんだよ。ここ(胸を叩くと)だ。俺たちはこの熱い魂と熱いハートで表に…内じゃねえぞ。内に秘める情熱じゃねえぞ。表に出していく情熱だ。この体の中にあるすべてをさらけ出してやる。それが俺たちの情熱だ。覚えとけよ。なあ?」 ▼稲葉「情熱!」 ▼征矢「俺たちのありたっけの…」 ▼2人「情熱うぅぅぅ!」 ▼征矢「お前が受け取れ!」 ▼稲葉「よっしゃあ、情熱!」
『SUNNY VOYAGE 2025』新宿FACE(2025年5月31日)
GHCタッグ選手権試合 ○佐々木憂流迦&拳王vs征矢学&サクソン・ハックスリー×
GHCタッグ王者の拳王&憂流迦組が征矢&サクソン組の挑戦を熱闘の末に退けて初防衛に成功。稲葉大樹が改めて名乗りを上げ、急きょ6・3後楽園大会で征矢&稲葉組の挑戦を受けることが決定的となった。
5月終わりの新宿メインを飾ったGHCタッグ王座戦。前哨戦では憂流迦と征矢がヒートアップしたが、挑戦者組はその憂流迦に照準。征矢がエルボーや逆エビ固めで腰を狙い撃ちにすると、サクソンも圧倒的なパワーで一方的に攻め立てた。
しかし、憂流迦が自力でピンチを脱すると、あとを受けた拳王が大奮戦。鋭い蹴りで征矢&サクソンを蹴り倒すと、征矢にはダイビングダブルニードロップを投下する。セコンドの稲葉に「情熱!」と威嚇されても、その眼前で「情熱!」と叫んでやり返し、征矢とはなおも激しい打撃戦を繰り広げた。
ベルト奪取に意気込む征矢が粘りを発揮すると、カットに入った憂流迦には弾道を叩き込んで、一転して拳王が孤立。サクソンの荒削りなファイトに追い込まれ、フライングボディアタックの餌食になるが、拳王はネックハンギングボムを決めさせず。輪廻で振り払い、回復した憂流迦に勝負を託した。
その気持ちに憂流迦は応える。征矢の逆水平に対して、ミドルキックを返して真っ向からラリーを展開。サクソンのパワーに手を焼き、バックドロップ&チョークスラムを食らってしまうが、ダイビングエルボードロップを避けて自爆に追い込むと、そこに拳王がPFSを落として援護射撃した。
征矢も飛び込むが、憂流迦が胴絞めスリーパーに絡め取ると、拳王はそこにもPFSで急降下。“俺ごとPFS"とも言える荒技でチャンスをこじ開けると、ダメージを引きずりながらも憂流迦がサクソンをスリーパーに捕獲する。コーナーに押し込まれても離さずに絞め落とし、レフェリーストップ勝ちを手にした。
大熱闘を制して拳王&憂流迦組が初防衛。その余韻に浸る間もなく飛び込んできた男が一人、稲葉だった。
今回のタッグ王座戦も、もともと稲葉の挑戦表明がきっかけだった。結果を残せずに征矢&サクソンが挑戦することになったが、この日の新宿大会では新技・極情熱固めで勝利をおさめていた。
マイクを握った稲葉は「まだ終わってねえぞ。次、征矢さんと俺が、そのタッグのベルトに挑戦するぞ。すぐ挑戦させろ!」と征矢の承諾なしに突きつけた。
一方の拳王は「今日勝ったこと、結果を残したことも理解した」としながらも、「でもなんで赤コーナーにいるんだ? 青コーナーからだろ。情熱を持っているのは認めてやる。だがな、脳みそが情熱だけではこのベルトに挑戦する資格はねえんだよ。もう一度言うぞ。赤コーナーから挑戦表明するヤツがいるか? 本当に挑戦したいなら青コーナーからやり直せ」と指摘してから要求した。
稲葉も迷いなく青コーナーに移動し、「青コーナーから情熱的に俺と征矢さんで情熱的な挑戦をさせてくれ。すぐに挑戦させてくれ!」と再表明。今度は拳王も「OK。いいぞ」と即諾し、「明日でもいい、あさってでもいい。しあさってでもいい。今日からNOAHは4連戦だ。4連戦の締めくくり、6・3後楽園でお前らの挑戦受けてやるよ!」と指定。カードが変更され、異例の3日スパンでのタッグ王座戦開催が決定的となった。
最後を締めたのは憂流迦。「稲葉さん、帰ってきて早々ワガママですね。でも、一言だけ言いたいですよ。お帰りなさい。ただ、あんたが欠場していた間、俺はメチャクチャ強くなりましたよ。そしてこのベルトを獲りました。生半可な情熱じゃこれ獲れないですよ。それと征矢学、まだ終わってねえぞ。征矢、まだ直接獲ってないですよ。征矢さん、覚えといてください」と忠告したうえで、「今日は楽しかった。このウルケンタッグ、メチャクチャいいチームじゃないですか。強さを証明していきましょう。6・3後楽園ホール、俺たちで絶対に防衛してこのGHCタッグを最強のベルトに上げます」と誓いを立てた。
【試合後の拳王&憂流迦】
▼拳王「OK。憂流迦ナイス(グータッチを交わす)」
▼憂流迦「ありがとうございました」
▼拳王「おい、あんなよ、情熱だけ…いや、まあまあ強かったけどな。情熱だけしか言えないようなヤツ。そして、プロレスは強いかもしれない。脳みそまで情熱100%、120%だったら、このベルト獲る価値ねえぞ。なんだ? 赤コーナーから出てきて、挑戦表明? おい、バカにすんなよ。お前らは脳みそがすべて情熱だから、6・3後楽園、もちろん勝つのは俺たちだよな」
▼憂流迦「はい。俺たちが勝って、このGHCのベルト、そしてこのウルケンタッグをプロレス界で最強と呼ばせたいです」
▼拳王「そうだよ。そして、今日はメインだったGHCタッグ。両国、なんだよ、休憩前? こんなGHCタッグ見たくない。俺が見てた頃は(メインが)GHCヘビー、そしてセミがGHCタッグだったよ。その頃のGHCタッグのように俺たちが価値を上げてやろうぜ。まずは6・3。おい、情熱だけのテメーら、青コーナーからしっかり入場しろよ! 赤コーナーから入場したら、もうその時点で試合放棄してやる。憂流迦、頑張ろう」
▼憂流迦「押忍」
【試合後の征矢、稲葉】
▼征矢「また負けちまったけどよ。俺にとってはチャンスがもう1回転がってきた。なあ、稲葉」
▼稲葉「情熱!」
▼征矢「はあ?」
▼稲葉「情熱!」
▼征矢「情熱はもういいよ。今日はもう試合だからよ。普通に喋ってくれよ」
▼稲葉「情熱! おい、これで、俺と征矢さんで、情熱的なタッグで挑戦するぞ! 情熱!」
▼征矢「情熱はいいよ。わかってるよ。お前よ、このまま情熱だと、俺とお前のコンビネーションとかどうするんだよ。情熱で全部俺が理解しろってことか?」
▼稲葉「情熱!」
▼征矢「なんだ、お前それ。俺がすべての情熱を理解してると思ってるのか?」
▼稲葉「情熱!」
▼征矢「俺だってな、そこまですべて100%情熱を」
▼稲葉「(遮るように)情熱!」
▼征矢「理解している人間じゃねえんだよ」
▼稲葉「情熱!」
▼征矢「俺だってせめてまだ90%ぐらい。この10%がわかんないんだよ、お前の」
▼稲葉「情熱!」
▼征矢「お前の情熱の10%が理解できてないんだよ」
▼稲葉「情熱!」
▼征矢「だから、そこを普通に日本語で喋ってくれよ」
▼稲葉「情熱ぅぅ!!」
▼征矢「これ以上言ってもキリがねえ。でも、少しだけ言わせてくれ。拳王が言ってたな。確かに情熱は誰にでもある。確かに声を荒げて情熱って叫べば誰だって言えるよ。でもな、ちげえんだよ。ここ(胸を叩くと)だ。俺たちはこの熱い魂と熱いハートで表に…内じゃねえぞ。内に秘める情熱じゃねえぞ。表に出していく情熱だ。この体の中にあるすべてをさらけ出してやる。それが俺たちの情熱だ。覚えとけよ。なあ?」
▼稲葉「情熱!」
▼征矢「俺たちのありたっけの…」
▼2人「情熱うぅぅぅ!」
▼征矢「お前が受け取れ!」
▼稲葉「よっしゃあ、情熱!」