【NOAH】どうする小峠…大阪ジュニア戦へYO-HEY圧勝「今のあなたじゃ到底遠い」 2025/6/7

『SUNNY VOYAGE 2025』横浜ラジアントホール(2025年6月7日)
○YO-HEY&HAYATAvs大原はじめ&小峠篤司×

 6・21大阪大会でGHCジュニア王座に挑戦する小峠が、唯一の前哨戦でYO-HEYにピンフォール負け。「今のあなたじゃ到底遠い」と直言され、唇を噛みながらも前を向いた。

 デビュー20周年イヤーの小峠は、6・3後楽園大会の記念試合で師匠スペル・デルフィンを撃破。余勢を駆ってGHCジュニア王座に挑戦表明し、地元・大阪での王座挑戦が決まった。

 この日の横浜大会では王者YO-HEYと唯一の前哨戦。突っかかる小峠をYO-HEYがあしらい続ける展開が続いたが、場外戦に持ち込んで火を点けると、終盤にはシングルマッチ状態に。キルスイッチと顔面Gの読み合いを繰り広げたが、YO-HEY必殺の顔面ドロップキックをまともに浴びて小峠が失速し、最後は掟破りのキルスイッチで直接ピンフォール負けを喫する屈辱のフィニッシュとなった。

 現在のノアジュニアを支える“大阪→NOAH"の道を切り開いたのは小峠。YO-HEYもその道を通った一人だが、現状での“力の差"をまざまざと見せつける格好となった。

 マイクを握ったYO-HEYは「小峠篤司…立派になったなあ、そのもみあげ。20周年だか何周年だか知らないけど、今日の試合で分かったやろ? お前がどれだけ頑張ったところで、このイケイケなチャンピオンYO-HEYちゃんがボッコボコにしますので。今のあなたじゃ到底このベルトは遠いです。大阪まで時間がありますので、どうすれば良いかじっくり考えて、昔のようにかっこいい小峠篤司で挑戦してきてくださーい。よろしくおねがいしまーす♪」と超上から目線で先立を見下した。

 悔しげな小峠は「何も言い訳しない…。もうこれ以上、下がることはないよ。俺はずっと苦しいところ歩いてTEAM NOAHのみんなと一緒にやってきたんや。大原が言うように自己肯定感や。本番で負けたわけじゃねえ! 大阪、絶対にやってやる。ドロップキックの痛みを覚えたから」と自らに言い聞かせるように唇を噛んだ。20周年イヤーの大阪でナニワのど根性をさく裂させてみせるか――。


【試合後のYO-HEY&HAYATA】

▼YO-HEY「(HAYATAに対して)なんか久しぶりやな。なんか緊張すんな、久しぶりやし。俺ら2人って久しぶりやん。な? じゃない? なんか結構サクソンとかいたり」

▼HAYATA「ああ」

▼YO-HEY「まあ、そうか。小峠篤司やな。おい、小峠篤司…いや、小峠篤司先輩。おいらが18の頃、大阪で出会って。いや、ごめん。19だった。ウソついたわ。その時、大阪で出会ってな、すごいカッコよかったよ。大阪プロレスのイケイケな兄ちゃん、すごいカッコよかった。そんで、大阪プロレスからこのプロレスリング・ノアに来て、先陣を切って道を作り上げてきた男や、小峠篤司。そのおかげがありまして、今こうして我々HAYATAとYO-HEY、金髪夫婦が小峠篤司のおかげで誕生したと言っても過言じゃありません。本当にその節はどうもありがとうございました。なので、この愛を今度の大阪大会であなたにすべてぶつけますので。御覚悟のほど、どうぞ何卒よろしくお願いします。なあ? (HAYATAが頷くと)キルスイッチ、ええ技やな。唯一や。唯一、小峠篤司、お前のキルスイッチ、メッチャええ技やな。俺がもらうわ」


【試合後の小峠&大原】

▼小峠「クソ! チクショー、何が昔の俺だ? コノヤロー。何も言い訳しない。何も言い訳しない。もうこれ以上下がることはないよ。俺はもうずっとずっと苦しいところ歩いて、ここまでTEAM NOAHのみんなと一緒に戻してこれたんや。大原にもずっと言ってもらってた。自己肯定感」

▼大原「うん」

▼小峠「俺はもう上しか見ない。本番負けたわけじゃねえ。本番負けたわけじゃねえ! おい、大阪。絶対にやってやる。あいつのドロップキック、痛みを俺は覚えたから。もう大丈夫や。あんなドロップキック、絶対にキックアウトしてみせる」

▼大原「そうだよ。小峠、そうなんだ。聞いてくれ。あのトーマス・エジソンでさえ、白熱電球の開発には1万回の失敗があったと言われてるんだよ。つまり今日負けたことは勝つための糧でしかないんだよ。いいか、今日この負けたことが勝利への糧だ。つながっている道なんだ。だから諦めず大阪いこう」

▼小峠「絶対獲るよ」

▼大原「いこう」

▼小峠「サンキュー(2人で握手)」